どうも、Soranekoです。
在宅勤務が当たり前になってからというもの、仕事とプライベートの境目があいまいになり、ふとした瞬間に「今は会議用の時間なのか、それとも音楽に耳を傾けるひとときなのか」と意識することが増えていました。
そんな中で、耳元に寄り添ってくれる道具の存在は想像以上に大きいのだと気づかされました。
私がHK21C2に出会ったのも、長時間のオンライン会議で耳に負担を感じたり、ゲーミングヘッドセットを兼用しているはずなのに音の遅延が気になってしまったりと、小さな不満が積み重なっていた頃のことでした。
製品のページに「低遅延」「Bluetooth5.1」「有線接続も可能」という言葉が並んでいた時、どこか安心感のようなものを覚えたのを今でも思い出します。
これなら仕事で求められるクリアな会話も、趣味で楽しむ映画や音楽も、どちらも妥協せずに楽しめるのではないかという期待が自然に湧いてきました。
さらに、マイクが着脱可能であるという点は私にとって特に魅力的でした。
会議では声を届けるために必要不可欠ですが、音楽を聴くときには不要であり、むしろシンプルな形のほうが心地よい。
そんなささやかな願いをこの製品は叶えてくれるのだと直感しました。
実際に手にしてみると、重さは279gと数字だけで見れば軽い部類ではないのに、ヘッドバンドやイヤーカップに柔らかなクッションが備えられているためか、装着した瞬間にその重さを忘れてしまう感覚がありました。
耳をすっぽりと包み込む50mmの大口径ドライバーから流れてくる音は、初めて聴いたときに「これなら仕事中も音楽中も頼れる」と確信させてくれるものでした。
導入の一歩としては、単なる道具以上の存在感をもたらしてくれたヘッドセット、それがHK21C2との出会いの印象でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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HK21C2 ワイヤレス ゲーミングヘッドセット
レビュー良かった点
実際に使ってみて感じた魅力は、まず音の表情の豊かさにありました。
50mmという大口径ドライバーが奏でる音は、低音に力強さがありながらも決して重たくなく、ベースの余韻が自然に広がるように感じられました。
一方で高音域も澄み切った透明感を備えており、会議中の声も楽器の繊細な響きも、同じだけの解像度で伝えてくれます。
オンライン会議では、相手の声が少しこもってしまうことがこれまでの悩みでしたが、このヘッドセットを使うと相手の発音がクリアに耳に届き、会話の中で小さなニュアンスさえも聞き取りやすくなりました。
逆にこちらの声を届けるときにも、マイクの柔軟性とノイズ低減の効果が感じられ、同僚から「声が聞きやすい」と言われたことが幾度かありました。
マイクが着脱式であることは、使い分けの上でも非常に便利でした。
会議が終わったあと、マイクを外して音楽モードに切り替えると、途端にプライベートの時間へとスムーズに移行できます。
その瞬間の切り替えの気持ち良さは、在宅勤務特有の「仕事と遊びの曖昧さ」を整えてくれるようで、心地よさが増していきました。
Bluetooth接続に関しては「低遅延」という言葉通り、動画鑑賞やゲームでの音のずれがほとんど感じられませんでした。
公称で約45ミリ秒の遅延とされていますが、実際の使用感としては映像と音声が自然に一致し、ストレスがないのが大きな魅力です。
さらに、バッテリー残量が気になるときには有線接続に切り替えられる安心感もあります。
充電時間が約3時間で、満充電で15時間ほど使用できるので、丸一日の仕事に加えて音楽や映画を楽しんでも十分持ちこたえてくれるのは頼もしいものでした。
物理的な構造についても工夫があり、イヤーカップ部分が90度回転するため、デスクの横に掛けたりバッグに収納したりするときに邪魔にならないのは意外と便利でした。
さらに、頭の形に合わせてフィット感を調整できるクッション性の高いヘッドバンドは、長時間装着していても痛みを感じにくく、軽快に使い続けられました。
国内サポートがあるという点も安心感につながります。
