どうも、Soranekoです。
写真や動画編集の仕事をしていると、作業そのものよりも「操作の繰り返し」に疲れてしまうことがあります。
ツールを切り替えて、スライダーを動かして、また同じショートカットを押して…。
気づけば肩がこわばり、マウスのクリック音ばかりが耳に残る日々。
そんなある日、SNSで見かけた「Loupedeck Creative Tool(CT)」の動画が目に止まりました。
画面の前で、まるでDJのようにダイヤルを回しながら色補正や音量調整をしている映像。
それがとても軽やかで、「これが編集作業?」と思うほど楽しそうだったんです。
最初は正直、半信半疑でした。
「こんなガジェットを導入しても、どうせ慣れるまで面倒なんだろう」と。
でも、レビューを読んでいくうちに「これはツールというより“作業の感覚を変える体験”だ」と感じ、思い切って購入を決めました。
届いた箱を開けた瞬間、まず心を掴まれたのがそのデザイン。
無駄のないアルミボディに、柔らかく光るボタン。
触れるとひんやりとして、でも指先にしっくり馴染む。
起動すると中央のタッチスクリーンが静かに光り、まるで「ようこそ」と言ってくれているようでした。
最初のセットアップは確かに少し時間がかかりました。
専用ソフトでプロファイルを設定し、PhotoshopやPremiere、Lightroomとの連携を整える。
けれど、一度使い始めてしまえばその苦労はあっという間に報われます。
例えば、露出を上げる操作。
これまでマウスでスライダーをドラッグしていたのが、今ではダイヤルをひとひねりするだけ。
直感的で、しかも精密。
まるで自分の手がアプリケーションの中に入り込んだような感覚になります。
タッチスクリーンに配置したショートカットを押すたび、操作のストレスがひとつずつ消えていく。
作業が進むたびに、「もっと早く出会いたかったな」と自然に思うようになりました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
Loupedeck Creative Tool (CT) タッチスクリーン ホイール付き
Loupedeck Creative Tool (CT) タッチスクリーン ホイール付き
レビュー良かった点
Loupedeck CTの最大の魅力は、何と言っても「操作の楽しさ」です。
これは単に“効率化”ではなく、“感覚的な自由さ”に直結しています。
たとえば、Lightroomで露出やコントラストを調整する時、マウスだと微調整に神経を使いますよね。
でもCTのダイヤルなら、指先でほんの少し力を抜くだけで完璧にコントロールできる。
しかも回すたびに小気味よいクリック感があり、作業がリズミカルになるんです。
この感覚は、まるでアナログのミキサーを触っているよう。
機械的な操作ではなく、“音を整える感覚で映像を仕上げる”という心地よさがあります。
また、プロファイルの切り替えが本当にスマート。
Photoshopでレタッチしていても、Premiereに切り替えた瞬間にCTのボタン表示が自動的に変わる。
何か特別な操作をする必要がないので、まるで道具が自分の思考を先読みしてくれているような感覚になります。
デザイン面でも非常に洗練されています。
黒を基調とした筐体は落ち着いていて、どんなデスクにも馴染みますし、RGBライトの明るさも控えめで夜の作業でも目に優しい。
物理ボタンの押し心地はしっかりしていて、誤入力がほとんどない点も安心です。
音楽制作にも活用してみましたが、これがまた快適。
Ableton Liveとの連携では、フェーダー操作やループ再生などをすぐに呼び出せて、ミキシングが直感的になります。
キーボードショートカットに縛られないことで、創作の流れが途切れなくなるんです。
触っていると、どんどん自分の作業スタイルを再発見できるのもCTの面白いところ。
自分専用のボタン配置を作っていくうちに、自然と「こういう順番で作業するのが自分には合っている」と気づかされます。
つまり、ツールを通して“自分の作業リズム”を見つめ直せるんです。
堅牢な作りも安心感を与えてくれます。
金属フレームは剛性が高く、どっしりと安定。
机の上で滑ることもなく、長時間の操作でも疲れにくい。
USB-C接続も安定していて、遅延を感じたことはほとんどありません。
