どうも、Soranekoです。
KEDIERS PC CASE ATX H3を使い始めたとき、まず目に入ったのはフロントパネルに施されたウォールナット風の落ち着いた木目プリントでした。
実際に触れてみると金属パネルならではの硬さはあるものの、視覚的には柔らかく、机上のパソコン環境に優しい印象を与えてくれました。
ゲーミングケースとしては珍しい方向性であり、過度に主張しない外観は作業スペースにも居住空間にも置きやすいと感じました。
側面の強化ガラスパネルは内部をしっかり見せる構造で、光り方を強調したい人だけでなく、内部配線のまとまり具合を確認しやすい実用面でも役立ちます。
ケースを開けて組み込み作業を始めると、内部空間の取り回しやすさが印象的でした。
ATX、Micro-ATX、Mini-ITX の各マザーボードに対応し、CPUクーラーの高さも190mmまで確保されているため、空冷クーラーを使う構成でも窮屈さがありません。
360mmラジエーターが搭載できる点も、今後の冷却強化に余裕を残している印象でした。
プリインストールされている3基のファンは静かめに回転し、初期状態でもケース内部に空気が流れる感触があります。
フロントの140mmファン2基はゆったりとした風量を作り、背面120mmファンが適度に排気を担うことで、組み立ててしばらく運用してみても内部の熱がこもる気配は少なく感じられました。
内部の配線スペースはよく考えられた構造で、裏配線ルートや電源シュラウドの空きスペースが扱いやすく、最初の組み込みからストレスの少ない作業ができました。
特にケーブルが多くなりがちなATX電源を使う構成でも、横に押し込むような窮屈さがあまりなく、作業の流れが乱れません。
I/Oポートについても必要な要素が揃っており、USB3.0やUSB2.0、LED制御ボタンが前面に集まっているため、日常的な接続作業に手間を感じることはありませんでした。
実際にしばらく運用してみると、見た目の柔らかさと内部の実用性がちょうどよく組み合わさった構成で、派手さはないものの落ち着いて長く使っていける印象が残りました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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KEDIERS PC CASE ATX 3ケースファン 強化ガラス付き ミドルタワー PCケース H3
KEDIERS PC CASE ATX 3ケースファン 強化ガラス付き ミドルタワー PCケース H3
レビュー良かった点
KEDIERS PC CASE ATX H3を使っていて良かった点としてまず挙げられるのは、外観と構造の整合性がしっかり取れていることでした。
木目調パネルは派手ではありませんが、照明や部屋の雰囲気に自然に馴染み、強化ガラス側面との対比がほどよい落ち着きを生み出します。
見た目の落ち着きに反して、内部の拡張性は想像以上に広く、マザーボードやGPUを取り付ける際にも余裕のあるレイアウトが確保されていました。
360mmラジエーターに対応している点は、将来冷却性能を高めたいときに選択肢を絞らずに済む利点があります。
空冷中心の構成でも水冷を持ち込みたい構成でも、ケース側が幅を持って対応してくれるため、構成を変える際の制限が少なく感じられます。
プリインストールされている3基のファンについても、静音寄りの風量でありながら内部の空気を一定の方向に流す働きがしっかりあり、初期状態から運用できるバランスが取れています。
特にフロントの140mmファンの緩やかな風は、ケース内部に柔らかく空気を取り込み、背面ファンが熱を逃がす構造がシンプルで扱いやすいと感じました。
内部構造では、裏配線がしやすい点も日常的なメンテナンスに役立ちます。
ケーブルをまとめるスペースが十分確保されているため、見た目を整えるだけでなく、空気の流れを妨げない実用面にもつながります。
SSDやHDDの固定も標準的で扱いにくさはなく、初めて組む人にもわかりやすい構成でした。
さらに、内部の金属フレームの剛性も十分あり、パーツを取り付ける際にたわみを感じることがありませんでした。
I/Oポートの配置も便利で、USBポートが前面に複数あるため、日常的な接続・取り外しが楽になります。
