どうも、Soranekoです。
IFYOO RGBゲーム用ヘッドセットスタンドをデスクに置いてみると、まず最初に目に入るのは縦にすっと伸びたシンプルなフォルムと、台座から溢れるように広がるRGBの光でした。
ヘッドホンを机の上にそのまま置いていると、ケーブルが他の配線と絡まったり、イヤーパッドの置き跡が気になったりと、細かいストレスが少しずつ積み重なっていきますが、このスタンドを使うと、その辺りのもやもやがかなり落ち着きます。
ヘッドバンドを柔らかいスポンジ付きの支柱に掛けるだけで、ひとまず「ここが定位置」という感覚が生まれ、戻す動作も自然と習慣になっていきます。
RGBライトは、常に強く主張するというよりも、モードを選ぶことで雰囲気を変えられるところが印象的でした。
虹色に流れるモードを使うと、いかにもゲーミングらしい賑やかな空気になり、照明を落とした部屋ではスタンド周りだけが静かに浮かび上がるように見えます。
一方で、単色で落ち着いた色に固定すると、ゲーム以外の作業中でもあまり気が散らず、デスクライトのように存在を主張しすぎない点が心地よく感じられました。
また、このスタンドの特徴として、USB 2.0ポートが前面に2つ搭載されていることも実用面で効いてきます。
PCやゲーム機本体のUSBポートが背面にあって手を伸ばしにくい環境だと、とりあえずここにマウスレシーバーやゲームパッド、USBマイク、あるいはスマホのケーブルなどを挿しておけるだけで、配線の動線が少し楽になります。
プラグ&プレイで特別なドライバも不要なので、USBハブというほど構えた存在ではないのですが、「このスタンドのあたりに小物系をまとめる」という意識で使うと、散らかりがちなUSB機器の避難場所としてちょうどいい役割を果たしてくれます。
スタンド自体はプラスチック製で、重量級の高級オーディオスタンドのような重厚感とは方向性が違いますが、その分だけ気軽に置き場所を変えたり、ゲーム用のスペースと作業用のスペースを行き来させたりしやすい軽さがあります。
底面には滑り止めがあり、ヘッドホンを掛け外ししても極端にぐらつくことは少なく、日常の中で何度も触れる前提の道具としては安心できるつくりです。
デスクの上に何か新しいガジェットを増やすときは、「場所を取るだけで終わらないか」という不安もありますが、このスタンドに関しては、ヘッドホンの定位置とUSBポート、それに適度なライト演出が一体化していることで、単なる飾りではなく「そこにある意味」がわかりやすい道具になっていると感じました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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IFYOO RGB ゲーム用 ヘッドセットスタンド イヤホンホルダーハンガー付き IFYOO-HS-X1
IFYOO RGB ゲーム用 ヘッドセットスタンド イヤホンホルダーハンガー付き IFYOO-HS-X1
レビュー良かった点
このスタンドの良かった点としてまず挙げたくなるのは、ヘッドホンの扱いが丁寧になりつつ、デスク周りの印象が少し整うことです。
ヘッドバンドを支える部分にはクッション性のある素材が使われており、金属フレームや硬めのバンドを引っ掛けたときも、角ばった部分が直接当たっている感じはそこまで強くはありません。
ヘッドホンを置くときに「雑に引っ掛けておく」というより、「そっと掛けておく」という感覚に近づき、自然と扱いも丁寧になります。
また、台座の広さと支柱の高さのバランスがそこそこ良く、一般的なゲーミングヘッドセットならイヤーカップが机に触れずに宙に浮いた状態を保ちやすいので、イヤーパッドの劣化を気にする人にとっても心理的な安心感があります。
RGBライトについては、派手さを求める人にも、落ち着いた雰囲気を好む人にも、ある程度寄り添える構成になっていると感じました。
光のモードを切り替えられることで、ゲーム中は虹色の流れるモードで画面外の気分を盛り上げつつ、長時間の作業や動画視聴のときには単色や呼吸モードにして、視界の隅でチカチカし過ぎないように抑えられます。
