どうも、Soranekoです。
初めてKTCの24.5インチFHDゲーミングモニターH25T7-3を手にしたとき、箱から取り出す瞬間のわくわく感は今でも鮮明に覚えています。
普段から仕事でも遊びでもモニターに向き合う時間が長く、少しでも目に優しく、そして鮮やかで滑らかな映像を求めていた私にとって、このモニターの存在は自然に心を引き寄せるものでした。
外箱を開けると、24.5インチという大きさが机の上に収まるちょうど良さを感じさせ、フルHD解像度の画面は電源を入れる前から光沢のない落ち着いた表情をしており、使い始める前から安心感を与えてくれました。
背面のデザインは無駄がなく、それでいてさりげなくゲーミングらしい雰囲気を漂わせており、シンプルなインテリアにも自然に溶け込む姿が印象的でした。
設置作業は想像以上に簡単で、チルトや昇降の調整機構はスムーズに動き、座る位置や姿勢に合わせて画面を気持ち良くフィットさせることができました。
接続端子もHDMI2.0が2つとDP1.4が1つ用意されており、普段使っているゲーム機やPCを差し替えずに繋げられるのは小さなことながら大きな快適さを感じさせてくれるものでした。
電源を入れて最初に映し出されたのはデスクトップ画面でしたが、そこで感じたのは、単なる表示装置という枠を超えた瑞々しい発色でした。
Fast IPSパネルらしい178度の広い視野角と、色域が豊かであることが直感的に伝わってきて、画面の隅から隅まで自然な色合いで満たされていました。
まだゲームを起動していない段階でも、これならきっと没入感のある時間を過ごせるだろうと期待が膨らみました。
特に惹かれたのはリフレッシュレートの高さで、公式情報では180Hzという表記が一般的ながら、240Hz対応をうたう販売ページも見かけ、この点はやや曖昧さもありましたが、いずれにしても従来の60Hzモニターを使っていた私には未知の滑らかさが待っていることに変わりはなく、これから訪れる映像体験を想像するだけで胸が高鳴っていきました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
KTC 24.5インチ FHD ゲーミングモニター H25T7-3
KTC 24.5インチ FHD ゲーミングモニター H25T7-3
レビュー良かった点
実際にこのKTCのH25T7-3を使い始めてみると、最初に驚かされたのは画面の動きのなめらかさでした。
リフレッシュレートが高いため、マウスカーソルを動かすだけでも滑るように画面を駆け抜け、ゲームを起動するとその違いは一層鮮明になりました。
FPSゲームでは銃口を振るたびに映像が途切れることなく追随し、これまで感じていた小さな残像感が見事に解消され、視点移動そのものが快感へと変わっていきました。
応答速度1msという性能は数字の上だけではなく、実際に動作として体感できるのが印象的で、敵を見つけてから撃つまでの瞬間的な反応に一切の遅延を感じさせない点は、まるで自分の感覚とモニターが直結しているかのようでした。
色彩の表現力についても素晴らしく、HDRに対応しているおかげで、光が差し込む場面では眩しさを感じるほど自然に表現され、暗い場面ではしっかりと奥行きがあり、ただ明るさを落としただけではない豊かさがありました。
sRGBカバー率が高いことで、ゲームの中の風景が鮮やかに広がり、緑の草原や青空が目に吸い込まれるように映し出されるのは、日常の中で小さな旅行に出かけているかのような心地よさを与えてくれます。
仕事で写真や動画を扱う際も、色の違いが自然に分かるため、これまでよりも作業が楽しく、そして正確に感じられるようになりました。
特にΔE<2という色差の少なさは、素人の私でも「色が正しく見える」という安心感として伝わり、画面の中の映像に信頼を寄せられるのが嬉しいところでした。
明るさも400cd/m²と十分で、昼間にカーテンを開けて日差しが差し込んでも見えにくさを感じることなく、夜に照明を落として映画を見るときには優しい光に包まれるようで、時間帯を問わず快適に過ごせました。
さらに嬉しかったのはアイケア機能で、長時間ゲームや作業をしても目が疲れにくいと実感でき、乾きを感じたり重たさを覚えることが少なくなりました。
これは地味ながらも日常的に大きな違いをもたらしてくれるもので、モニターと向き合う時間が多い人ほど価値を感じられるはずです。
スタンドの調整機能も便利で、座る位置や椅子の高さに合わせて角度を変えることで首や肩への負担を減らすことができ、長時間座っていても姿勢が崩れにくいのは大きな安心感につながりました。
VESAマウント対応もあるため、いずれアームに取り付けて机を広く使いたいと考えたときにも柔軟に対応できるのはありがたい点です。
