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AOC 7.1ch 50mmドライバー 4WAY接続 ゲーミングヘッドセット ACG3506超簡単レビュー。AOCのゲーミングヘッドセットACG3506を実際に使ってみると、7.1chと50mmドライバーの迫力だけでなく、2.4GHzワイヤレスやType-C、有線接続など4WAYで切り替えられる気軽さが日常のゲーム時間をかなり楽にしてくれる一方で、重量感や対応機器の制限なども含めてじっくり付き合うほどに個性がはっきり見えてくるヘッドホンだと感じました。

どうも、Soranekoです。

AOCのゲーミングヘッドセットACG3506を手に取ってまず感じたのは、「ゲーム用として必要な要素をひと通り詰め込んだ、欲張りな1本」という印象でした。

7.1chのバーチャルサラウンド、50mmの大口径ドライバー、取り外しできるノイズキャンセリングマイク、そして2.4GHzワイヤレス・Type-C・Bluetooth5.3・有線といった4WAY接続。

スペックを眺めているだけでも、PCでじっくりプレイする時も、PS5やSwitchでソファに座って遊ぶ時も、スマホで原神やRPGを楽しむ時も、このヘッドセットだけで一通りこなしてしまおうという狙いが見えてきます。

実際に使い始めてみると、そのコンセプトはかなり素直に伝わってきます。

ワイヤレスドングルをPCやPS5に挿して電源を入れると、余計な設定に悩むことなくすぐにゲームの音が耳の周りを巡るように広がり、足音や銃声といった重要な音が前後左右から飛び込んできます。

Apex LegendsなどのFPSでは、敵の位置を耳で追いかける感覚がはっきりしやすく、視界の端で見落としていた情報を音が補ってくれる場面が増えました。

一方で、机の上のスマホやタブレットに切り替える時はBluetooth、携帯ゲーム機とは有線やType-Cといったように、シーンごとに接続方式を変えつつも、基本的な音の傾向や装着感を保ったまま使い回せるのは、マルチデバイス環境にはありがたいポイントです。

ただ、すべてを1台でこなそうとする分、軽量特化のヘッドセットや、音質にとことんこだわったオーディオ寄りヘッドホンと比べると、「もう少しこのあたりを詰めてほしい」と感じる部分も見えてきます。

例えば、重量は軽量級というほどではなく、長時間プレイでは人によっては首や肩に負荷を感じるかもしれませんし、音のチューニングもゲーム向きにメリハリを付けたタイプで、音楽鑑賞だけに絞って使うと少し硬さを覚える瞬間もあります。

また、対応機器の幅広さをうたう一方で、Switchのマイク機能が使えなかったり、Xboxシリーズではワイヤレス非対応だったりと、細かな仕様を理解してから選ぶ必要はあります。

そうした長所と短所が同居する中で、このACG3506は「ゲーム中心の生活にしっかり馴染ませつつ、複数のデバイスを一つのヘッドセットでまとめたい」というニーズを持つ人に向いたモデルだと感じられました。

使っていくうちに、どこが強みで、どこが妥協ポイントなのかが少しずつはっきりしていく、そんなタイプの製品です。

では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。

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AOC 7.1ch 50mmドライバー 4WAY接続 ゲーミングヘッドセット ACG3506

AOC 7.1ch 50mmドライバー 4WAY接続 ゲーミングヘッドセット ACG3506

レビュー良かった点

ACG3506を使っていてまず分かりやすく良かったのは、7.1chバーチャルサラウンドと50mmドライバーが生み出すゲーム向けの音の出方です。

Apex LegendsやCoDのようなFPSタイトルで試すと、足音やリロード音、銃声といった重要な情報が左右だけでなく前後にも広がり、敵との距離感や方向を把握しやすくなります。

特に、建物の中での戦闘や、複数の部隊が入り乱れる状況で「今どこから撃たれているのか」「どちら側から詰めてきているのか」を音が教えてくれる感覚は、ゲームプレイに落ち着きを与えてくれます。

50mmドライバーらしく、低音はしっかりと厚みがあり、爆発音やスキルのエフェクト音に迫力が出るので、RPGやアクションゲームでも世界観への没入感が高まりやすいと感じました。

