どうも、Soranekoです。
デスク周りを一新しようと決めた春先のある日、長年使ってきたPCケースのくたびれた様子にふと気づき、新しいケースを探す旅が始まりました。
シンプルすぎず、でも派手すぎず、できれば少し個性のある色合いを取り入れたケースがいいなと、いくつかの候補を見ていた中で、ひときわ目を引いたのがFractal DesignのPop Air RGBというシリーズの中でも、鮮やかなオレンジのアクセントが施されたこのモデルでした。
写真ではすでに美しいと思っていましたが、実際に届いたパッケージを開けた瞬間、その洗練されたデザインと温かみのある色合いに、胸が少し高鳴るような感覚を覚えたのを今でも覚えています。
触れてみると外装の金属部分は滑らかで、角の仕上げも丁寧。
正面のメッシュパネル越しに見えるファンがどんな風に光るのか、組み立てる前から想像が膨らんで仕方ありませんでした。
それまでは白や黒ばかりを選んできた私にとって、このオレンジは少しだけ勇気のいる選択だったのですが、完成した姿を見たときには「これにして良かった」と自然と笑みがこぼれていました。
作業机に置いたときの存在感も絶妙で、空間がぱっと華やいだように感じられたのです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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Fractal Design Pop Air RGB Orange Core TG Clear Tint ミドルタワーケース

Fractal Design Pop Air RGB Orange Core TG Clear Tint ミドルタワーケース
レビュー良かった点
最初に感動したのは、その組み立てやすさでした。
サイドパネルは工具不要で簡単に外すことができ、ネジもキャプティブタイプで取り外しても紛失する心配がありませんでした。
内部構造はとても整理されていて、ケーブルマネジメントのための裏配線スペースもしっかり確保されており、結束バンドを使う位置も自然と決まるような導線が用意されていました。
電源やマザーボード、ストレージの配置もとても直感的で、配線中に迷うことが一切なかったのは本当にありがたかったです。
オレンジの内装が組み立て中も常に視界に入ってきて、自然と楽しい気持ちにさせてくれるのも印象的でした。
次に印象的だったのは、冷却性能の高さでした。
正面に取り付けられた3基のRGBファンは、ただ光るだけではなく、吸気効率も高くて、ケース全体に気持ちよく空気が流れていくのを実感できました。
ファンの音も非常に静かで、負荷がかかっていても耳障りなノイズがほとんどなく、リビングや寝室に置いても気にならないレベルです。
内部のエアフロー設計も見事で、グラフィックボードやM.2 SSDが発する熱をしっかりと排出してくれているのが温度の変化からも感じ取れました。
また、前面のハニカムメッシュは見た目にも美しく、吸気効率を高めつつホコリが中に入りにくいという実用性の高さも両立していました。
見た目に関しては、やはりこのオレンジの差し色が何よりも私のお気に入りです。
あたたかみがありながらも、けばけばしさは一切なく、品のある色味で、どんな部屋にも違和感なく溶け込んでくれました。
RGBの光との相性も抜群で、青や緑などの寒色と組み合わせても浮かず、時間帯や気分に合わせて雰囲気を変えられるのがとても楽しかったです。
テンパードグラスのサイドパネルは中の構成を美しく見せてくれて、内側の配線をしっかりまとめてあると、その分だけ美しさも増します。
これまで中身は見せるものではないと思っていた私にとって、それを誇らしく感じさせてくれるこのガラスパネルは、ちょっとした意識の変化をもたらしてくれたように思います。
そして、5.25インチベイがしっかり残されていることも、意外と嬉しいポイントでした。
光学ドライブやファンコントローラー、あるいはちょっとしたフロントパネルデバイスを使いたい時にも対応できる柔軟性があるというのは、ありそうでなかなか見つからない魅力だと感じました。
レビュー気になった点
全体としてとても満足しているのですが、あえて気になった点を挙げるとすれば、まずUSBポートの構成が少し控えめに感じられたことです。
フロント上部にはUSB 3.0が2つあるものの、最近のデバイスで使用頻度が高くなっているUSB-Cポートが標準では備わっておらず、それを利用するには別売りのアップグレードキットが必要になるという点には少し残念さを覚えました。
特に私のようにスマートフォンや外付けSSDなどでUSB-Cをよく使う方には、この点はやや不便に映るかもしれません。
また、付属しているRGBファンが電圧制御方式であるため、細かい回転数調整や静音性を極めたいというこだわり派の方には、少し物足りなく感じられる可能性もあります。
実際、私も最初はその光と静かさに感動したものの、温度による回転数制御の滑らかさにややクセを感じる瞬間がありました。
それともうひとつ、小さなことではありますが、電源カバーのスペースがややコンパクトで、奥行きのある電源ユニットや硬めのケーブルを使うと、配線の逃げ道がやや限られてくる印象がありました。
私は比較的短めの電源ユニットを使用したので問題にはなりませんでしたが、少し余裕を持って選ぶ方が安心かもしれません。
そして、ケースそのものの剛性は十分あるのですが、持ち運び時に上部のメッシュ部分がややしなりを感じるような柔らかさがあり、頻繁に動かすような用途では慎重に扱いたいところだと思いました。
最後に、これは完全に好みの問題になりますが、オレンジの色味がやや鮮やかに感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
写真では落ち着いて見えても、実際に照明の下で見ると意外と鮮やかに主張してくる場面があり、その点はインテリア全体のバランスを考慮して選ぶことが大切だと思いました。
まとめ
全体を通してFractal Design Pop Air RGBのオレンジモデルは、私にとって大切な「居場所づくり」を助けてくれた存在でした。
ケース一つでここまで気分が変わるのかと、自作PCの奥深さを改めて実感させてくれた製品だったと思います。
組み立てのしやすさや冷却性能、美しいガラスパネルといった技術的な魅力に加えて、毎日目にするたびに心が少しだけ華やぐような色彩の温かみが、何よりの贈り物のように感じられました。
確かに、USB-Cの標準搭載がない点やファンの細かい仕様には改善の余地もありますが、それを補って余りある満足感がこのケースにはあります。
自作PCに初めて挑戦する方にも、久しぶりにPC環境を整えたい方にも、安心しておすすめできる一台です。
これからもこのケースと共に、静かで快適な時間を積み重ねていけることが楽しみでなりません。
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Fractal Design Pop Air RGB Orange Core TG Clear Tint ミドルタワーケース
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。