どうも、Soranekoです。
私が Elgato Wave Mic Arm を机に設置したのは、自宅での配信や録音作業をもっと気軽に、そして快適にしたいと思ったのがきっかけだった。
以前は固定スタンドや単純なマイクアームを使っていて、マイクの位置調整が面倒だったり、ケーブルがごちゃついたり、机のレイアウトが窮屈になったりしていた。
そんな中でこのマイクアームを手に取ってみると、まず「思ったよりしっかりした造り」に安心感を覚えた。
金属と強固な構造で、アームそのものにガタつきやぐらつきがほとんどない。
水平約780 mm、垂直約750 mmという可動域の広さが、画面の前にあってもモニターやキーボードを邪魔せず、かつマイクを自然に口元に近づけられる余地を与えてくれる。
最初のセッティングは、デスクの端にクランプで固定し、マイクをボールヘッドに取り付けて、毎回「机の上にマイクを置く/立てる」といった手間は不要になった。
USBマイクでもXLRマイクでも、1/4インチ、3/8インチ、5/8インチのマウントに対応するアダプターが付属していて、私が愛用するコンデンサーマイクも問題なく取り付けられた。
さらに、ケーブルチャンネルがアーム内に統合されていて、ケーブルを隠せるのが地味にありがたい。
以前はマイクのケーブルがデスク上や足元を這っていて見苦しかったが、それがすっきり収まり、見た目も整理される。
実際に使い始めてからは、「あ、もう少しマイクをこっちに寄せたい」「今度は高さを少し下げたい」といったその場での微調整がとてもスムーズになった。
アームを支えるベースが360°回転し、ボールヘッドで角度調整が自在なので、角度や向きの細かい追い込みがしやすい。
しかも、一度調整した位置はしっかりキープされるので、「録音中にマイクがずれる/ぐらつく」といった不安もまずない。
こうして、配信や録音時に「マイクの設置でいちいち気を取られない」安心感が得られたことで、自分の声や話す内容に集中できるようになった。
机の上もすっきり、マイクの存在が邪魔にならない。
マイクアームに“安定性”と“可動性”と“整理整頓”を任せることで、作業の効率と気持ちの余裕の両方が変わったと感じる。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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Elgato Wave マイクアーム
レビュー良かった点
Elgato Wave Mic Arm の良さは、多方面に渡るが、特に「安定性」「可動域の広さ」「ケーブル管理」「汎用性」「仕上がりの高級感」の五つが、私にとって大きなメリットだった。
まず第一に「安定性」。
金属フレームと堅牢な構造のおかげで、マイクを取り付けてもぐらつきが非常に少ない。
レコーディングや配信中に不意にアームが動く心配がほとんどなく、話しながらマイクを触っても不安感はない。
以前使っていた軽量なスタンドや簡易アームでは、少し力を加えただけで位置がずれたり、机の振動でガタついたりしていたが、このアームではそうした挙動はほぼ皆無だった。
安定しているので、マイクの入力レベルや音質に安定感が生まれ、毎回同じポジション/音量で録音できる安心感は思っていた以上に大きい。
次に「可動域の広さ」。
水平リーチ約780 mm、垂直リーチ約750 mmを持つこのアームは、モニター越しでも余裕でマイクを口元に持ってこられる。
私のデスクはモニターを複数並べた環境だが、マイクを邪魔にならない位置に設置しつつ、必要に応じて口元に近づけられる。
その可動範囲の広さが、録音/配信スタイルの自由度を大きく高めてくれた。
また、ベース部分が360°回転し、ボールヘッドで角度微調整ができるので、縦横だけでなく斜め・高さなど細かな調整も可能。
これにより、「話す姿勢」「マイクとの距離」「モニターとの位置関係」を自在にコントロールできるようになり、快適な作業姿勢を維持しやすい。
さらに「ケーブル管理」がきれいにできる点も大きなプラス。
アーム本体にケーブルチャンネルが統合されており、マイクのUSBケーブルやXLRケーブルを内蔵させておける。
以前はケーブルが机上や床を這い回っていて、見た目もごちゃごちゃ、取り回しも面倒だったが、ケーブルが目立たず、机まわりが整理されることで、作業効率だけでなく気持ちの上でもすっきりする。
特に、複数機材を置いているデスク環境では、ケーブルごちゃつきがストレスになりやすいので、この整頓性は非常に価値が高い。
汎用性の高さも魅力。
1/4インチ、3/8インチ、5/8インチのマウントに対応するアダプターが付属しており、一般的なUSBマイクもXLRマイクも問題なくセットできる。
実際に使っているマイク(中型コンデンサーマイク)もそのまま取り付けられ、別途アダプターや専用スタンドを買い足す必要がなかった。
これにより、マイクの買い替えや複数マイクの使い分けにも対応しやすく、長く使える汎用スタンドとして安心感がある。
最後に「仕上がりの高級感」。
金属部分の質感、黒い仕上げ、無駄のないフォルムが、机の上を引き締めてくれる。
高価なオーディオ機器と並べても違和感がなく、見た目からして“プロ仕様”という印象だ。
これは単に機能的な満足感だけでなく、心理的な満足感 — 自分の作業環境が「ちゃんとしたスタジオに近づいた」という高揚感にもつながる。
こうしたビジュアルと質感の高さは、配信や録音のモチベーション維持にも役立つ。
以上のように、Elgato Wave Mic Arm は「安定性 + 可動域の広さ + ケーブル整理 + 汎用性 + 高級感」という要素をバランスよく備えており、私の配信/録音環境において“あると便利”どころか“あるべき標準”になった。
レビュー気になった点
