どうも、Soranekoです。
新しいモニターを探す時間というのは、不思議と心が弾むひとときでした。
日常の仕事も趣味のゲームも映像鑑賞も、すべてがひとつの画面を通して体験される以上、そこに投資する意味はとても大きいと感じていたのです。
これまで長らく使ってきたモニターはフルHDの一般的なモデルで、特別大きな不満があったわけではないのですが、映像の美しさや動きの滑らかさに関してはそろそろ次の段階へ進みたいという気持ちが強まっていました。
そんな中で出会ったのがINNOCNのGA27V1Mという27インチのMiniLED 4Kモニターでした。
真っ白な筐体の写真を見た瞬間にまず心を惹かれたのは、シンプルでありながらも清潔感があふれるデザインでした。
最近は黒やシルバーが多い中で、白色のモニターというのは部屋の雰囲気をぐっと柔らかくしてくれる印象があり、机の上に置いたときの未来的な爽やかさを思わず想像してしまったのです。
仕様を読み込んでいくうちに、単なる見た目の美しさ以上の魅力が次々に目に飛び込んできました。
4K解像度でありながら最大160Hzというリフレッシュレートに対応し、さらにフルHDに切り替えれば320Hzという驚くほどの滑らかさが得られるというのは、普段から動きの速いアクションゲームを楽しむ自分にとって強烈に心を動かされる要素でした。
しかも応答速度は0.5msという数値が掲げられており、画面の切り替わりに対して遅延をほとんど感じない環境が手に入るかもしれないという期待感が膨らみました。
さらにバックライトにはMiniLED、パネルには量子ドットが採用されていてHDR1000に対応していると知ったときには、映画の暗いシーンや自然風景の鮮やかな色合いがどれほど生々しく映し出されるのかを想像して心が高鳴りました。
これまで黒つぶれや白飛びに悩まされることも多かっただけに、その部分が改善されるのではないかと感じただけでも購入への気持ちは一気に傾いていきました。
また、入力端子も充実していてHDMI2.1が2系統、DP1.4が2系統、さらにUSB-Cは90W給電に対応しているとのこと。
普段ノートPCを持ち歩くことが多い身としては、ケーブル一本で映像出力も充電も済んでしまうというのは大きな利便性であり、外出先から戻って机に座った瞬間すぐに作業を始められるイメージが鮮明に浮かんできました。
そして何より、無輝点保証がついているという点が心を落ち着けてくれました。
これまで液晶モニターを購入する際に小さなドット抜けに遭遇してしまったことがあり、そのわずかな点が視線の端に入るだけで妙に気になってしまった苦い記憶があったからです。
保証があるという安心感は、購入を決意する上で非常に大きな支えになりました。
こうして数々の要素が重なり、気がつけば「このモニターなら自分の生活を確実に豊かにしてくれるはずだ」と心の中で確信に近い感覚を覚えていました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
INNOCN MiniLED 4K 27インチ モニター GA27V1M
INNOCN MiniLED 4K 27インチ モニター GA27V1M
レビュー良かった点
実際に手元に届いて箱を開けた瞬間、その第一印象は想像を超えていました。
白い筐体は光を柔らかく反射し、部屋の中に新しい風が吹き込んだような清潔感をもたらしてくれます。
組み立てて机の上に置いたときには、画面の大きさは27インチでありながらもフレームが細いために実際よりも広がりを感じさせ、モニターの前に座るだけで胸が高鳴るような感覚を覚えました。
最初に電源を入れたときの映像の鮮明さはまるで窓の外をそのまま切り取ったかのようで、デスクトップの背景に設定していた高解像度の写真がこれほどまでに色鮮やかに見えたのは初めての体験でした。
量子ドットによる発色は想像以上に豊かで、青空のグラデーションや緑の草原の深みがこれまでのモニターとはまったく違う層を持って迫ってきます。
特にHDRをオンにして映画を再生したときの没入感は格別で、暗い洞窟の奥に灯るわずかな明かりや、夜景にきらめく街灯の光が眩しくも繊細に映し出され、ただ座って見ているだけで物語に引き込まれてしまうほどでした。
ゲームをプレイしたときの体験も忘れられません。
4K解像度で160Hzというリフレッシュレートは、これまで体験してきたフルHDの144Hzを超える滑らかさを確かに感じさせました。
キャラクターの動き一つひとつが柔らかく流れ、視点を素早く切り替えたときの背景の移り変わりもブレがほとんどなく、頭で理解する前に体が自然と反応できるような快適さを与えてくれます。
さらにフルHDに切り替えて320Hzでプレイしたときには、動きの激しいシーンでも画面がまったく置いていかれることなく、まるで目の前の空間そのものがゲームの舞台に変わったような錯覚を覚えるほどでした。
応答速度0.5msという数値は数値だけを見ればピンとこない部分もあるのですが、実際に操作してみるとボタンを押した感覚と画面の変化が驚くほどシンクロしており、遅延を意識することがまったくなくなります。
これによってゲームの勝敗に直結する瞬間の操作でも安心して自分の反応を信じられるようになりました。
さらに日常の作業においてもこのモニターは快適さを与えてくれます。
4Kの広い解像度は複数のウィンドウを並べて作業するときに真価を発揮し、文章を書きながら参考資料を横に広げ、その横にチャットを開くといったマルチタスクが自然にできるようになりました。
文字の輪郭が非常に滑らかで小さな文字もつぶれることがなく、長時間の作業でも目が疲れにくいのは非光沢処理のおかげも大きいと感じました。
