どうも、Soranekoです。
外付けストレージにこだわりを持つようになったのは、日々の仕事で大容量データを扱うようになってからでした。
特に動画編集や写真の現像、音声データのバックアップなど、スピードと安定性が何より大切になる作業が増えると、HDDでは到底追いつかない場面が増えてきます。
そんな時に出会ったのが、ACASISのTBU405Pro。
見た目は非常にシンプルで、金属の質感が上品なアルミボディ。
手に取るとずっしりとした剛性感があり、内部構造のしっかりした製品だとすぐに分かりました。
SSDを取り付ける時は工具が不要で、スライドして固定するだけという手軽さ。
しかも、M-KeyとB+M Keyの両方に対応しているため、手持ちのNVMe SSDをそのまま使えるのがありがたい点でした。
最初の接続時、Thunderbolt4ポートに挿した瞬間から即認識。
ドライバのインストールも不要で、ほんの数秒で動作準備が整う。
これだけスムーズに使い始められた外付けケースは初めてでした。
転送速度の実測値も安定しており、数十GBの動画ファイルがあっという間にコピー完了。
特に40Gbpsという帯域を活かせる環境下では、内部SSDとほとんど変わらない体感速度を実現してくれます。
初めて使った時、データ転送バーがほとんど止まらず進む光景を見て、思わず笑ってしまったほどです。
さらに印象的だったのが、内蔵冷却ファンの存在。
これがあるおかげで長時間の読み書きでも温度が安定し、サーマルスロットリングによる速度低下をほとんど感じません。
音も静かで、デスク上で気になるような振動もなく、控えめながら確実に仕事をしてくれている安心感があります。
パフォーマンスと静音性の両立、そして堅牢な作り。
最初の使用で「これは長く使える」と確信できる製品でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
ACASIS 40Gbps M.2 NVMe SSD 外付けケース TBU405Pro
ACASIS 40Gbps M.2 NVMe SSD 外付けケース TBU405Pro
レビュー良かった点
TBU405Proを使って最も感動したのは、やはりその安定した速度と使い勝手の良さです。
Thunderbolt4接続での40Gbps転送は数字だけ見れば高性能ですが、実際に体験するとその差は明確で、特に動画編集ソフトで素材を扱うときのレスポンスがまるで違います。
内部SSDに保存している感覚そのままで外付けメディアを操作できることは、作業効率を劇的に変えてくれます。
加えて、ケースの構造にも細やかな工夫が施されており、熱を逃がすための放熱孔とアルミ筐体、そして内蔵の冷却ファンがしっかりと機能しています。
以前使用していた他社製のファンレスケースでは、1時間ほど使うとSSDが60度を超えて速度が落ち始めることもありましたが、TBU405Proでは50度前後をキープ。
動画の書き出し中でも安定して動作し続けます。
さらに驚いたのは、ファンの静かさです。
小型ファンながら高回転時でも甲高い音がせず、耳障りなノイズがほとんどありません。
オフィスの静かな環境でも気にせず使えるのは大きな魅力でした。
デザイン面でも高級感があります。
アルミ削り出しの筐体は触れた瞬間ひんやりとし、放熱だけでなく所有感も満たしてくれる仕上がり。
持ち運びも簡単で、USB4ケーブル1本でノートPCと直結できるため、出張や外作業にも最適でした。
ツールフリー構造も非常にありがたいポイントです。
ドライバーを使わずにSSDを着脱できるため、別のSSDを差し替える作業も数分で完了します。
データの種類ごとにSSDを使い分けている自分にとって、これは大きな時短につながりました。
また、Thunderbolt4以外にもUSB3.2やUSB3.1などとの互換性があり、接続する機器を選ばないのも安心感があります。
特に、職場ではWindowsデスクトップ、自宅ではMacBookを使っているため、どちらでも問題なく動作するのはありがたい限りです。
加えて、8TBまで対応しているため、動画アーカイブや写真データのバックアップ用途にも十分すぎる容量を確保できます。
