どうも、Soranekoです。
初めてコーヒーを豆から挽いて淹れてみたいと思ったのは、ある秋の朝のことでした。
冷え込んだ空気の中、ふとキッチンに立つと、どこかで感じた懐かしいコーヒーの香りが脳裏をよぎったのです。
その瞬間、インスタントではない、豆を挽くところから始める本物の味を試してみたくなりました。
色々と調べているうちに出会ったのが、カリタの木製コーヒーミルKH-3AM。
木のぬくもりとレトロなデザイン、そして手挽きならではの味わい深さに惹かれ、迷わず購入に至りました。
実際に手元に届いたミルは、思った以上に美しく、重厚な存在感を放っていて、それだけでちょっとしたインテリアのような佇まい。
初めて豆を挽くその日まで、箱から出しては撫でて眺めるのが楽しみになってしまうほどでした。
豆を入れ、ハンドルを回した瞬間に広がる香ばしい香りと、手に伝わる心地よい振動。
そんな一つひとつの工程が、日常に特別な時間を与えてくれるようでした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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カリタ 木製 手挽き コーヒーミル KH-3AM
レビュー良かった点
カリタのコーヒーミルKH-3AMを実際に使ってみて、まず感動したのはその見た目の美しさと質感の高さです。
艶やかすぎず落ち着いた木目がとても品があり、テーブルに置いてあるだけでどこか喫茶店のような雰囲気が漂います。
木の風合いに加えて、重厚感のある鋳鉄のカッター部が良いアクセントになっていて、アンティーク調でありながらも機能性をしっかりと感じさせる佇まい。
ハンドルの回し心地も非常になめらかで、ギシギシした感触はまったくありませんでした。
豆を入れてハンドルを回すと、カリカリと心地よい音が響き、そのたびに新鮮な豆の香りがふわりと鼻先をかすめます。
特に朝の時間帯、この香りに包まれながら豆を挽くことが一日の始まりの儀式のようになっていて、それ自体がとても贅沢な体験です。
また、挽き具合の調整も思いのほか簡単で、粗挽きから細挽きまで自分好みに合わせてしっかり調節できました。
フィルターでドリップするのに適した中挽きで試してみましたが、均一でムラのない仕上がりになり、豆の持つ風味を余すところなく抽出できたように感じます。
何より、手で挽くことで時間をかけてじっくりと向き合えるのが魅力で、慌ただしい日常の中でも、ほんの少し立ち止まって自分のための丁寧な時間を過ごせるのが嬉しいところでした。
ミルの下部にセットされた木製の引き出し部分も、豆の粉がこぼれることなくしっかり受け止めてくれる構造になっており、粉をドリッパーに移す際もスムーズ。
持ち運びしやすいサイズ感も魅力で、私は週末になるとこのミルを持ってベランダや公園、時にはキャンプにも持参して、自然の中で淹れる一杯のコーヒーを楽しんでいます。
そのたびに、香りと味、そして時間そのものが格別なものになるのです。
レビュー気になった点
使っていく中で気になったのは、手挽きであるがゆえの時間と手間の部分でした。
もちろん、それがこのミルの良さでもあるのですが、忙しい朝や急いでいる時には、どうしても電動ミルのスピードが恋しくなってしまいます。
豆を一回分挽くのにだいたい3〜5分ほどかかるのですが、その間ずっと手で回し続ける必要がありますので、体力的に少しだけ疲れてしまう日もあります。
また、最初の頃は挽き具合の調整に少し戸惑いました。
調整ネジが本体内部にあるため、何度か試しながら自分に合う粗さを見つけなければならず、慣れるまでに少し時間がかかる印象でした。
そのほか、木製という特性上、湿気や水分には注意が必要で、うっかり水洗いをしてしまいそうになるのですが、それは絶対に避けねばならないという点も、少々扱いに気を使います。
引き出し部分も、木のすべり具合に左右されやすく、粉を取り出す際にたまに引っかかりを感じることがありました。
ただ、これは使っていくうちに木が馴染んできて、今では気にならない程度に改善されています。
そして、外に持ち出して使う際には、ミル自体がやや重めである点も考慮が必要かもしれません。
頑丈さの裏返しではあるのですが、軽量な装備で済ませたい登山や長距離のアウトドアには少し不向きに感じるかもしれません。
ですが、この重厚感と耐久性は確かに信頼できるポイントでもあるので、相反する要素として納得しています。
まとめ
総合的に見て、カリタの木製コーヒーミルKH-3AMは、日々の暮らしの中にゆとりと贅沢を与えてくれる素晴らしい道具だと感じました。
豆を挽くという何気ない工程が、香りと音と手の感触を通じて、五感で味わう時間へと変わっていくのです。
見た目の美しさと実用性のバランスも良く、使うたびに丁寧な時間を過ごせるという意味で、心から満足しています。
もちろん、手間や扱いに少しばかり気を配る必要はありますが、それも含めてこのミルの魅力。
むしろ、そうした丁寧な所作こそが、コーヒーという飲み物をより豊かにしてくれるように思えました。
自宅でのリラックスタイムはもちろん、キャンプや公園など、場所を選ばず楽しめるのも嬉しいところ。
プレゼントにもふさわしい見た目と質感ですので、大切な方への贈り物にもぴったりです。
私にとってこのミルは、ただの道具ではなく、暮らしを丁寧にしてくれる相棒のような存在になりました。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。