どうも、Soranekoです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。最初にMelGeek MADE84 Pro Elementの限定カラー版を知ったのは、深夜に何気なく眺めていた海外のガジェット紹介ページでした。
普段から新しいキーボードには関心を寄せているものの、どちらかというとデザインやカラーの印象よりも性能や打鍵感に重点を置いて探すのが常でした。
それでも、このモデルの写真を見た瞬間、柔らかな色彩と光の透け感に心を惹かれ、気づけば詳細を調べずにはいられなくなっていたのです。
特に目を奪われたのが「限定カラー」という響きでした。
ガジェットというとどこか無機質な印象を抱きがちですが、このモデルは単なる入力機器というよりも自分の机の上にアートを飾るような存在に見えました。
加えて「Rapid Trigger 0.01mm対応」「8000Hzポーリング」といった文字を目にした瞬間、性能面でも大きな可能性を秘めていることを確信しました。
普段の作業もゲームも、細かな入力精度に左右されることは多く、ほんのわずかな遅延や遊びが気になって集中力を削がれることがあります。
もしこのキーボードがその悩みを解決してくれるのなら、見た目の魅力と相まって理想に近づけるのではないか。
そう思うと、購入ボタンを押すことにためらいはありませんでした。
届いた箱を開けると、丁寧に収められた本体が姿を現しました。
外装の手触りは想像以上にしっかりとしていながら、光を受ける角度によって柔らかく表情を変える限定カラーの仕上げが印象的で、手に取った瞬間から特別感を感じさせてくれました。
キーキャップの質感も滑らかで、ABS素材ながら指先に引っかかるような安っぽさはなく、指を置いたときに自然と吸い付くような安心感がありました。
机に据え置くと、そのサイズ感は84キーという構成ならではの絶妙なコンパクトさを備えていて、狭さを感じさせないまま余計なスペースを占有しないバランスが心地よいものでした。
設置した瞬間から「ここから何か新しい時間が始まる」という予感を抱かせてくれる、そんな導入体験だったのです。
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MelGeek MADE84 Pro Element 限定版 キーボード
MelGeek MADE84 Pro Element 限定版 キーボード
レビュー良かった点
実際に電源を入れて初めてキーを叩いた瞬間、その応答速度の速さに心が大きく揺さぶられました。
8000Hzというポーリングレートがもたらす反応性は、数値として目にしていたときには正直そこまでの違いを想像できていませんでした。
しかしキーを軽く触れた途端、ほんのわずかな動きが即座に画面へと反映され、普段慣れ親しんでいる入力機器との差を体感として理解することができました。
とりわけ驚かされたのはラピッドトリガーの挙動です。
0.01mmというわずかな動きを感知してくれるため、押し込むというよりも触れるだけで反応が返ってくる感覚があり、指先の動作と画面の動きが完全にシンクロするような快感がありました。
ゲームをしているときには一瞬の差が勝敗を分けることが少なくありません。
特にシューティングやアクションで繊細な操作を要求される場面では、これまで「わずかに間に合わなかった」と感じる瞬間が確かに存在していましたが、このキーボードを使うとそうした遅れが消え、思考と行動がほぼ一体化しているように感じられました。
また、Snap TapやDKSといったユニークな入力機能は、最初はどう活かせばよいか戸惑ったものの、慣れるにつれて新しい操作体系として手に馴染んでいきました。
キーを短く軽く叩くだけで複数のアクションを切り替えることができるのは、長時間の作業やゲームでの効率を確実に引き上げてくれます。
仕事でのタイピングにおいても、アクチュエーションポイントを細かく調整できる点はとても便利でした。
深く押し込む必要がなくなり、軽快な入力を続けても疲れがたまりにくいのです。
さらにキーごとに感度を変えられるので、ゲーム用のキーは浅く、文章作成に使うキーはやや深めに設定するといった柔軟さが得られ、用途に合わせた最適な環境を整えることができました。
打鍵音についても心地よい響きがあります。
磁気スイッチ特有の軽やかさに加えて、筐体内部の剛性がしっかりしているためか、不快な響きや安っぽいカチャつきは感じられず、夜の静かな部屋でも心地よく響く程度の控えめな音に収まっていました。
そしてRGBの光は想像以上に美しく、ただのイルミネーションではなく空間の雰囲気そのものを変えてくれるような柔らかさがあります。
限定カラーの外装に反射する光がグラデーションのように変化していく様子は、まるで小さなランプシェードを机の上に置いたようで、作業中の気分を穏やかに整えてくれるのです。
