どうも、Soranekoです。
GEEKOM XT13 Pro を使い始めてまず感じたのは、見た目の小ささから受ける印象と、実際の使用感のギャップの大きさだった。
机の片隅にそっと置けるサイズなのに、手に取ると内部にぎっしり詰まった密度を感じさせ、電源を入れるとすぐに反応する立ち上がりの速さが印象的だった。
Windows 11 Pro が最初から入っているため設定も迷わず進み、初回起動の時点で動作が軽く、使い始めの段階で過不足のない仕上がりになっていると感じられた。
普段の作業として、複数タブのブラウジングや文書作成、画像の整理、ウェブ会議などを並行して行うことが多いが、このモデルはそうした日常の切り替えの多い使い方でも動作が鈍らず、軽快なまま作業が続けられるところが好印象だった。
i9-13900H の持つ余裕のある処理能力と、32GB メモリの組み合わせが常に安定感を保っているため、負荷がかかる場面でも慌ただしさを感じにくい。
SSD の読み書きも速く、データが多くても開くまでの待ち時間が少ないため、作業のテンポが乱れない。
映像や音声の編集のような少し重めの操作を試したときも、内部が過度に熱を持つような感覚は少なく、内部の冷却がしっかり働いているのを感じた。
もちろん本格的な映像制作を長時間続けると負荷は高まるが、ミニPCという枠の中では十分に踏ん張ってくれる印象がある。
さらに、Wi-Fi 6E や 2.5GbE LAN を使った通信では途切れや遅延が出にくく、クラウドサービスやオンライン会議が安定し、用途を選ばないところも扱いやすい。
小さな筐体の中に必要なものが素直にまとめられていて、使い始めから迷いの少ない快適さが続くため、このサイズのPCに抱きがちな不安を払拭してくれる仕上がりになっていると感じた。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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GEEKOM XT13 Pro ミニPC
レビュー良かった点
GEEKOM XT13 Pro を数日置きにさまざまな用途で使い続ける中で、まず強く感じた良さは、処理の速さが常に安定している点だった。
第13世代 i9 の性能に加え、32GB メモリと 2TB SSD の組み合わせは、複数の作業を同時にこなす場面でも迷いのない動きを維持してくれる。
ブラウザのタブを多く開いたまま動画を再生し、さらに画像編集ソフトを立ち上げても動作が重くなりにくく、内部の負荷が軽く感じられるところが扱いやすい。
実際に触っていると、内部で処理が詰まらず、細かい作業の切り替えが滑らかに続くため、作業の流れが途切れない。
それに加えて、SSD の読み書きの速さも日常での軽快感に大きく寄与しており、ファイルサイズが大きくても扱いやすい。
動作音についても、負荷がかかる場面でファンがしっかり動くものの、不快な音になりにくく、普段使いでは気になる場面が少なかった。
小型PCでは冷却性能が弱点になることが多いが、このモデルはその点が丁寧に調整されており、音と温度のバランスがよく取れている印象がある。
また、ポートの豊富さも日常的に助けになる部分で、USB4 ポートを中心に周辺機器との接続がスムーズに行えるため、外付けストレージやモバイルディスプレイとの相性も良い。
HDMI を2つ備えていることで、仕事で資料を見ながら別画面で作業する際にも迷いがなく、4画面出力まで対応する拡張性は環境の変化が多い人ほど重宝するはずだ。
無線についても Wi-Fi 6E の安定性が高く、大きなデータを扱うクラウド作業でも予想以上に遅延が少なかった。
加えて、筐体の質感も手に取ったときにほどよい重量感があり、軽すぎて不安になるような印象がない。
設置するときも安定していて、机の上で動いてしまうことがなく、使用中も静かに佇んでいる。
OS が Windows 11 Pro である点も実用面で大きな利点で、リモートデスクトップや権限管理など、幅広い用途に対応しやすく、仕事と私用のどちらにも融通が利く。
小さな筐体ほど外部の要素に左右されやすいが、このモデルは内部構造と機能の組み合わせがうまくまとまっていて、日常作業の大半を任せられる安定した存在として扱いやすい。
こうした細かい積み重ねが、長く使っていても快適さが持続する理由になっていると感じた。
レビュー気になった点
GEEKOM XT13 Pro を使っていて大きな不満に感じる部分は少なかったものの、いくつかの点では「もう少し調整されていたらより快適だった」と思う場面があった。
まず、i9-13900H というCPUの性質上、負荷が高い作業を長く続けると内部温度が上がり、ファンの動作がしっかり主張してくることがある。
日常の作業では気にならないものの、動画編集や大きなデータを扱う処理を続けると、一時的に発熱が目立つ瞬間があり、小型筐体ゆえの熱処理の難しさがわずかに感じられた。
また、内蔵 GPU の Iris Xe は日常用途なら十分だが、3Dグラフィックが含まれる用途では性能に限界があるため、ゲームや重い3Dレンダリングなどを考えている場合は、期待値の調整が必要になる。
そこまでの用途を持たないなら問題ないが、CPU性能の高さとのギャップが少しだけ気になる場面があった。
さらに、USBポートやSDカードスロットは充実しているものの、ポートの配置によっては周辺機器の形状によって干渉が起きることがあり、環境によっては延長ケーブルやハブを使うなどの工夫が求められる場面もあった。
小型PCでは避けにくい点ではあるが、接続するデバイスの数が多い人ほど調整が必要になると思う。
ストレージについては、2TB という容量は多くの用途で十分だが、内部構造の関係で増設時に作業スペースが限られ、慣れない人には少し慎重さが必要な作業になる可能性がある。
また、最大の注意点として、外観が共通する製品が複数存在するため、販売ページによってCPU型番や構成内容が異なるケースがあり、購入時に型番表記の違いに気づきにくい点がある。
i9-13900H と i9-13900HK の違いに気づかず購入する人も出そうで、この点に関してはもう少し明確にされていると安心して選べる印象があった。
通信面では Wi-Fi 6E の安定性は高いものの、環境によっては切り替え感度が敏感に感じられる瞬間があり、特に複数のアクセスポイントが混在する場所では挙動が変わりやすいように感じた。
使い勝手全体としては十分満足できるが、細かな部分に目を向けると、小型PCであることによる制約や、モデルごとの表記差などが気になる場面がいくつかあった。
まとめ
GEEKOM XT13 Pro を日常に置いて使い続けてみると、小型PCという印象に反して扱いやすさが長く続く点が特徴として感じられた。
作業の切り替えが多い日でも動作が乱れず、文章作成から画像の整理、オンライン会議まで幅広くこなしてくれるため、机に広くスペースを確保したい人ほど魅力を感じやすい仕上がりになっている。
内部がしっかり冷えているときの静かさや、SSD の読み書きの速さからくるテンポの良さも扱いやすく、必要な作業がすぐに形になる感覚が続く。
USB4 などのポートによって周辺機器との組み合わせがしやすく、ネットワーク環境も柔軟に整えられるため、小さな筐体ながら自由度の高い環境を作りやすいところも魅力のひとつだった。
気になる部分としては、負荷の高い作業での発熱や、GPU 性能の限界などがあるものの、日常用途ではほとんど意識しなくて良い範囲に収まっており、使い方を選べば不都合にはなりにくい。
全体としては、コンパクトさと機能性が無理なく両立しており、日々の作業スペースを広く保ちながらも処理性能を手放したくない人にとって、自然に手元に置いておきたいと思えるバランスの良い一台になっていると感じた。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。