そして何より、Loupedeck CTは「作業が楽しくなるツール」です。
数時間の編集でも集中が途切れず、完成までの時間が短く感じるようになりました。
効率化だけでなく、精神的な快適さまで提供してくれる――それがこの製品の真価だと思います。
レビュー気になった点
もちろん完璧な製品というわけではありません。
まず感じたのは、初期設定の難しさです。
アプリごとにボタン配置を考える必要があり、慣れないうちは少し戸惑いました。
特に自作プロファイルを作る際には、どの操作をどこに割り当てるか迷ってしまい、気づけば数時間が経っていたこともあります。
ソフトウェアのインターフェースも最初は直感的とは言い難く、「設定すること自体に時間がかかる」という点は、導入ハードルを上げていると感じました。
また、ファームウェア更新の際に再起動や認識エラーが発生したことがあり、もう少し安定して動作してほしいと思う場面もありました。
操作面では、タッチスクリーンが思っていたより小さく、指先の大きい人にはやや押しづらいかもしれません。
アイコンを押し間違えることが何度かあり、特に細かい設定をする際には注意が必要です。
物理ボタンの配置も慣れるまで少し時間がかかります。
作業に夢中になっていると、意図せず隣のボタンを押してしまうこともありました。
もう少しスペースに余裕があると理想的ですね。
また、価格面もやはり気になるポイントです。
4万円台後半という価格は、プロ用途を考えれば妥当かもしれませんが、趣味レベルで導入するにはやや勇気がいります。
機能が豊富なぶん、すべてを使いこなせる人は限られる印象もあります。
さらに、ソフトウェアによっては対応度に差があります。
LightroomやPremiereなどの主要ツールではスムーズに動作しますが、一部のアプリではカスタム割り当てが思うように反映されないこともありました。
マクロ登録時に動作が不安定になるケースもあり、今後のアップデートで改善を期待したい部分です。
加えて、Bluetooth機能が将来的に対応予定とされながらも、現時点では利用できないのは少し残念。
無線で使えたら、デスク上の自由度がもっと増すのにと感じました。
総じて、「高度にカスタマイズできる」ことがそのまま「学習コストの高さ」に直結している印象です。
ただ、それを乗り越えれば自分専用の理想環境が構築できるのも事実。
だからこそ、万人向けというより「自分の作業スタイルを徹底的に磨きたい人向けのツール」だと思います。
まとめ
Loupedeck CTを使い始めてから、編集作業に対する感覚が大きく変わりました。
それまでは“仕事”としてこなしていた作業が、“演奏するような楽しみ”に変わったんです。
指先の動きと画面の反応が直結し、作業が流れるようにつながる。
自分の創作をサポートしてくれる“楽器”のような存在。
それがこのデバイスの魅力です。
確かに、初期設定は少し大変でした。
でも、その過程を通じて「自分がどんな順序で作業しているか」「どの操作が一番多いのか」を客観的に見つめ直すことができたのも収穫でした。
使い込むほどに、Loupedeck CTは“自分仕様”に育っていく。
今日もタッチスクリーンを軽く叩いて、ダイヤルを回し、ホイールをひねる。
その一連の動作が、まるで呼吸のように自然に体に馴染んでいく感覚があります。
見た目の美しさも相まって、デスクに置いてあるだけで少し誇らしい気持ちになる。
価格は決して安くありませんが、毎日使うツールとして考えれば、十分に投資する価値があると思いました。
特に、作業効率と創作意欲の両方を高めたい人には、本当におすすめできる存在です。
Loupedeck CTは、“作業時間を短縮するための機械”ではなく、“クリエイティブの流れを支える相棒”。
静かな夜にこのダイヤルを回す瞬間、私はいつも「この感覚を手に入れてよかった」と思うのです。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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Loupedeck Creative Tool (CT) タッチスクリーン ホイール付き
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。