ただ、完璧というわけではなく、使ってみて「もう少しこうだったらいいな」と思う部分もあった。
それらは主に「重量制限」「クランプ固定の制約」「スペースと設置の自由度」「アームの質感・音の伝わり」「シリーズの選択肢の混在」に関するものだ。
まず「重量制限」。
メーカーが示す対応マイク重量は 250〜1,000g とされており、この範囲であれば安定性も問題ない。
だが、私が使っていたやや重めの大型コンデンサーマイク(付属ショックマウント込みで1.2kg前後)を取り付けたとき、アームの張力をカウンターウェイトでギリギリ調整したにもかかわらず、少し下がる傾向があった。
もちろん声を拾うだけなら大きなズレはなかったが、「微調整 → 固定 → 長時間キープ」という用途では、やや不安が残る。
このため、「軽量〜中型マイクを安定させるには最適だが、重めのマイクでは使いづらさがある可能性がある」という点は理解しておいたほうが良い。
次に「クランプ固定の制約」。
このアームはデスククランプ式で、天板の厚みや形状によっては取り付けが難しい。
私のデスクは普通の厚さだったため問題なかったが、天板が厚い、端ぎりぎりに設置したい、あるいは形状が特殊な机では「固定できないかも」という懸念がある。
また、クランプ部は最大開口幅約 60mm まで対応するが、それ以上の厚さや形状には対応しない。
加えて、クランプ固定なので「机から持ち上げる」「立てる」などのポータブル性はほぼ皆無で、「自宅固定用」と割り切る必要がある。
「スペースと設置の自由度」についても、可動域は広いが、机周りのスペース・モニターの配置・他機材との兼ね合い次第でベストなポジションを見つけるのが少し手間だった。
特に、モニター2〜3台を横に並べていたり、スピーカーやキーボードを広く使いたいときなどは、「マイクをどこに置くか」「ケーブルの取り回しはどうするか」「マイクが他の機材に干渉しないか」を考えながら調整する必要があり、それが煩わしいこともあった。
また、アームを広げすぎるとデスク端からはみ出すこともあり、安全性への配慮が必要だと感じた。
さらに「アームの質感・音の伝わり」。
金属製で高強度なのは良いが、その剛性ゆえか、マイクに対する振動の伝わりやすさを少し感じた。
特にキーボードを叩く、机を手で叩くといったちょっとした振動が、マイクアームを通じてマイクに伝わることがあった。
防振マウントやデスクマットである程度軽減できるが、本当に静かな環境で録音したい場合は、アームを伝う振動のケアを考える必要がある。
また、この製品は同社の他モデル(たとえば ”ロープロファイル” な Elgato Wave Mic Arm Pro やさらに新しい Elgato のマイクアームシリーズなど)との混在がある点も、少し悩ましい。
どのモデルを選ぶかで、可動域・構造・使い勝手が変わるため、「最適なモデルを選ぶ」判断が必要になる。
私自身、もし最初から重めのマイクを使っていたら、Pro や別モデルを検討していたかもしれない。
つまり、Wave Mic Arm は多くの人にとってバランスの良い選択肢だが、すべての環境/用途に万能、というわけではない。
最後に、「長時間使用時の疲労」。
細かくマイクを動かすのは便利だが、最終的な位置決め後も、アームやマイクが頭や顔の近くにあるため、長時間話し続けると微妙に気になることがあった。
特に頭の動きが大きい場合、マイクと顔の距離が微妙に変わるので、録音中にこまめに調整してしまいがちで、それが少し面倒だった。
まとめ
Elgato Wave Mic Arm は、私の配信/録音環境をぐっと快適にしてくれた “使えるマイクアーム” だと思う。
まず、金属構造の堅牢さと安定性は、マイクを机の上に置く/立てるという従来のスタンドに比べて一段上の安心感をくれる。
水平約780 mm、垂直約750 mmという広い可動域と、360°回転+ボールヘッドによる角度調整の柔軟性は、モニター配置や作業スペースに左右されずマイク位置を自在に決める自由を与えてくれる。
私自身、モニター越しでもマイクを自然に口元へ持ってこられたことで、声の収録や配信時の安定した音声入力が実現した。
ケーブルチャンネルによるケーブルの見た目の整理、机まわりのスッキリ感、そして質感の高いメタル仕上げによる「プロ機材」としての存在感。
これらは機能面だけでなく、使うたびに満足感を与えてくれた。
また、1/4/3/8/5/8インチのマウント対応や、軽量〜中型マイクへの対応といった汎用性の高さも、買い替えや使用マイクの変更にも柔軟に対応できる安心材料だった。
一方で、最大 1,000g までの耐荷重制限や、クランプ式固定によるデスク天板の制約、デスクまわりのスペース確保の必要性、振動伝導の懸念など、使い勝手における制約も一定数ある。
特に、重めのマイクを使いたい人、天板が厚かったり形が特殊だったりするデスクを使っている人、ケーブル取り回しが難しいレイアウトをしている人は、購入前に自分の環境をよく確認したほうがいい。
それでもなお、このマイクアームは「マイク設置」という毎回面倒になりがちな作業を劇的に簡単にしてくれる。
特に自宅で配信や録音を行う人にとって、マイクの取り付け・設置・調整の手間が減ることは、結果としてクリエイティブな作業に集中する時間、ひいては質の高い録音/配信を生むことにつながる。
私にとって、Wave Mic Arm は「買って間違いなし」の選択肢だった。
もし次にマイクを買い替えるか、別の部屋で録音環境を整えるなら、またこのアームを持ってきたい。
必要十分な可動域と安定性、そして見た目の整頓感。
これだけでも、私のデスクに“余白”と“落ち着き”をもたらしてくれる。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。