総じて言えるのは、このケースが“ただ速い”だけではなく、“信頼して長時間使える”ことに重きを置いた設計であるということ。
熱、音、安定性、携帯性、どれをとってもバランスが取れており、まさにプロユースにも耐える完成度の高さを実感しました。
レビュー気になった点
完璧に近いTBU405Proにも、いくつか改善を期待したい点はあります。
まず感じたのは、冷却ファンの動作音です。
基本的には静かですが、完全無音環境ではかすかな回転音が耳に入ることがあります。
音質としては低く抑えられているものの、深夜の作業など静かな時間帯では少し気になる瞬間がありました。
また、ファンのON/OFFを切り替える物理スイッチがない点も少し惜しいところ。
外で使用する際などは、軽い作業時にファンを停止できるモードがあるとより使いやすくなると思います。
次に、ケーブル依存性です。
製品には高品質なUSB4ケーブルが付属していますが、サードパーティ製ケーブルでは速度が安定しない場合があり、特にThunderbolt非対応のケーブルでは転送が10Gbps止まりになることもありました。
これは仕様上仕方ない部分ではありますが、製品パッケージにその注意をもう少し明記しておいてほしいと感じます。
また、アルミ筐体は放熱性が高い反面、長時間の使用で表面がやや熱くなる傾向があります。
もちろん内部温度はしっかりコントロールされていますが、手で触れたときの温度が気になる方もいるかもしれません。
さらに、サイズ感はコンパクトながらも厚みがあり、一般的なスティック型SSDケースよりはややかさばります。
冷却ファン内蔵構造ゆえに仕方ない部分ではありますが、ポケット収納よりはカバンでの持ち運びが現実的でしょう。
また、Thunderbolt非対応のPCでは本来の速度が出ない点にも注意が必要です。
USB4互換をうたっているものの、実際には接続先のポート仕様によって大きく速度が変わるため、購入前に自分の環境が対応しているかを確認する必要があります。
最後に、価格面。
性能を考えれば納得できる範囲ですが、1万円台半ばという価格は、単なる外付けケースとして考えるとやや高価に感じる人もいるかもしれません。
ただ、これだけの速度・冷却・安定性を兼ね備えていることを考えれば、コストパフォーマンスはむしろ高いと感じます。
総じて、小さな不満はあっても、致命的な欠点は見当たらず、使い方を理解すれば非常に完成度の高い製品です。
まとめ
ACASIS TBU405Proは、外付けSSDケースの中でも“完成形に近い”と言いたくなる製品でした。
最大40Gbpsの転送速度とThunderbolt4対応という高性能仕様に加え、冷却ファンによる安定動作、そしてツールフリー構造による使いやすさ。
どれも実際の使用シーンで確かな効果を発揮してくれます。
特に動画編集や写真管理のように大容量データを扱う作業では、そのスピードと安定性が圧倒的な武器になります。
さらに、アルミボディの質感と放熱性、静音ファンによる冷却性能が加わり、安心して長時間使用できるのが嬉しい点です。
一方で、わずかなファン音や、環境による速度差など、小さな注意点は存在します。
しかしそれらは全体の完成度を損なうほどの欠点ではなく、むしろ高性能デバイスならではの繊細な調整領域といえるでしょう。
数あるSSDケースの中で、これほどバランス良く性能・デザイン・使い勝手が融合している製品はそう多くありません。
自宅でも職場でも、ノートPCでもデスクトップでも、常に最高の速度でデータを扱いたい人にとって、TBU405Proは確かな相棒になります。
購入してから数ヶ月、何度もファイルを転送し、長時間書き出しを続けても不安定になることは一度もありませんでした。
信頼できる外付けストレージ環境を求めるなら、このケースは間違いなく長く付き合える一台です。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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ACASIS 40Gbps M.2 NVMe SSD 外付けケース TBU405Pro
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。