どうも、Soranekoです。
音楽や声を録るという行為は、私にとって昔からとても特別な時間でした。
学生の頃から細々と歌を録音したり、友人たちとギターを持ち寄って簡単なセッションを録って楽しんだりしてきましたが、大人になり落ち着いた日常を過ごす中で、もう一度自分の声や楽器の音を丁寧に残したいと思うようになっていました。
ただ、以前は機材をそろえるのが大変で、特にオーディオインターフェイスという存在が複雑に感じられ、なかなか手を出せずにいたのです。
そんな時に出会ったのがFIFINEのUSBオーディオインターフェイス Amplitank SC1でした。
Amazonで見つけた瞬間、そのシンプルで洗練されたデザインと「2入力2出力」「XLRマイク接続」「48Vファンタム電源搭載」という言葉に心が惹かれました。
自分が求めていた「歌とギターを同時に録れる」「配信にも使える」「しかもUSBで簡単に接続できる」という条件をすべて満たしてくれるように思えたのです。
初めて手に取った時の印象は、金属的な質感がしっかりしていて、ずっしりとした安心感があるというものでした。
大げさに装飾された機材ではなく、落ち着いた存在感があって、机の上に置くだけで「ここから音を紡いでいくんだ」という気持ちを自然と引き出してくれるような空気をまとっていました。
最初にパソコンへUSBでつないだ時のスムーズさも好印象で、ドライバを探したり設定で迷ったりすることもなく、すぐに認識してくれたのです。
あの瞬間、まるで新しい扉がひらかれたような高揚感を覚えました。
そしてマイクとギターを接続し、手元のゲインノブをゆっくり回したときの感触がとても滑らかで、音に命を吹き込んでいくような感覚が指先から伝わってきました。
これまでの録音はどこか遠くに自分の声や音が置かれているように感じることもありましたが、この機材に出会った瞬間から「音をもっと近く、もっと自然に残せる」という予感が湧いてきて、胸が静かに高鳴っていきました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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FIFINE USBオーディオインターフェイス Amplitank SC1

FIFINE USBオーディオインターフェイス Amplitank SC1
レビュー良かった点
実際にFIFINE USBオーディオインターフェイス Amplitank SC1を使ってみると、最初に驚かされたのは音の鮮明さでした。
XLRマイクを接続して歌を録ったとき、息の流れや舌の動き、唇の開閉といったごく繊細なニュアンスまでしっかりと拾い上げてくれるのです。
特に静かな部分から強く声を張る瞬間への移り変わりが自然で、ボリュームを上げても割れたり濁ったりせず、透明感をそのまま保ってくれるのが心地よく感じられました。
ギターをつないでコードを鳴らしたときには、弦をはじく「シャラリ」という音からボディに響く低音の「どんっ」という感触まで、空気の振動がそのまま録音されているかのようなリアルさがありました。
耳元で聴いているような臨場感が再現されるので、自分の演奏を客観的に聴き返すときに「もっとこう弾こう」と改善点が見えてくるのも嬉しい体験でした。
さらに、モニタリング機能の快適さも印象的でした。
ヘッドフォンを挿すと自分の声や演奏をリアルタイムで聴けるのですが、遅延がほとんどなく、自然に呼吸のリズムを合わせることができるのです。
まるで耳と声が一体になったような感覚で、歌っていても違和感がなく、思わず夢中で声を重ねていきたくなりました。
ゲイン調節ノブの操作感も非常に良く、細やかに音量を整えられるので、ちょっとしたニュアンスを大切にできる点は大きな魅力でした。
何よりも48Vファンタム電源の安心感が素晴らしく、コンデンサーマイクをつないでも安定した電力供給でクリアに録音できました。
以前は電源の安定性に不安があったのですが、この機材ではその心配がまったくなく、安心して演奏や歌に集中できました。
実際に動画を撮影したときには、声と楽器のバランスが非常に良く仕上がり、友人に聴かせたら「まるでスタジオで録ったみたい」と驚かれたほどでした。
まさに家庭での録音や配信において必要な要素をすべて満たしてくれる存在だと感じました。
レビュー気になった点
もちろん、Amplitank SC1にも気になる部分が全くないわけではありませんでした。
まず感じたのは、ノブやボタンの配置がシンプルである一方、最初のうちはどの操作がどこまで効くのかを把握するのに少し時間がかかったということです。
慣れてしまえば直感的に扱えるのですが、初めて触れる方にとっては、もう少し視覚的にわかりやすい目盛りや色分けがあれば安心できるのではないかと感じました。
また、2入力2出力という仕様は非常に便利なのですが、欲を言えばもうひとつ入力が欲しい場面もありました。
例えば友人と一緒に歌を録りたいときや、ギターとキーボードを同時に使いたいときには、どちらかを切り替えなければならず、拡張性という意味では限界があるように思いました。
さらに、本体サイズはコンパクトでありがたいのですが、その分ケーブルをいくつも差し込むと机の上が少し窮屈に感じられることもありました。
配信環境を整えたい方にとっては、周辺機器とのレイアウトを工夫する必要が出てくるかもしれません。
加えて、USB接続による安定性は概ね満足なのですが、まれにパソコン側で認識が遅れることがあり、その際には接続をし直す必要がありました。
頻繁に起こることではないのですが、大切な収録の前には一度確認しておく方が安心できるでしょう。
音質自体に不満はほとんどありませんが、モニタリング音量がもう少し細かく調整できればさらに快適になるのではないかと感じました。
音の解像度が高いだけに、自分の声や演奏のわずかな違和感も強調されやすく、場合によっては気になりやすいという点もありました。
これはある意味で成長の糧になる部分ではありますが、リラックスして楽しみたいときには調整幅の柔らかさがもう少し欲しいとも思いました。
まとめ
FIFINE USBオーディオインターフェイス Amplitank SC1は、私にとって音楽や声をもう一度丁寧に扱いたいという気持ちを形にしてくれる存在になりました。
シンプルで扱いやすいのに、録れる音はまるでスタジオで整えたようにクリアで、息づかいや弦の響きまで繊細に残してくれます。
マイクと楽器を同時につなげる便利さ、ファンタム電源の安心感、そして直感的に使えるノブの操作性は、配信や録音を身近で楽しいものにしてくれました。
もちろん、拡張性や細かな調整の幅については欲を言いたくなる部分もありますが、それを補って余りある満足感が得られる製品でした。
特に自宅で音楽を楽しむ方や、動画作成やポッドキャストを始めたい方にとって、この機材は心強い相棒になるのではないかと思います。
私自身、これからも歌や演奏を録るたびに、この小さなインターフェイスが支えてくれると思うととても心が弾みます。
機材に不安を抱えずに、自分の表現に集中できることほど嬉しいことはありません。
Amplitank SC1は、その安心感と喜びを静かに、しかし確実に与えてくれる一台だと感じました。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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FIFINE USBオーディオインターフェイス Amplitank SC1
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。