BGMの重低音が下から支えてくれるような鳴り方をするので、ボス戦などの盛り上がるシーンで気持ちをグッと引き上げてくれます。

次に便利だと感じたのが、4WAY接続による取り回しの良さです。

PCやPS5といった据え置き機には2.4GHzのワイヤレスドングルを挿しておけば、電源を入れるだけで遅延の少ない音がすぐに届きますし、スマホやタブレットで原神やRPGを遊ぶ時にはBluetoothで気軽につなげます。

さらに、有線やType-C接続も備えているので、バッテリー残量を気にしたくない長時間プレイ時や、機器側のBluetoothが不安定な時にも柔軟に対応できるのが安心感につながります。

「このゲームはこのヘッドセット、このデバイスでは別のイヤホン」といった使い分けを減らし、ひとつのヘッドセットを軸に環境を組み立てられるのは、デスク周りをすっきりさせたい人や、配線をなるべくシンプルにしたい人にとって大きなメリットです。

また、ノイズキャンセリング機能付きの取り外せるマイクも好印象でした。

ボイスチャット中でも周囲の雑音が比較的抑えられ、こちらの声が相手に届きやすくなりますし、物理的にミュート操作ができることで、咄嗟に音を切りたい時も焦らず対応できます。

マイクを使わない時は取り外しておけば見た目がすっきりし、音楽や映画を楽しむ際にはヘッドホンらしいシンプルなスタイルで使えるのも気持ちの切り替えに役立ちます。

装着感についても、オーバーイヤー型のイヤーカップが耳全体を包み込むので、外部の音を適度に遮りつつ、ゲームに集中しやすい環境を作ってくれます。

クッションは柔らかめで、接地面の当たりがきつすぎないため、数時間程度の連続使用であれば大きな違和感を感じにくいと思いました。

折りたたみ構造になっているため、使わない時はコンパクトに畳んで収納でき、デスクの上や棚の隅に収まりやすいのも日常使いには嬉しいポイントです。

デザイン面はゲーミングヘッドセットとしては比較的落ち着いた印象で、派手な光り方をするタイプではないぶん、仕事用のオンライン会議や動画視聴にもそのまま使いやすく、ゲームに限らない汎用性を持たせてくれています。

そして、複数の機器を持っている人にとっては、これらの要素が組み合わさることで「一台持っておけば大抵のシーンをカバーしてくれる」安心感を生み出していると感じました。

PS5でFPSを遊び、SwitchでRPGを進め、PCで作業しながら音楽を流し、スマホで動画や配信を楽しむといった日常の流れの中で、いちいちヘッドホンを付け替えなくても、接続のモードを切り替えるだけで対応できるのは、思っている以上にストレスを減らしてくれます。

ゲーム体験に直結する音の分かりやすさと、マルチデバイス対応の手軽さ、そのふたつがしっかり両立している点は、このACG3506の大きな魅力だと感じました。

レビュー気になった点

一方で、ACG3506にはいくつか気になる部分や、あらかじめ理解しておいた方がよいポイントもあります。

まず感じたのは重量感です。

スペック上、特別に重いわけではないものの、軽量特化のゲーミングヘッドセットと比べると、長時間のプレイでは頭頂部や首に負荷を感じる場面がありました。

イヤーカップやヘッドバンドのクッション自体は柔らかめですが、本体の質量がしっかりある分、数時間を超えて使用すると、人によっては「少しこたえる」と感じるかもしれません。

短時間のプレイや休憩をこまめに挟む使い方であれば大きな問題にはなりにくいものの、長時間連続でゲームをする習慣がある場合は、この点を頭に入れておくとよいと思います。

音質についても、ゲーム向けにメリハリを強めたチューニングになっている印象があり、音楽や映画をじっくり楽しみたい人にとっては好みが分かれそうです。

低音は迫力があり、爆発音や足音は気持ちよく鳴ってくれる一方で、高音域はやや硬さを感じることがあり、ボーカルの伸びやシンバルの余韻などを繊細に味わいたいという用途には、オーディオ寄りのヘッドホンと比べると物足りなく感じる可能性があります。

