どうも、Soranekoです。
配信を始めてから数年、いくつものマイクを試してきました。
どれも「そこそこ良い音」で満足していたはずなのに、ふとした瞬間、録音を聴き返すとどうしても“平坦な声”に聞こえてしまう。
低音の深みも中域の温もりも足りなくて、自分の声がまるで背景に埋もれてしまうようなもどかしさがありました。
そんな折、SNSでひときわ話題になっていたのがSteelSeries Alias Pro。
単一指向性のXLRマイクで、しかも専用ミキサーが付属していると聞いて、「これは自分にはまだ早いかも」と思いながらも気になって仕方がなかったんです。
何度も製品写真を見ては、あの硬質なボディと繊細なグリルの造形に見とれていました。
ある日、配信仲間が実際にAlias Proを導入して、その音を聴かせてくれたんです。
その瞬間、画面越しなのにわかる“質の違い”に驚きました。
声の立ち上がりがまるで違う。
音が前に出てきて、息づかいまで自然に届く。
そんなリアルさに惹かれ、ついに購入を決意しました。
届いた箱を開けると、まず驚いたのがミキサーの存在感。
金属的な質感と、指先に吸いつくようなダイヤルの滑らかさ。
マイク本体も無駄のないデザインで、まさに“プロの道具”という印象でした。
初めて電源を入れたとき、淡い光がふんわりと灯り、静かに息づくように輝くその姿に心を奪われました。
接続も思いのほか簡単で、専用ソフト「Sonar」を立ち上げると、AIノイズキャンセリングの設定まで数分で完了。
初録音の時、自分の声がまるでスタジオで録ったように艶やかで、感動してしまいました。
「これだ」と思えた瞬間でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
SteelSeries Alias Pro ストリーマー用 XLRマイク オーディオ ソフトウェア
SteelSeries Alias Pro ストリーマー用 XLRマイク オーディオ ソフトウェア
レビュー良かった点
まず何より感動したのは、その音の立体感です。
Alias Proはコンデンサー型らしい繊細な拾い方をしつつも、不要な空気感を自然に整理してくれるんです。
自分の声が前にスッと出て、少しの囁きやブレスさえ心地よく伝わる。
その透明感は、これまでのUSBマイクでは体験できなかったものでした。
特にカーディオイド(単一指向性)の特性がしっかりと効いていて、後ろのキーボード音やエアコンのノイズがほとんど入らない。
これがAIノイズキャンセリングの力も合わさって、まるで自分だけの“静かな録音室”ができたような感覚になります。
深夜の配信でも、小さな声で話しても安心できるのが嬉しいポイントでした。
また、付属のストリームミキサーが本当に便利。
ダイヤル一つで音量調整やミュートができ、配信中に手探りで操作しても誤操作が少ないんです。
光のエフェクトもさりげなく、視覚的なフィードバックがとても分かりやすい。
USBポートが2つあるので、デュアルPC配信環境でもそのまま接続できるのもありがたかったです。
さらに驚いたのが、マイクの質感と重心の安定感。
マイクアームに取り付けてもグラつかず、設置後もピタッと止まる。
ショックマウントも標準で付属しているため、机を少し叩いても「ドンッ」という振動音が入りにくいんです。
これが地味にありがたくて、打鍵音が気になる人には最高の安心感。
Sonarソフトウェアの設定画面も直感的で、EQやノイズ除去、リバーブなどをスライダー感覚で扱えるのが素晴らしいです。
自分の声質に合わせて細かく調整できるので、「今日は落ち着いたトーンで」「今日はクリア重視で」などと使い分けも簡単。
自分の声が“作品”のように扱える感覚にワクワクしました。
そして何より、このマイクは使っていて気持ちが上がるんです。
配信前に電源を入れるときのライトの呼吸のような点灯、ミキサーを手にしたときの確かな手応え、声を出したときの反応。
それらすべてが、単なる録音機材を超えて、創作意欲を刺激してくれる。
まるで「さあ、始めよう」と背中を押してくれるような道具なんです。
レビュー気になった点
高い完成度を誇るAlias Proですが、使い込むうちにいくつか「もう少しこうだったら」という部分も感じました。
まず一つ目は、ミキサーの操作感。
ダイヤル自体の回し心地は滑らかで良いのですが、押し込みボタンの感触がやや柔らかく、クリック感が浅いんです。
配信中に素早くミュートしたいとき、押したかどうかが感触だけではわかりにくいことがありました。
視覚的なランプで確認できるとはいえ、もう少し物理的な反応があれば安心かなと感じます。
二つ目は、Sonarソフトウェアの設定項目が非常に多く、初心者には少しとっつきにくい点。
EQやAIノイズ除去、モニターミックスなどが細かく設定できる反面、初期画面ではどこから手をつけていいかわからないと感じる人も多いかもしれません。
私も最初の数時間は、設定を変えるたびに音が変わりすぎて戸惑いました。
ただ、一度理解してしまえば非常に柔軟で、慣れるほど面白くなるのも確かです。
三つ目は、XLR接続という構造上、USBマイクに比べて初期導入のハードルが少し高いこと。
ファントム電源やケーブル配線の理解が必要なので、「とりあえず差してすぐ使いたい」という人には不向きかもしれません。
さらに、マイク本体がやや大型で重量もあるため、小さめのアームスタンドだと支えきれないことがありました。
別売のしっかりしたブームアームを用意するのがおすすめです。
音質面では、極めて繊細な分、部屋の反響が強い環境では「クリアすぎて部屋鳴りが目立つ」こともあり、多少の吸音対策は必要かもしれません。
そして最後に価格。
Alias Proは高品質ゆえに決して安価ではなく、購入前に迷う人も多いと思います。
ただ、ここは“投資”として考えると納得できる部分ではあります。
数年単位で使うことを考えれば、その耐久性と音質は十分に見合う価値があると感じました。
つまり、気になる点はいくつかあれど、それを補って余りあるほどの完成度を持つ製品だということです。
まとめ
SteelSeries Alias Proは、単なるマイクではなく“声を届けるための仕組み全体”を考えて作られた製品だと感じました。
音質、操作性、そしてデザイン。
そのどれを取っても、配信者やコンテンツクリエイターが「安心して声を預けられる道具」に仕上がっています。
日々の配信や収録で感じるのは、Alias Proが生み出す音の滑らかさと空気感の自然さ。
自分の声がモニターから返ってくるとき、「これが自分の声だったのか」と驚く瞬間が何度もあります。
夜中の静かな時間に小声で話しても、しっかりと芯のある音で届く。
朝の収録でテンションが高くても、ピークを抑えながら明るく録れる。
その安定感が、まるで頼れる相棒のように感じるんです。
もちろん、初期設定や設置には少し時間がかかりますし、価格的にも気軽に手を出せるものではありません。
でも、いざ手にした瞬間にわかる「確かさ」があります。
毎日触れるたびに「買ってよかったな」と思える機材というのは、実はそう多くありません。
Alias Proはまさにその一つ。
見た目のかっこよさに惹かれて手にしたとしても、最終的には音の良さと使いやすさで惚れ直すと思います。
これから配信を始めたい人にも、既に経験を積んでいる人にも、自信を持っておすすめできる一本です。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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SteelSeries Alias Pro ストリーマー用 XLRマイク オーディオ ソフトウェア
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。