デザイン面の工夫も目を引きました。
取り外し可能なサイドパネルやランプシェード構造は、単なる装飾以上の役割を果たし、日によって雰囲気を変えたいときや気分をリフレッシュしたいときに役立ちます。
機能性と美しさを両立させるこの工夫は、他の多くのゲーミングキーボードには見られない特長だと感じました。
総じて、使っている時間そのものが喜びとなる、まさに「良い道具に触れている」と実感させてくれるものでした。
レビュー気になった点
一方で、実際に使い込む中で気になる部分もいくつか見えてきました。
まず真っ先に感じたのは、このキーボードの性能をフルに発揮するには相応の学習や調整が必要になるという点です。
例えばRapid Triggerやアクチュエーションの細かな調整は、確かに自由度が高いのですが、慣れないうちはどの設定が自分に合っているのかを見極めるのに時間がかかりました。
最初は浅すぎる設定にしてしまい、意図せぬ入力が増えてかえって使いづらく感じたこともあります。
繊細に反応する分だけ誤操作のリスクも高まり、軽く触れただけでキー入力が成立してしまうため、従来のキーボードに慣れている方には調整期間が必須だと感じました。
また、限定カラーの外装は確かに美しいのですが、光沢のある仕上げは指紋や手の油分がやや目立ちやすく、頻繁に拭き取らないとせっかくのデザインが曇って見えてしまうのが惜しい点でした。
さらにキーキャップについても、ABS素材ゆえに長期間使用すると少しずつ光沢が出てきそうな気配があり、耐久性という観点ではPBT素材を好む人にはやや不安が残るかもしれません。
そしてもうひとつ感じたのは重量です。
およそ950グラムという数値は持ち運びに向かないほどではないものの、コンパクトなサイズ感にしてはずっしりと感じられました。
机に据え置く用途なら安定感があって頼もしいのですが、外に持ち出して使いたいという用途にはあまり適していないように思えます。
ソフトウェアによるカスタマイズも豊富ではありますが、インターフェースがやや直感的とは言い難く、細かな設定を調整する際には少し戸惑う場面がありました。
慣れてしまえば問題はないものの、初めて触れる人にとってはわかりにくさを感じる可能性があります。
さらに気になるのは価格帯です。
限定カラーという特別仕様も相まって一般的なゲーミングキーボードよりは高めに設定されており、純粋に入力装置として見ればコストパフォーマンスを疑問視する声もあるかもしれません。
ただ私自身としては、この価格にはデザイン性や所有する喜びも含まれていると感じているため、大きな不満とはなりませんでしたが、それでも購入に迷う人がいるのは理解できます。
最後に、RGBライティングについても全体的には非常に美しいのですが、明るさを最大にすると若干強すぎる印象があり、暗い部屋で使うと光の主張が強く目に疲れを感じることがありました。
柔らかな光が特徴なだけに、デフォルトで少し控えめなモードを用意してくれていればより使いやすかったのではと感じました。
このように細部に気になる部分はあるものの、全体としては大きな不満に繋がるものではなく、むしろ自分のスタイルに合わせて調整する楽しみとして受け止めることができました。
まとめ
MelGeek MADE84 Pro Elementの限定カラー版をしばらく使い続けてみて、最終的に抱いたのは「これは単なる道具ではなく、自分の作業や遊びの時間を支えるパートナーだ」という実感でした。
性能面では、8000Hzポーリングや0.01mmラピッドトリガーといったスペックが実際の体感に直結し、これまでのキーボードでは得られなかったほどの即応性をもたらしてくれました。
触れるだけで反応するような入力感覚は、自分の中のリズムを邪魔せずむしろ増幅させてくれるようで、タイピングもゲームも心地よい没入感を得られました。
デザインにおいても、限定カラーとRGBライティングの調和は、机に座るたびに気持ちを高めてくれる存在となり、仕事の合間にふと視線を落としただけでも気分が整う瞬間がありました。
もちろん細かな調整や慣れを要する部分、外装や素材に伴う配慮は必要ですが、それらを補って余りある魅力があると感じます。
価格についても、確かに高価な部類に入りますが、得られる体験や所有欲を考えれば納得できる価値があると考えます。
誰にでも薦められる普遍的なキーボードではないかもしれません。
しかし、入力における正確さや速さを重視し、さらに机上を美しく整えることに喜びを見出す人にとっては、間違いなく特別な一台となるはずです。
私自身、日々の作業や趣味の時間をこのキーボードとともに過ごす中で、自分にとっての理想の環境が少しずつ形になっていく喜びを味わっています。
MelGeek MADE84 Pro Element限定版は、その一歩を踏み出すきっかけを与えてくれる存在でした。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。