どうも、Soranekoです。
FIFINE ダイナミックマイク K688CTWを使い始めてまず感じたのは、見た目の印象以上に扱いやすく、机の上に置いたときに環境へすっと馴染んでいくような落ち着きでした。
白い外装は派手さこそありませんが、手元に置いたときの視界が乱れず、作業を続けながらでも扱いに迷いが生まれにくいところが好ましく思えました。
USB接続は特に構えることなく差し込むだけで使い始められるため、撮りたいタイミングですぐ声を記録できる気軽さがあります。
パソコン側の認識も安定していて、何か特別な準備が必要になる感覚はありませんでした。
一方で、XLR接続に切り替えると音の方向性が少し変わり、より落ち着いた印象の声が拾われやすく、自分の声が環境とどう関わるかを丁寧に確認したくなる雰囲気があります。
マイクに向けて近づくとその分だけしっかり声が乗り、距離を少し離すと柔らかい響きに変化していくため、声質を整えたいときの細かな調整が自然に行える点が特徴的でした。
ダイナミックマイクらしく周囲の雑音は拾いにくい傾向にあり、少し離れた場所で動く物音やキーボードの軽い打鍵音が響く場面でも、自分の声が中心に録られる安心感があります。
録音中に無意識に聞いてしまう環境音が目立ちにくく、声だけを届けたい場面ではとても扱いやすい印象でした。
ヘッドホン端子を使ったモニタリングも遅延がなく、声の出し方や距離を確認しながら話すときに不自然な違和感が生まれないため、長時間使用していても疲れが少なく感じられました。
アームセットの場合は角度調整も滑らかで、机を広く使いたい場面でも位置を調整しながら自然に収められ、加えて本体の重量が程よく感じられるため、安定した状態で収音に集中できます。
特別な構えや技量を必要とせず、自分の声を落ち着いた形で扱える一本だという感覚が徐々に強まっていきました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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FIFINE USB XLR接続 アーム付き ダイナミックマイク K688CTW
FIFINE USB XLR接続 アーム付き ダイナミックマイク K688CTW
レビュー良かった点
K688CTWを使い続けて特に良いと感じた部分は、音の拾い方が素直で、声が部屋の空気に溶け込みすぎず、それでいて過度に強調されることもないというバランスにあります。
ダイナミックマイクらしく近接したときの存在感がほどよく出るため、話す際に声の芯が自然と前に出てくれる安心感がありました。
距離がわずかに変わっても破綻しにくく、日常の作業と並行しながら話していても録音状態が乱れにくい点は実用性に直結しています。
USB接続では、急いで収録したい場面や通話の開始が突然訪れるときでも即座に使える柔軟さがあり、音量調整つまみやミュートボタンに手を伸ばす動きが流れを阻害しません。
タッチ式のミュートは動作の確実さがあり、軽く触れるだけで音を切り替えられるため、話す内容を一時的に区切りたい場面でとても自然な使い心地でした。
ヘッドホンモニタリングも、声の遅延がゼロに近い状態で返ってくるため、発声する際の呼吸や口の動きとずれず、収録中の自分の状態をその場で確認できる点は想像以上に便利です。
声の聞こえ方が直接耳に届くことで、収録しながら微調整を重ねやすく、結果として仕上がりの安定にもつながっていました。
セットに含まれるアームは動きが滑らかで、角度調整をしてもガタつきが少なく、机に振動が伝わりにくい構造が収録時のノイズ対策として役立ちます。
ショックマウントも本体をしっかり支え、触れたときの軽い揺れが音に乗りにくいため、扱い慣れていない人でも気兼ねなく調整できます。
さらに、白い外観は照明環境に左右されにくく、周囲の光を強く反射することがないため、デスク周りの雰囲気を損なわず、カメラ配信時にも画面に溶け込みやすい印象がありました。
不要な存在感を出さずに、必要な音だけをしっかり届けてくれるところが、このマイクの特長だと感じます。
XLR接続では、オーディオインターフェース側の設定を変えることで音質をさらに整えられ、自分の声質に合わせた方向性を細かく定められる楽しさがあります。
同じマイクでありながらUSB接続とは異なる質感を得られるため、用途や気分に合わせて調整したい人にとっては心地よい柔軟性があります。
こうした使い分けが一本で完結し、日常的に収録環境を整え直すことなく声の表現幅を広げられる点は、このマイクならではの魅力だと感じました。
レビュー気になった点
一方で、使っていて少し惜しいと感じる部分もいくつかありました。
まず、USB接続時の音質は十分実用的ではあるものの、環境によってはわずかにノイズが入りやすく、静かな空間を意識して収録しているときには気になる場面がありました。
小さな電気的ノイズや机上の機器からの影響を受けやすい印象があり、録音後に注意して確認するとごく軽いざらつきが感じられることがありました。
それ自体は編集で取り除ける範囲ではありますが、気を付けて録りたい場面では意識する必要があります。
また、ダイナミックマイク特有の性質として、距離が離れるとどうしても声が小さくなるため、自然に話しているつもりでも出力が弱く感じられる場面があり、特に通話や配信で会話のテンポが速いときには距離の変化が音量に直結することがありました。
近づいて話すことで解決できるものの、もう少し離れた位置でも声を拾いやすい調整がされていれば扱いやすさが増したかもしれません。
XLR接続に切り替えた場合、USB接続時に使えていたミュートやボリューム調整が機能しなくなるため、同じマイクを使っているにもかかわらず操作感が変わってしまい、使い始めの段階では戸惑う瞬間がありました。
インターフェース側の設定で調整すれば問題は解決しますが、USBと同じ感覚で触れてしまうと操作が反映されない印象を受けやすく、説明を知らないまま使い始める人には分かりにくい部分かもしれません。
さらに、付属アームやショックマウントは実用性が高いものの、動作音を完全に抑えられるわけではないため、位置調整を行うときには操作音がわずかにマイクに入ることがあり、収録を始めてから調整したいときには気を使う場面がありました。
また、白色モデルは視覚的には落ち着いていますが、人によっては汚れが気になりやすかったり、照明によって微細な表面の影が目立ったりすることもあり、環境によって見え方が変わる可能性があります。
総じて大きな欠点ではないものの、丁寧に使いたい人ほど細かい部分で気を遣う必要がある点は意識しておいたほうが良いと感じました。
まとめ
K688CTWは、日常的に声を扱う作業にそっと寄り添うような一本だと感じました。
USBで気軽に使うときも、XLRでじっくり音質を整えたいときも、必要以上に主張せず自然に手元に馴染み、作業の流れを乱さないところが印象的でした。
ダイナミックマイクらしい安定感と単一指向性の扱いやすさは、部屋の状況に左右されにくく、声だけをしっかり届けたい場面で頼りになります。
白い外観は落ち着きがあり、長く机の上に置いていても空間に馴染み、照明環境が変わっても視界を乱さないところが良さにつながっています。
USB接続の手軽さとXLR接続の深さが一本の中で共存しているため、最初は気軽に使い始め、後から音質へのこだわりを深めていく使い方にも自然に対応でき、過不足のない柔軟性があります。
気になる部分がいくつかあったとしても、総合的に見れば日常使用における扱いやすさと音の安定がしっかり確保されており、静かに確かな働きを続けてくれる存在として長く付き合える印象が残りました。
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FIFINE USB XLR接続 アーム付き ダイナミックマイク K688CTW
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。