特に、部屋の照明を落として画面の明かりが中心になる時間帯に、スタンドから柔らかく光が広がっていると、デスク全体の余白が少し賑やかになりつつも、どこか落ち着いた雰囲気も残してくれます。
USBポートが2つ前面に並んでいる点も、実際に使うと便利さを感じやすい部分です。
ワイヤレスマウスのレシーバーや小型のUSBドングルをスタンド側に挿しておくと、PC本体側のポートを節約でき、背面のポートを探して手を伸ばす回数が減ります。
また、ゲーム機本体から離れた位置にスタンドを置き、そこにコントローラやヘッドセットのUSBケーブルをまとめて接続する使い方もできます。
USB 2.0なので高速データ転送を必要とする外付けSSDなどには向きませんが、マウスやキーボード、マイク、USBファン、スマホの充電ケーブルといった軽めの用途なら十分機能してくれます。
さらに良いと感じたのは、設置や使用のハードルが低いところです。
特別なソフトのインストールや複雑な設定は必要なく、付属の説明書を軽く確認して組み立ててしまえば、あとはUSBケーブルをPCやゲーム機に挿すだけでライトもUSBポートも動きます。
RGBライトは専用アプリで細かく制御するタイプではない分、逆に「つないだら光る」「ボタン操作だけでモードが変わる」といった分かりやすさがあり、機能が多すぎて持て余すことがありません。
外観についても、全体的に角の立ちすぎないシルエットで、いかにも攻撃的なゲーミングデザインというよりは、ライトが入ることでゲーミングらしさを補っている印象です。
そのため、カラフルなデバイスで統一したデスクにも、比較的シンプルなモニター周りにも馴染みやすく、「置き場所を選ぶ」というよりは、既存のレイアウトに光のアクセントとして加えられるガジェットに近いです。
対応する機器の幅も広く、PCだけでなくPS4やPS5、Xbox、SwitchなどUSBポートのある本体なら基本的に電源供給ができるので、ゲーム機を中心にしている環境でも取り入れやすくなっています。
複数のヘッドセットやヘッドホンを持っている場合、日常的によく使う1本をこのスタンドに掛けておき、他は別の場所に収納するようにすると、「いつも使う一本」が自然とここに集まるので、手に取るまでの動きが少しスムーズになるのも嬉しいポイントでした。
レビュー気になった点
一方で、IFYOO RGBゲーム用ヘッドセットスタンドには、少し気になる点や、あらかじめ理解しておいた方が良さそうな部分もいくつかありました。
まず、USBポートがUSB 2.0規格であることから、電力供給と転送速度の両面で、用途には向き不向きがはっきりしています。
単ポートあたりの目安が0.5A程度のため、スマホやタブレットを急速充電したいときや、外付けHDDのようにある程度まとまった電力を必要とする機器をつなぐと、期待通りに動作しなかったり、安定しない可能性があります。
このスタンドのUSBポートは、あくまでマウス、キーボード、USBレシーバー、小型マイクといった“軽め”の機器向けと考えておくと、実際の使い勝手とのギャップが少ないと感じました。
また、ヘッドホンを支える部分に使われているスポンジは、優しいあたり方である反面、重量のあるヘッドホンを長時間掛けておくと、へこみが残りやすいという指摘もあります。
日常的に重めのゲーミングヘッドセットや金属フレームの大型ヘッドホンを掛けっぱなしにする場合、スポンジの形状が少しずつ変わっていく可能性は考えておいた方がよさそうです。
プラスチック製の本体についても、軽さや扱いやすさの裏返しとして、「高級感」や「重厚さ」を求める人には少し物足りなく映るかもしれません。
表面の質感や重量感は、アルミ製や木製のスタンドと比べるとあくまで“実用品寄り”で、インテリアとしての存在感を最優先したい人には、別の素材の製品の方が満足度が高い可能性があります。
RGBライトに関しても、専用ソフトで細かく制御できるタイプと異なり、本体のボタン操作で決められたモードの中から選ぶ方式なので、「特定の色だけを微調整したい」「他のデバイスと完全に同期させたい」といった高度なカスタマイズを望む人には、自由度が少し制限されているように感じられるかもしれません。