また、専用のイコライザーアプリやPC用ソフトが前提になっているモデルとは異なり、音の細かな調整をする余地はそれほど大きくなく、「もう少し自分好みに追い込みたい」と思っても、調整幅に限界を感じる場面がありました。

接続まわりについても、万能に見えて実は注意が必要な部分があります。

特に、Switchでの利用時にマイクが使えない可能性がある点や、Xbox Oneシリーズではワイヤレス接続に対応していない点は、複数のコンソールを持っている人にとって理解しておきたいポイントです。

ゲーム用のヘッドセットを選ぶ時、どうしても「対応」と書かれていると何でもできそうな印象を受けがちですが、実際には機器側の仕様によってボイスチャットまわりが制限されることがあり、このモデルも例外ではありません。

Switchでボイスチャットをしたい場合は、別途スマホアプリを組み合わせるなど工夫が必要になりますし、Xboxで完全ワイヤレス環境を期待している場合には、有線接続やアダプターの利用を視野に入れる必要があります。

また、操作系についても、機能が多いぶん慣れるまで少し時間がかかると感じました。

ワイヤレスと有線、Bluetoothと2.4GHzといった複数のモードを使い分ける構成なので、最初のうちは「今どのモードでつながっているのか」を意識して操作する必要があります。

説明書をきちんと読みながら使えば問題なく扱えるレベルとはいえ、シンプルさを何より重視する人にとっては、多少とっつきにくさを感じるかもしれません。

また、デザインについても、落ち着いた方向性でまとめられている一方で、「もっとRGBイルミネーションで光ってほしい」「いかにもゲーミングらしい主張が欲しい」という好みには寄り切っていない印象があります。

良く言えば普段使いしやすく、悪く言えばやや特徴が薄く感じられる可能性もあります。

価格面についても、セール時などを除けば決して最安クラスではなく、エントリークラスの有線ヘッドセットと比べると予算は上がります。

その分、多彩な接続方式やワイヤレス機能、7.1chサラウンドといった要素が加わっているので、機能をしっかり活かせる使い方ができるかどうかが満足度の分かれ目になりそうです。

総じて、これらの気になる点は「用途や環境をきちんとイメージして選ぶこと」ができれば大きな問題にはなりにくいものの、何も考えずに選んでしまうと、「思っていたのと少し違う」と感じる可能性がある部分だと感じました。

まとめ

ACG3506は、7.1chサラウンドと50mmドライバー、4WAY接続という組み合わせによって、ゲーム中心の生活をかなり柔軟に支えてくれるヘッドセットだと感じました。

Apex Legendsやフォートナイト、CoDといったFPSでは、足音や銃声の方向性が把握しやすく、原神やRPG系のタイトルでは、重厚なBGMやスキルのエフェクトがしっかり耳に届き、世界に入り込みやすくなります。

2.4GHzワイヤレスでPCやPS5とつなげば、低遅延で安定したゲームプレイができ、スマホやタブレットにはBluetooth、必要に応じて有線やType-Cと、シーンごとに接続方式を切り替えながらも、装着感や音の傾向はそのまま維持できるのが安心感につながります。

一方で、軽さや音質のピュアさを最優先したヘッドホンと比べると、重量感や音の硬さが気になる場面もあり、あくまで「ゲームを軸に、複数デバイスを一台でまとめたい」という考え方にフィットする人向けだと感じました。

Switchのマイクが使えない可能性や、Xboxでのワイヤレス非対応といった仕様上の制約もあるため、自分がよく使うハードとの相性を事前に確認しておくことは大切です。

そのうえで、PC・PS5・スマホ・タブレットなどを行き来しながら遊ぶことが多く、「ヘッドセットはできれば一台で済ませたい」「ゲーム用の音とボイスチャットのしやすさを両立させたい」と考えているなら、このACG3506は日常のゲーム環境にしっかり馴染んでくれる存在になると思います。

派手さよりも実用性とマルチな対応力を重視し、ゲーム時間を静かに支えてくれる道具として付き合っていくタイプのヘッドセットという印象でした。

商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。

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AOC 7.1ch 50mmドライバー 4WAY接続 ゲーミングヘッドセット ACG3506

皆様の生活が少しでも豊かになりますように。

では、また次回の更新でお会いしましょう。

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