どうも、Soranekoです。
BenQ ZOWIE XL2540X+を選んだ理由は、ひとことで言えば「映像の速さに安心したかった」からでした。
普段から動きの多い映像を見ることが多く、遅延や残像が気になることがありました。
そんなときに目に留まったのが、280Hzという数字でした。
正直なところ最初は「そこまで必要だろうか」と思っていたのですが、実際に使い始めるとその滑らかさの違いにすぐ気づきました。
映像が途切れない、というよりも、動きの流れそのものが滑らかに続いていくようで、スクリーンの中に空気の流れを感じるほどでした。
24.1インチというサイズも程よく、視界全体に広がる映像を目で追うときに、無理なく全体を捉えられる感覚がありました。
これまで使っていたモニターでは、速い動きの中で目が追いつかずに疲れてしまうことがありましたが、このモニターではそうした負担が少なく、視線の移動に自然さがありました。
Black eQualizerという機能は、暗いシーンでもディテールを失わず、微妙な陰影がくっきりと浮かび上がります。
夜の街の風景や、影の中に潜む細かな質感までしっかり見えるようになり、画面の中の深みが増したようでした。
また、Color Vibranceの調整で色味をわずかに変えるだけで、映像の印象が変わるのも楽しい体験でした。
派手すぎず、自然な鮮やかさが保たれるのが印象的です。
スピーカーがないという点も、最初は不便かと思いましたが、実際には静かな環境の中でヘッドフォンを通して音を聴くことで、より集中できる時間が生まれました。
全体として、ただ「高性能なモニター」という以上に、映像に向き合う時間を穏やかに支えてくれる存在だと感じました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
BenQ ZOWIE XL 2540X+ 24.1インチ フルHD ゲーミングモニター
BenQ ZOWIE XL 2540X+ 24.1インチ フルHD ゲーミングモニター
レビュー良かった点
BenQ ZOWIE XL2540X+の良さは、一言では語りきれないほど細やかなところに宿っていました。
まず280Hzのリフレッシュレートは、数字だけでは伝わらない滑らかさを体感させてくれます。
マウスを動かした瞬間に、画面全体が連動してついてくるような感覚があり、映像の遅れやブレがまったく気になりません。
特に速い動きの中でも映像の輪郭が崩れないため、目の負担が軽く、長時間の使用でも疲れを感じにくいところが印象的でした。
TNパネルというと色味が淡くなるイメージがありましたが、このモデルはColor Vibranceの調整機能のおかげで、自分の好みに合わせて発色を細かく整えられます。
少し暖かみを持たせたいとき、コントラストを強めたいときなど、わずかな変化を反映してくれるのが心地よいです。
Black eQualizerも非常に実用的で、暗いシーンでの視認性を上げつつ、白飛びしないようなバランスが取れています。
明暗の境がなめらかに表現されるので、画面の奥行きが自然に感じられるようでした。
暗部の視認性を重視する方は、詳細な仕様を一度確認してみると参考になります。
→BenQ ZOWIE XL 2540X+ 24.1インチ フルHD ゲーミングモニター
スタンドの調整幅も広く、自分の姿勢に合わせて高さや角度を簡単に変えられます。
ティルトやスウィーベルの動きもスムーズで、動かしたときの安定感がありました。
特に高さ調整をしたときの抵抗感がちょうどよく、手のひらで支えながら上下に動かすだけで、しっかり固定されるのが安心でした。
外観についても、派手さはありませんが、マットなダークグレーが落ち着きのある印象を与え、どんな空間にも自然に馴染みます。
デスク上の照明を反射しにくい質感も気に入りました。
さらにS Switchでモードを切り替えると、シーンに応じた設定をすぐに呼び出せるので、作業用・動画鑑賞用・ゲーム用など使い分けがしやすいです。
全体として、視界・操作性・デザインのすべてに「使う人の集中を邪魔しない工夫」が感じられました。
静かに、しかし確かに映像に寄り添うような存在感があり、使用している時間そのものが穏やかに流れるように感じました。
レビュー気になった点
BenQ ZOWIE XL2540X+には全体的な完成度の高さがある一方で、いくつか気になる点もありました。
まず、TNパネル特有の色再現の狭さです。
正面から見ている分には問題ありませんが、少し角度を変えると色味がわずかに変化することがあります。
映像制作や写真編集のように、正確な色表現を求める用途では、もう少し柔らかい表現をできるパネルであってもよいかもしれません。
また、スピーカー非搭載であることも、場合によっては不便に感じる場面がありました。
普段からヘッドフォンを使う場合には問題ありませんが、ちょっとした動画を音付きで流したいときなどは、外部スピーカーを用意する手間が生じます。
音量の確認をすぐにしたいときにモニターから直接出せないのは、少し惜しいところです。
さらに、DisplayPort接続でなければ280Hzを活かせないという点も注意が必要です。
HDMI接続では240Hzまでとなるため、ケーブルやPCの設定をきちんと確認する必要があります。
最初の接続時には設定の手間がかかり、慣れていない人には少し戸惑うかもしれません。
また、24.1インチというサイズは非常にバランスが良いのですが、もう少し広い作業領域を求める人には物足りなく感じるかもしれません。
フルHD解像度も標準的ではありますが、映像制作や複数ウィンドウを並べて作業する際には、もう少し解像度が高いモデルを選びたくなる場面もあります。
ただ、こうした点はいずれも「用途を明確にすれば解決できる範囲」のものであり、全体としての品質や操作性を損なうような大きな欠点ではありません。
むしろ、自分の環境に合わせて最適化していく過程も、このモニターの楽しみ方の一部だと感じました。
まとめ
BenQ ZOWIE XL2540X+は、速さや反応性だけを追い求めた製品ではなく、「見ること」に対する丁寧な配慮が感じられるモニターでした。
280Hzという数字の裏にあるのは、映像が滑らかに続くことへのこだわりであり、その中で目の疲れを抑え、集中を持続させるための工夫が随所にあります。
TNパネルのシャープさと、Black eQualizer・Color Vibranceによる柔らかい補正の組み合わせが心地よく、視界が明瞭でありながら穏やかに整っていく感覚がありました。
スタンドの使い勝手やデザインの落ち着きも、長く付き合う道具として信頼できるポイントです。
スピーカーがない点や、接続設定に少し慣れが必要な部分はありますが、それらを補って余りある安定感と映像の質を持っています。
使用を重ねるうちに、日々の映像体験を静かに支える道具としての魅力が増していくように感じました。
画面を見るたびに、空気のように自然な滑らかさがあることが心を落ち着かせ、作業や映像鑑賞の時間をより豊かにしてくれます。
BenQ ZOWIE XL2540X+に出会えてよかったと思える瞬間が、日常の中に確かにありました。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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BenQ ZOWIE XL 2540X+ 24.1インチ フルHD ゲーミングモニター
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。