どうも、Soranekoです。
4K対応のモバイルモニターを探していたときに目に留まったのが、JAPANNEXTの「JN-MD-IPS173U」でした。
17.3インチという大きめのサイズは、モバイルモニターとしては少し贅沢な印象がありましたが、画面の広さと解像度の高さが同時に得られることに惹かれました。
手元で作業をするときだけでなく、映像を楽しんだり、出先でプレゼンをしたりといった場面にも使いやすそうだと感じました。
初めて手に取ったとき、思っていたよりも軽く、金属のフレームがしっかりしていて質感も上品でした。
表面のマットな仕上がりが光の反射を抑えてくれるので、長時間見続けても目の疲れが少ないように感じました。
USB-Cケーブルを接続するだけで映像と電力を同時にまかなえる点も、実際に使うと想像以上に便利でした。
ケーブルが1本減るだけで机の上がすっきりして、移動の際の手間も軽くなります。
HDR400相当の明るさを備えているので、映像の中の白飛びや黒つぶれが少なく、自然なコントラストで表示される点も印象的でした。
特に、写真の編集作業をするときには色の微妙な差まで見分けやすく、光のグラデーションがなめらかに感じられました。
色域がsRGB100%、DCI-P3 88%という仕様もあり、実際に目で見た色と表示される色が近く感じられます。
映像の美しさだけでなく、使いやすさの面でも工夫を感じました。
スマートケースがスタンド代わりになり、角度を自由に調整できるため、カフェの狭いテーブルでも無理なく設置できました。
VESAマウントにも対応しているため、自宅ではアームに固定してデュアルモニターのように使えるのも便利でした。
全体的に、持ち運びやすさと表示の美しさ、操作の手軽さがうまく融合した印象でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
JAPANNEXT 17.3インチ IPSパネル搭載 4K モバイルモニター JN-MD-IPS173U
JAPANNEXT 17.3インチ IPSパネル搭載 4K モバイルモニター JN-MD-IPS173U
レビュー良かった点
まず印象的だったのは、映像の鮮やかさと細やかさでした。
4K(3840×2160)の高解像度で表示される文字や写真は非常にくっきりしており、細部まで滑らかに描かれていました。
IPSパネル特有の広い視野角によって、どの角度から見ても色の変化が少なく、映像が安定して見える点も心地よかったです。
sRGB100%とDCI-P3 88%という広色域に対応しているため、色の再現性も高く、特に写真編集やデザイン作業の際には頼もしく感じました。
映像制作や動画編集の確認にも使え、色合いの偏りを感じにくいのが嬉しい部分でした。
HDR400相当の明るさもあり、暗部と明部のコントラストが自然で、立体感のある表示が得られました。
たとえば風景写真では空の明るさと木々の陰影がしっかり分かれ、リアルに感じられる映り方でした。
モニター全体の造りもしっかりしていて、厚みが13mm程度、重量が0.89kgほどと軽量ながらも、剛性に安心感があります。
金属フレームの質感も良く、触れたときにひんやりとした滑らかさがありました。
持ち運びを意識した設計でありながら、大画面ゆえの作業効率の高さが魅力的でした。
USB-Cポートが2基あることで、1本を映像・給電用、もう1本を周辺機器や電源専用として使えるのも便利でした。
miniHDMIポートも備えているため、ノートPCだけでなく、ゲーム機やカメラ、タブレットとも簡単に接続でき、用途の幅が広がります。
スピーカーが内蔵されている点も地味ながら嬉しい仕様でした。
音質は控えめながら、動画の再生や簡単なプレゼンには十分で、外付けスピーカーを持ち歩かなくてもよい気軽さがあります。
さらに、付属のスマートケースがスタンドとして機能するため、持ち運び時の保護と使用時の安定性が両立しています。
角度を調整できるので、姿勢や環境に合わせて自然に使えるのが便利でした。
全体として、映像品質・デザイン・携帯性のバランスがとても良く、仕事にも趣味にも使いやすい印象でした。
特に、ノートPCと組み合わせたデュアルディスプレイ環境では、生産性が大きく向上しました。
出張先での作業やホテルでの映画鑑賞など、シーンを選ばず活躍してくれます。
レビュー気になった点
一方で、いくつか惜しいと感じる部分もありました。
まず、リフレッシュレートが60Hz固定という点です。
通常の作業や動画再生には十分ですが、動きの速いゲームや高フレームレートの映像を重視する場合は、少し物足りなく感じるかもしれません。
応答速度も一般的なモバイルモニター水準であり、競技的な用途には向かない印象でした。
また、HDR400相当とはいえ、実際のHDR表示は輝度が若干控えめに感じられる場面もありました。
明るい屋外や強い照明下では、最大輝度がもう少し高いとより安心して使えると思いました。
もう一点は、電源周りの扱いです。
USB-Cケーブル1本で映像と給電をまかなえる点は非常に便利ですが、使用する機器がUSB Power Delivery対応である必要があります。
対応していないノートPCやスマートフォンでは、別途電源ケーブルを接続しなければならず、接続周りが少し煩雑になる場面もありました。
miniHDMI接続時にも電源供給が別途必要なため、完全なワンケーブル運用は限られた機種に限られます。
また、スピーカーの音質は軽めで、映画などをしっかり楽しみたい場合には外部スピーカーを使うほうが満足できそうです。
音の方向性もやや平坦で、立体感を感じるには少し物足りなさを覚えました。
さらに、17.3インチという大画面ゆえに、持ち運びの際のかさばりも気になりました。
カバンに入るとはいえ、13インチクラスのノートPCと一緒に持ち歩くとやや重さを感じます。
もう少し軽量な選択肢もある中で、画面サイズを取るか携帯性を取るかで悩む部分でした。
加えて、スマートケースのスタンド角度が限られており、もう少し細かく角度調整ができるとより快適に感じたと思います。
最後に、VESAマウント対応とはいえ、ネジ穴の位置がやや浅く、一部のアームによっては取り付けに少し工夫が必要でした。
これらの点は決定的な欠点というよりも、使用環境や目的によって感じ方が変わる部分でしたが、購入前に意識しておくとより満足度が高くなると感じました。
まとめ
全体を通して、JAPANNEXT JN-MD-IPS173Uは“モバイルで使える本格的な4Kディスプレイ”という印象でした。
映像の鮮やかさや発色の自然さは、17.3インチという大きさと相まってとても心地よく、作業だけでなく映像鑑賞にも十分な満足感を与えてくれました。
IPSパネルの広い視野角やHDR相当の表示性能により、自然で奥行きのある映像が楽しめました。
USB-C接続による手軽さと、スマートケースを使ったシンプルな設置も魅力です。
デザインも落ち着いており、オフィスでもカフェでも違和感なく使える上品さがありました。
良かった点と気になった点のバランスを考えると、携帯性よりも画面の見やすさや映像の美しさを重視する人に向いていると感じます。
HDRや広色域表示を活かしたい人や、出張先でもデュアルモニター環境を整えたい人にとっては、とても魅力的な選択肢でした。
大きめのモバイルモニターを探している人にとって、安心感と完成度の高さを両立した製品といえるでしょう。
日常の中で少し贅沢な映像体験を持ち歩けるような、そんな存在でした。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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JAPANNEXT 17.3インチ IPSパネル搭載 4K モバイルモニター JN-MD-IPS173U
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。