海外メーカー製のヘッドセットを試したときには、万一の故障や不具合のときに問い合わせ先が遠く、解決までに時間がかかることが多かったのですが、HK21C2の場合は国内窓口が明記されていることで心強さがありました。
総合的に見て、音の品質、装着感、利便性、安心感のすべてがバランスよく揃っている点が「良かった」と感じる最大の理由です。
レビュー気になった点
満足感の高いヘッドセットである一方で、使い続ける中で「ここはもう少し改善してほしい」と感じる場面もいくつかありました。
まず重量についてです。
279gという数字は他のオーバーイヤー型ヘッドセットと比べても決して重いわけではないのですが、数時間にわたって連続使用しているとやはり頭頂部や耳周りにわずかな圧迫感が残りました。
特に集中して作業する日には、装着時間が6時間以上になることもあり、そのときには途中で一度ヘッドセットを外して休憩したくなる瞬間がありました。
クッション性の高さがそれを和らげてはくれるものの、さらに軽量化が進めばもっと長時間快適に使えるのではないかと感じます。
次に、Bluetooth接続時の操作性についてです。
EQボタンやオーディオコントロールが搭載されている点は便利ですが、これらの機能が有線接続時には一部使えない場面があり、状況によっては「同じ操作ができれば良いのに」と思うことがありました。
特に音楽を聴いていて曲の切り替えや音量を変えたいときに、ケーブル接続中だと手元からでは操作できず、パソコン側で操作する必要があるのはやや不便に感じました。
また、製品説明に「aptX対応」という表現を見かけたのですが、公式の仕様一覧では明記されていないため、本当にaptXが利用できるのかどうか確信が持てない点も気になりました。
実際の体感としては遅延が少なく音質も良いので問題はありませんが、規格としての対応がはっきりしていると安心できると感じます。
さらに、ノイズキャンセリング機能についても明確な説明が少なく、周囲の雑音を完全に遮断するタイプではないため、カフェや騒がしい場所での使用では環境音がやや気になることがありました。
在宅環境であれば十分に静かなので不満はないものの、移動中や出先でも使いたい人にとっては遮音性の点で少し物足りなさがあるかもしれません。
最後に、これは私の個人的な好みですが、デザインがややシンプルすぎると感じる部分もありました。
ビジネスユースには馴染みやすい一方で、ゲーミング用としてはもう少し遊び心のある配色やLEDライトなどがあっても良いのではないかと思いました。
もちろんシンプルな外観だからこそ場所を選ばず使えるというメリットもあるのですが、幅広い層に訴求するためにはバリエーションがあっても面白いと感じます。
こうした点はどれも致命的な欠点ではなく、使い勝手をさらに高めるための改善余地として受け止めています。
まとめ
HK21C2を実際に使ってみて感じたのは、この製品が「仕事」と「遊び」の両方に柔らかく溶け込んでくれる存在だということです。
低遅延のBluetooth接続によって会議もゲームも安心して楽しめ、有線接続に切り替えればバッテリー残量を気にせず使える柔軟さが日常に心地よい余裕を与えてくれました。
マイクを着脱できる設計は、まさにオンとオフの切り替えを象徴するようで、装着するだけで自然に気持ちのスイッチが入るのを感じました。
音の表現力も高く、低音から高音までバランス良く響くため、仕事での会話も趣味の音楽も同じヘッドセットで満足できるのは非常に便利です。
確かに長時間装着時の重みや、接続方式による機能制限、ノイズキャンセリング性能の限界など、気になる点はいくつか存在しましたが、それらは日常的に大きな不満につながるものではなく、むしろ改善されればさらに完成度が高まるだろうという前向きな余地として感じられました。
国内サポートの安心感も含めて、長く安心して使える道具であるという信頼が持てるのも大きな魅力です。
全体を通して、HK21C2は在宅勤務やオンライン会議を快適にするだけでなく、日常の音楽体験やエンターテインメントの時間も豊かにしてくれるヘッドセットでした。
もし「仕事用と趣味用でヘッドセットを分けたくない」「ひとつで両方満たしてほしい」と考えている方がいるなら、この製品は確かな選択肢になるのではないかと思います。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。