どうも、Soranekoです。
撮影のたびに増えていくデータをどう整理するかは、長く続けていくうえで小さな悩みでした。
特にCFexpress Type Bカードはスピードが速い反面、対応リーダーが限られていて、機器ごとに差し替えるたびの煩わしさを感じることがありました。
そんなときに知ったのが、NextorageのNX-MFB1SEというマルチスロットカードリーダーでした。
CFexpress Type BとSDカードを一台で扱えると知って、まず心が少し軽くなりました。
見た目はシンプルで、金属の落ち着いた光沢をまとったコンパクトな筐体。
手のひらにのせると、思ったよりもずっと軽く、それでいて密度のあるような安心感がありました。
接続はUSB Type-Cで、同梱のケーブルをつないだ瞬間にすぐ認識され、初期設定の手間がないのも静かな嬉しさでした。
最初に試したのは、動画撮影で使っていたCFexpress Type Bカード。
数十ギガのデータがあっという間に転送されていく様子を見ていると、これまでの待ち時間が嘘のようでした。
読み込みバーの動きが途切れず、滑らかに進むのを眺めながら、機械的な速さというよりも、流れが整っていくような静けさを感じたのを覚えています。
この静かな速さを体感してみたい方は、こちらから詳細をご覧ください。
→Nextorage マルチスロット カードリーダー NX-MFB1SE
そして、もうひとつのスロットにSDカードを差し込んだときも、迷いなく認識され、撮影データがすぐに並びました。
どちらのスロットもスプリングの感触が柔らかく、挿入時の引っかかりがないのが印象的でした。
USB 3.2 Gen 2の10 Gbps対応という数字の響きよりも、実際に使ったときの“間のなさ”が、この製品の良さを静かに語っているようでした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
Nextorage マルチスロット カードリーダー NX-MFB1SE
Nextorage マルチスロット カードリーダー NX-MFB1SE
レビュー良かった点
最も心に残ったのは、全体の使い心地に“無理がない”ことでした。
NX-MFB1SEは、CFexpress Type BカードとSDカードのどちらも一度に扱える構造で、撮影機材が複数ある場合でもスムーズにデータをまとめられます。
撮影から帰宅してすぐにパソコンにつなぎ、CFexpress Type Bの大容量データを転送しながら、もう片方でSDカードの写真を整理できるのは思っていた以上に快適でした。
転送速度の速さそのものよりも、作業の流れを中断せずに進められることがありがたく感じました。
金属ボディのしっかりとした作りも好印象で、表面の仕上げは指先に少しひんやりとした感触を残しつつも、角が柔らかく処理されていて扱いやすいです。
ケーブルの差し込みも安定しており、頻繁に抜き差ししても緩みを感じませんでした。
小さな製品ですが、全体の剛性感があり、持ち歩く際の安心感にもつながっているようでした。
ライトプロテクトスイッチがついているのもさりげなく助かります。
作業中にうっかりデータを上書きしてしまう不安が減り、撮影のあとも落ち着いて整理ができました。
USBバスパワーで動作するため、外部電源を持ち歩く必要がなく、ノートパソコンとの組み合わせでも机の上がすっきり保てます。
こうした細かな“心地よさ”の積み重ねが、使うたびに穏やかな満足感を与えてくれるのだと思いました。
長時間使っても発熱が控えめで、転送中に本体がほんのり温かくなる程度なのも安心材料でした。
高負荷時にファンなどの音がしないため、夜の静かな部屋でも集中を途切らせません。
Nextorageの国内メーカーとしての丁寧な作りも感じられ、見えない部分に気を配っているような印象を受けました。
持ち歩くときには専用ケースに入れていましたが、カバンの中で動いても傷がつきにくく、表面の仕上げが上質に感じられました。
こうした物理的な安心感と、転送スピードの安定感が合わさることで、撮影から編集までの時間がより穏やかで確実なものになりました。
撮影後の作業を整えたい方に、製品ページで仕様をチェックしてみるのもおすすめです。
→Nextorage マルチスロット カードリーダー NX-MFB1SE
何度か試した中で、CFexpress Type Bの大容量データを扱っても途中で切れることがなく、ケーブルを付け替えるだけで即座に再開できる点も頼もしく感じました。
作業の流れを整えるという意味で、この製品は小さな存在ながら、全体の効率と気持ちの余裕を支えてくれるようでした。
レビュー気になった点
気になる点というより、もう少しこうだったら嬉しいと感じた部分がいくつかありました。
まず、CFexpress 4.0カードを使用した際は2.0モードでの動作になる点です。
最新の4.0カードを所有している場合、その潜在能力をすべて発揮するには制限があるように思いました。
ただ、実際の転送では十分に速く、大容量ファイルでもストレスを感じることはほとんどありませんでした。
それでも、今後のモデルで4.0完全対応になると、より長く安心して使える印象になりそうです。
また、USB 3.2 Gen 2の10 Gbpsという性能を発揮するためには、接続するケーブルやPC側のポート性能も影響します。
付属ケーブルはしっかりした作りでしたが、別のケーブルを使うと速度がやや落ちることがあり、最適な組み合わせを選ぶ手間は少しありました。
さらに、外観がシンプルな分、接続中を示すランプなどが控えめで、転送状況をひと目で確認できる小さなインジケーターがあると、より安心できたかもしれません。
発熱に関しても、長時間の連続転送では表面が温かくなる程度で問題はありませんでしたが、夏場や狭い環境で使う際には、ほんの少し気を使う場面がありました。
とはいえ、金属筐体が熱を分散してくれるため、危険なほど上がることはなく、触っていても穏やかな温度感でした。
保証期間が1年という点も、長期的な使用を考えるとやや短く感じます。
製品自体の完成度が高いだけに、2年や3年のサポートがあればより安心して使い続けられるように思いました。
その他、スロットの間隔がやや近く、CFexpressカードとSDカードを同時に挿すと抜き差しに慎重さが求められましたが、慣れてくると自然な動作で扱えるようになりました。
全体としては、これらの点はいずれも“惜しい”という範囲であり、使い勝手の良さを損なうものではありません。
むしろ、細部にまで目が届く人ほど気づく小さな改善余地のように感じられました。
まとめ
Nextorage NX-MFB1SEは、派手さよりも静かな確かさを求める人に向いたカードリーダーだと感じました。
CFexpress Type BとSDカードの両方を扱えることで、撮影から編集までの流れを一つにまとめ、余計な切り替えの手間を減らしてくれます。
USB 3.2 Gen 2による安定した速度と、無駄のないコンパクトなデザインが、日常の作業を整えてくれるようでした。
金属ボディの質感やスロットの柔らかな感触など、手に取ったときの印象にも心地よさがあります。
長時間使っても静かで、余分な音や光がなく、落ち着いた環境の中で集中して作業したい人には特に向いているように思いました。
確かに、4.0カードへの完全対応や保証期間の長さなど、将来への安心感をさらに高める要素はありますが、それを補って余りある完成度と信頼感があります。
この小さなカードリーダーを通じて、撮影後の時間が少し穏やかになり、整理する行為そのものが心を落ち着かせるひとときに変わっていくようでした。
データを扱う道具でありながら、使う人の気持ちに寄り添うような存在。
そんな印象を残す製品でした。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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Nextorage マルチスロット カードリーダー NX-MFB1SE
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。