LEDスイッチボタンの操作もしやすく、内部のライティングを控えめにしたい場面や雰囲気を変えたい場面で素早く調整できました。
実際に複数の構成を試してみたときには、グラフィックカードの長さに対して360mmの余裕がある点が非常に助かりました。
最新のGPUでも無理なく収まり、配線を曲げる必要が少なかったため、ケース内部が自然に整いました。
CPUクーラーの高さ制限も190mmと十分で、大型の空冷クーラーを取り付けても側面ガラスに干渉しません。
こうした余裕のある内部設計は、日常の扱いだけでなく将来的に構成を変えたいときにも安心感を与えてくれます。
総じて、外観の落ち着きと実用面の広さが両立しており、視覚的にも機能的にも長く使えるケースとして魅力を感じられました。
レビュー気になった点
良い点が多い一方で、KEDIERS PC CASE ATX H3を使っていて少し気になった点もいくつかありました。
まず、木目パネルについては視覚的には柔らかさがあって良いのですが、あくまでもプリントであるため、実際に触れたときの質感は金属そのものです。
見た目と手触りに差があるため、自然素材の感触を期待すると印象が異なるかもしれません。
また、初期状態で搭載されている3基のファンについては静音寄りで扱いやすいのですが、構成によっては排気量が不足する場面があると感じました。
特に発熱の大きいGPUや高性能CPUを組み込んだ際には、背面120mmファンだけでは熱の抜け方が控えめになり、追加ファンを導入した方が安心できる場面があります。
ケース自体は最大9基のファンに対応しているので、拡張性が広い分、冷却を積極的に強化していく必要がある構成も出てきます。
内部のスペースについても、配線の自由度は高いものの、電源シュラウド内で硬めのケーブルを扱う場合には、押し込む際に少し力が必要な場面がありました。
ATX電源でケーブルが多いと、まとめる位置を見極める必要があります。
また、I/Oポートについては必要な要素は揃っているものの、USB3.0ポートがひとつだけで、Type-Cポートがない点は人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
最近のデバイスではType-Cの使用頻度が高まっているため、今後の構成を考えると追加のハブや変換ケーブルが必要になる場面もあります。
さらに、強化ガラスパネルは見た目の良さがある反面、指紋がつきやすい印象もあり、内部を見せる構成にする場合は定期的に拭き取る必要があります。
ガラスは質感としてはしっかりしていますが、取り外しの際には気を付けたい厚みで、扱い慣れていない人には少し緊張感があるかもしれません。
このほか、ケース全体の剛性は十分ですが、フロントパネルの取り外しがやや固めに感じることがあり、清掃目的で頻繁に取り外したい人には力加減に慣れるまで少し戸惑う可能性があります。
総じて、扱いにくいというほどではありませんが、長く使っていくうえで小さな調整や工夫が必要になる部分がある印象でした。
まとめ
KEDIERS PC CASE ATX H3を使い続けてみて感じたのは、外観の落ち着きと内部の扱いやすさが自然に同居しているケースだということでした。
木目調パネルは控えめながら空間に柔らかさを生み、強化ガラス側面との組み合わせが視覚的なまとまりを作ってくれます。
内部は広さに余裕があり、ATXマザーボードや大きめのGPUを搭載するときにも窮屈さがなく、配線の流れも自然に整理できます。
初期搭載の3基のファンは静かで扱いやすく、最初の構成のままでも問題なく運用できるバランスがありますが、構成によっては追加ファンを取り入れることでより安定した冷却が得られます。
日常的に触れるI/Oポート類も操作しやすい配置で、内部のライティングを調整する際も前面ボタンで素早く切り替えられる点が便利でした。
気になる部分としては、木目パネルの質感があくまでプリントであることや、排気の強化が必要になる場合がある点などがありますが、これらは使い方や構成に応じて調整していける範囲です。
総じて、落ち着いた外観と十分な拡張性を両立したケースとして、長く使っていける印象を持ちました。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。