こうした細やかな設計が、使う人の立場に立って考えられているのだと感じさせ、単にスペックの高いモニターではなく、生活の中で心地よく共存できる存在になっていると感じられました。
レビュー気になった点
実際に使っていく中で気づいた点として、まずリフレッシュレートの表記の揺らぎは少し気になるものでした。
製品ページやレビューによって240Hzと書かれている場合もあれば、公式リリースでは180Hzとされており、購入前に確認したときにはどちらが正しいのか迷う瞬間がありました。
実際の使用感としては従来の60Hzや144Hzと比べても格段に滑らかで不満はないのですが、それでもスペックを気にするユーザーにとっては曖昧な表記が残念に感じられるかもしれません。
また、HDRについてもHDR400対応という表記とHDR10対応という情報が混在しており、確かに映像の明暗表現は素晴らしいのですが、正確にどの規格を満たしているのかがはっきりしないのは購入を検討する際に少し不安を覚えました。
色域の数値についても114%や128%など複数の値が見られ、このあたりはメーカーが一貫して説明してくれると安心できるのではないかと思います。
さらに、明るさや色の豊かさは魅力的である一方で、発色が鮮やかすぎると感じる場面もありました。
特に映像制作や写真編集で自然な色味を確認したいときには、あえて彩度を抑える設定を自分で調整する必要があり、その手間を考えるとプリセットの色モードがもう少し豊富であれば便利に感じられたかもしれません。
スタンドについても基本的なチルトや昇降調整はスムーズですが、回転やスイベルといった細やかな調整までは十分でなく、机の配置を変えるときに少し不便さを感じました。
ただ、VESAマウントに対応しているためアームを使えば解消できる問題ではあり、必ずしも大きな欠点ではないとも言えます。
接続端子についてはHDMIとDPが揃っていて便利な反面、USB端子が2.0規格のみという点は少し物足りなさを覚えました。
最近ではUSB-C接続で映像と電源を同時に扱えるモニターも増えてきており、そうした利便性を一度味わってしまうと、H25T7-3にはその点の進化がまだ及んでいないと感じられました。
もっとも、この価格帯で求めすぎるのも酷かもしれませんが、将来的な進化を望むポイントとして心に残りました。
もう一つ感じたのは、スピーカーが内蔵されていないことです。
普段は外付けスピーカーを使っているため実用上は困らないのですが、ちょっとした作業や動画鑑賞のときに内蔵スピーカーがあれば便利だと思う場面はありました。
静かな夜に軽く音を聞きたいときや、イヤホンを外して作業したいときに本体だけで完結できるのはやはり魅力であり、その点では少し惜しい仕様に感じました。
それでも全体としては大きな不満ではなく、むしろ価格を考えれば十分に納得できる内容です。
ただ、こうした細やかな部分に手が届けば、さらに完成度の高いモニターへと進化できるだろうという思いが残りました。
まとめ
KTCの24.5インチFHDゲーミングモニターH25T7-3を実際に使ってみて感じたのは、スペック表の数字以上に「日常が変わる」という体験でした。
リフレッシュレートの高さや応答速度の速さは、単なる性能ではなく、自分の動きと映像が直結している感覚をもたらし、ゲームを遊ぶ時間をこれまで以上に濃く充実したものにしてくれました。
色彩の豊かさは遊びだけでなく仕事にも役立ち、写真や映像を扱うときに正確で信頼できる画面として頼りになりました。
長時間の使用でも目に優しく、スタンドの調整機能も快適で、毎日の生活に自然に溶け込む存在として活躍してくれています。
もちろん気になる点もいくつかありました。
リフレッシュレートやHDRの表記に揺らぎがあること、スタンドや端子構成がややシンプルであることなど、細やかな部分で改善を望む余地は感じましたが、それらは使う上で大きな障害になるものではなく、むしろコストパフォーマンスを考えれば十分に納得できる範囲でした。
むしろこの価格帯でここまで滑らかで鮮やかな映像体験が得られること自体が大きな魅力であり、ゲームや動画視聴をより快適に楽しみたいと考える人には安心しておすすめできる製品だと感じました。
総合的に見れば、H25T7-3はただの道具ではなく、映像を通じて日常を豊かにしてくれる存在であり、これからも長く愛用していきたいと思えるモニターでした。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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KTC 24.5インチ FHD ゲーミングモニター H25T7-3
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。