また、組み立て構造にも少し注意が必要です。
一度しっかり組み上げると、簡単には分解しにくいという声もあり、収納や移動のたびにバラしてコンパクトにしたいタイプの人には、やや扱いづらさを感じる場面があるかもしれません。
設置場所を変えること自体は難しくありませんが、本体を頻繁に分解したいという使い方にはあまり向いておらず、「ここに置く」と決めてから組み立てる方が安心です。
さらに、USBポートを複数使う前提で多くのケーブルを周辺に集めると、せっかくデスクがすっきりしたのに、スタンド周辺だけ配線で込み合ってしまう可能性もあります。
特に、USBケーブルの長さが余っていると、台座の近くにケーブルがループ状に丸まり、見た目の印象が想像よりも賑やかになってしまうことがあります。
結局のところ、このスタンド自体は整理の起点にはなってくれるものの、ケーブルマネジメントを別で少し工夫してあげないと、「スタンドの周りが新しい配線の密集地」になってしまう点は意識しておいた方がよさそうです。
価格面についても、シンプルなヘッドホンスタンドと比べると、RGBライトとUSBポートが付いている分だけやや高めの位置づけになります。
ライトやUSB機能をあまり使わない人にとっては、「もう少し機能を絞った、よりシンプルで安価なモデルの方が合っていたかもしれない」と感じる可能性もあります。
逆に、ライトとUSBがきちんと日常で役立つイメージが持てている人には、その分を含めて価格を納得しやすい構成ですが、「とりあえずスタンドが欲しいだけ」の場合は、コストに対して過剰装備に見えることもあり得ると感じました。
こうした点を踏まえると、このスタンドの性格をよく理解したうえで、自分の環境に合っているかどうかを考えることが大切だと感じます。
まとめ
総じて、IFYOO RGBゲーム用ヘッドセットスタンドは、ヘッドホンの定位置をつくりながら、デスクの雰囲気とUSBポートまわりの小さな不便を一緒に整えてくれる道具だと感じました。
ヘッドバンドを受け止めるクッション付きの支柱と、適度な広さの台座によって、普段よく使うヘッドホンを安心して預けられる場所ができ、使い終わったら自然とここに戻す流れが生まれます。
その結果、机の上が無造作なヘッドホンとケーブルで埋まることが少し減り、視界も気持ちもほんの少し軽くなるような印象がありました。
RGBライトは、モードを切り替えることで賑やかさと落ち着きの両方に寄せられるため、ゲーム中の高揚感を演出したいときにも、淡く光るアクセントとしてそっと置いておきたいときにも使い分けができます。
一方で、USBポートの規格や、本体の素材、スポンジ部分のへこみやすさといった点は、あらかじめ理解したうえで選んだ方が、後から戸惑いが少ないと感じました。
USB 2.0ポートはあくまで軽めの周辺機器向けと考え、充電や大容量データ転送は本体側に任せる。
スタンドの質感については、インテリア性よりも実用性と気軽さを優先する。
こうした前提を受け入れられるかどうかが、このスタンドが自分のデスクに馴染むかどうかの分かれ目になりそうです。
デスク上にヘッドホンと小物の集まる“拠点”をつくりたい人、ゲーム機やPC本体のUSBポートから手を伸ばす距離を少しでも短くしたい人、RGBの光で夜の作業やゲーム時間にささやかな雰囲気づくりをしたい人にとっては、日々の中でじわじわと存在感を増していくタイプのアイテムだと思います。
逆に、極端な高級感を求めていたり、USBハブを本格的な拡張として使いたい場合には、別の選択肢も候補に入れながら、自分の使い方に近い姿を想像して検討するのが良さそうです。
大きな主役ではないけれど、デスクの一角に静かに居場所をつくり、ヘッドホンと光とUSB機器をまとめて受け止めてくれる、そんな脇役として迎えると、このスタンドの良さが一番素直に見えてくると感じました。
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IFYOO RGB ゲーム用 ヘッドセットスタンド イヤホンホルダーハンガー付き IFYOO-HS-X1
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。