USB-C一本でノートPCと接続しながら90Wの給電が可能という点も実際に使ってみると非常に便利で、外出から帰ってきてケーブルを差し込むだけで充電も映像も音声もすべて完結してしまうのは想像以上に日々のストレスを減らしてくれます。
高さ調整やピボット機能も自然に使う機会が多く、資料を縦長に表示したいときには画面を回転させてスマートに確認できるのは本当に助かりました。
さらに、無輝点保証付きという安心感は日々の使用において常に心を軽くしてくれます。
画面を隅々まで眺めても気になる点が一つもなく、映像そのものに没頭できる環境は想像以上に贅沢で、購入して本当に良かったと実感する瞬間が何度も訪れました。
レビュー気になった点
もちろん完璧に思えるこのモニターにも、実際に使ってみるといくつか気になる部分はありました。
まず最初に感じたのは、MiniLEDならではの光のにじみの問題です。
暗い画面の中に明るい文字やアイコンが表示されると、その周囲にわずかに光がにじむように感じられることがありました。
特に映画やゲームで暗闇の中に白いテキストが出るシーンでは周囲がほんのり明るく浮かび上がるため、気になる人には気になるかもしれません。
ただしこれはMiniLED特有のハロー現象と呼ばれるもので、映像全体の迫力や明るさの恩恵を考えれば許容範囲だとも思えます。
もう一点は、リフレッシュレートの切り替えに関してです。
フルHDで320Hzというのは非常に魅力的なのですが、切り替えるたびにOSやゲーム側で設定を見直さなければならないことがあり、ワンタッチでスムーズに行えるわけではありませんでした。
普段は4Kで楽しみたいけれど、競技性の高いゲームだけはFHDにして高リフレッシュレートで遊びたいという自分の使い方では、もう少し簡単にモード変更できたら良かったのにと思う場面が何度かありました。
また、発色の鮮やかさは大きな魅力ですが、デフォルトの設定ではやや派手に感じることもあり、写真編集やデザイン作業をするときには色味を落ち着かせるために自分で調整する必要がありました。
ところがその設定が入力を切り替えるとリセットされてしまうことがあり、もう一度同じ調整を繰り返さなければならないという小さな手間が発生しました。
これは頻繁に接続先を変える人にとっては少々煩わしく感じられる点かもしれません。
そしてもうひとつ気になったのは、60Hzでの表示時の遅延です。
普段は高リフレッシュレートで使用するので気にならないのですが、外部機器によっては60Hzでしか出力できないことがあり、そのときにはわずかに遅延を感じる場面がありました。
動画視聴程度であれば問題ないのですが、インタラクティブな操作を伴う作業だと少しストレスに感じる可能性がありました。
さらにメニュー操作に関しても、物理ボタンの位置がやや分かりにくく、直感的に操作できないときがありました。
OSDを呼び出して輝度や色温度を調整しようとするたびに少し迷ってしまい、もう少しわかりやすい操作体系であれば良かったのにと思います。
内蔵スピーカーについても同様で、簡単な音声を流すには十分なのですが、映画や音楽を本格的に楽しむには力不足を感じました。
結局は外部スピーカーやヘッドホンを併用することになり、内蔵スピーカーは補助的な存在にとどまっています。
また、USB-C接続に関しては便利ではあるものの、Macとの相性には一部制限があり、リフレッシュレートやHDRがうまく機能しないケースもありました。
自分の環境では大きな問題にはならなかったのですが、特定の環境で使う人にとっては事前に確認が必要だと感じました。
総じて、これらの気になる点はいずれも致命的な欠点ではなく工夫すれば回避できるものが多いのですが、理想を言えば改善されればさらに完璧に近づくのにと感じる部分ではありました。
まとめ
INNOCNのGA27V1Mは、購入を検討していたときに抱いた期待を大きく超えてくれるモニターでした。
27インチという程よいサイズ感の中に、4K解像度の緻密さと160Hzの滑らかさ、さらにフルHDでの320Hzという驚異的な描写性能を兼ね備えており、ゲームや映像鑑賞だけでなく日常の作業においても確実に快適さを向上させてくれます。
MiniLEDと量子ドットによる鮮やかで奥行きのある色彩表現は、一度目にすると他のモニターには戻れないほどの説得力があり、HDR1000対応の明暗表現は映画や写真をまったく新しい世界へと導いてくれるようでした。
使っていく中で光のにじみや設定リセット、60Hz時の遅延など気になる点もありましたが、それらは全体的な魅力を損なうほどのものではなく、むしろ日常の中で工夫して付き合っていける範囲だと感じます。
白い筐体の爽やかな存在感は部屋全体を明るく演出してくれ、VESA対応や高さ調整、ピボット機能によってあらゆるシーンに柔軟に適応してくれるのも大きな安心感でした。
USB-C一本で接続と給電を同時にこなせる便利さや、無輝点保証による安心感も相まって、長く付き合っていけるパートナーとして信頼できる一台だと強く感じています。
これまで画面を通して感じていた制約が次々と解き放たれていくような体験は、まさに「買って良かった」と心から思える瞬間の連続でした。
これからもこのモニターと共に、仕事の効率を高めたり、大好きなゲームの世界に没入したり、美しい映像に心を委ねたりしながら、豊かな時間を重ねていけるだろうと確信しています。
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INNOCN MiniLED 4K 27インチ モニター GA27V1M
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。