どうも、Soranekoです。
初めてKOORUIのS2721XOというゲーミングモニターに出会ったのは、仕事の合間に気分転換として新しいモニターを探していたときでした。
27インチの大きさ、WQHDの解像度、そして有機ELパネルを搭載しているという点がまず目に留まりました。
ゲーミングモニターと言えばリフレッシュレートや応答速度が注目されがちですが、このモデルは240Hzの高リフレッシュレートと0.03msという驚くほどの速さを備えていて、まさにゲームのために作られたような存在感を放っていました。
私は普段から仕事で写真や映像を扱うことも多く、また趣味で長時間ゲームや映画を楽しむこともありますので、モニター選びには常に「目への優しさ」と「映像の美しさ」を重視しています。
その中で、ブルーライト軽減やHDR400への対応、そして99%DCI-P3の広い色域と10Bitの色表現力を持つこの一台には、正直なところかなり強く惹かれました。
最初に箱から取り出したとき、外観は非常にシンプルで無駄のないデザインでした。
ブラックを基調とした落ち着きある佇まいは、派手さを求めない大人の空間にも自然に溶け込みます。
台座はしっかりと安定感があり、角度調整のしやすさにも好印象を抱きました。
設置して電源を入れた瞬間、画面に映し出された深い黒の沈み込みと、鮮烈な発色のコントラストに思わず息を呑みました。
有機ELならではの漆黒が背景を引き締め、その上で映し出される映像がまるで生きているように目に飛び込んでくるのです。
最初に表示させたのはお気に入りの風景写真でしたが、空の青や草木の緑、夕日の赤がこれほどまでに鮮やかに映るとは思っていなかったので、その場でしばらく見入ってしまいました。
そして次に試したのがゲーム。
240Hzのリフレッシュレートを実際に体感してみると、従来のモニターでは味わえなかった滑らかさがそこにありました。
キャラクターの動き、カメラの視点移動、光の瞬き、その全てが一体となって映像の流れを作り出し、まるで現実に近い感覚を与えてくれるのです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
KOORUI 27インチ WQHD 有機EL ゲーミングモニター S2721XO
KOORUI 27インチ WQHD 有機EL ゲーミングモニター S2721XO
レビュー良かった点
まず何よりも強く感じたのは、有機ELパネルによる黒の再現力の素晴らしさです。
暗いシーンでの沈み込みが従来の液晶モニターとはまったく違い、ただ暗いのではなく「光が存在しない」という自然な黒として表現されるため、映画やゲームの没入感が圧倒的に高まりました。
例えば夜の街を舞台にしたゲームでは、街灯の光が雨に濡れたアスファルトに反射してきらめく様子が本当にリアルで、モニターの向こうに空気の湿り気まで漂っているように感じました。
また240Hzのリフレッシュレートと0.03msの応答速度が組み合わさることで、アクションゲームやFPSをプレイする際のレスポンスが非常に快適です。
マウスを動かす手と画面の動きが遅延なく一致し、敵を捉える一瞬の精度が上がったように思えました。
映像が途切れることなく連続して流れることで、緊張感のある場面でも集中力が途切れず、心地よい没入感を維持できます。
さらに色の表現力に関しても、99%DCI-P3の広色域と10Bit表示によって非常に豊かな階調が楽しめます。
例えば映画の中で夕焼けが広がるシーンでは、オレンジから紫、そして群青色へと変わる微妙な色の移ろいがとても自然で、目で追いながら思わずため息が出るほどでした。
HDR400に対応している点も大きな魅力で、暗い場面と明るい場面が同時に映るときのコントラストが非常に豊かに表現されます。
白飛びや黒つぶれが起きにくく、映像に奥行きと立体感が増すため、作品そのものに引き込まれていくような感覚を覚えました。
ブルーライト軽減機能についてもとてもありがたいポイントです。
私はつい長時間作業や鑑賞をしてしまうのですが、目の疲れが従来よりも和らいだように感じました。
鮮やかで明るい色彩を保ちながら、目に優しい配慮がされていることは、毎日使うものとして大きな安心感につながります。
音は搭載スピーカーこそありませんが、外部スピーカーやヘッドホンを組み合わせれば十分に対応可能であり、映像の美しさを最大限に活かす使い方ができると感じました。
仕事で写真を扱った際にも、細部まで正確に色を確認できるので非常に助かりました。
色味に敏感な作業にも十分対応できる性能を持っていると実感し、単なるゲーミングモニターに留まらず幅広い用途で使える汎用性の高さを強く評価しています。
レビュー気になった点
とはいえ、いくつか気になる部分もありました。
まず一つは有機EL特有の焼き付きのリスクです。
実際に短期間で目に見えるような問題が起きたわけではありませんが、デスクトップ作業や同じUIを長時間表示させることがあるため、どうしても頭の片隅で心配になります。
メーカー側でも対策はされているのでしょうが、ユーザーが安心して長く使うためには、さらにわかりやすい説明や設定ガイドがあると良いのではないかと感じました。
また明るさの面では、HDR400対応とはいえ屋外の光が差し込む明るい部屋では少し映像が見えにくいことがありました。
普段は十分な明るさがありますが、日差しの強い昼間などにはもう少しピーク輝度が高いとより安心できると思います。
さらにスタンドの可動域についてもやや制限を感じました。
高さ調整ができないため、長時間の作業やゲームで姿勢を変えたいときにモニターの位置が微妙に合わず、結局モニター台を追加することになりました。
せっかくの高性能なパネルなので、ユーザーがより自由に快適なポジションで楽しめるよう、スタンドの調整幅を広げてほしいと感じました。
入力端子についてはHDMI2.1とDisplayPortが用意されているのは大変ありがたいのですが、USB-Cポートがないのは少し惜しいところです。
仕事でノートパソコンやタブレットをつなぐ機会も多いため、ケーブル一本で映像も電源も供給できるUSB-C対応があれば、さらに多くの人にとって理想的な選択肢になったのではないかと思います。
冷却面についてはファンの音などは感じませんでしたが、有機ELの特性上発熱が気になる場面もありました。
長時間高輝度で使用した際にパネルの一部が温かくなるのを触れてわかる程度に感じたため、夏場など室温が高い環境での連続使用では注意が必要かもしれません。
これも致命的ではありませんが、やはり長時間使用するモニターだからこそ、少しでも不安要素を減らして安心して使いたい気持ちが強くなります。
まとめ
総合的に振り返ると、KOORUI S2721XOは非常に満足度の高いモニターでした。
有機ELによる深い黒と鮮やかな色彩、240Hzの滑らかさ、0.03msという圧倒的な応答速度、そしてHDR400の豊かな光の表現力。
そのすべてが合わさることで、映像をただ「見る」だけでなく「体感する」ものへと変えてくれる存在でした。
映画もゲームも、そして日常の作業さえも、このモニターを通すことで特別な時間へと変わるように思えました。
気になる点としては焼き付きのリスクやスタンドの調整範囲、USB-C非対応などがありますが、それらは使い方次第で補える部分でもあり、致命的な欠点ではありませんでした。
それ以上に得られる魅力が大きく、使えば使うほど「これを選んで良かった」と思わせてくれる力があります。
特にゲームをプレイする方には強くおすすめできますし、映像作品を心から楽しみたい方やクリエイティブな作業をされる方にも十分応えてくれる一台だと感じました。
私自身、このモニターと過ごす時間が増えるたびに、もう以前のモニターには戻れないと実感しています。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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KOORUI 27インチ WQHD 有機EL ゲーミングモニター S2721XO
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。