どうも、Soranekoです。
初めてこのMSI MAG A850GL PCIE5 WHITE 850Wを手にしたのは、ホワイトを基調とした自作PCを組む際に“統一感のある電源が欲しい”という思いからでした。
梱包を開けた瞬間、しっかりとした重量感とホワイトボディの清潔な印象が手に伝わってきて、高級感のある質感が期待を膨らませてくれました。
ケーブルもフラットな黒色で、ホワイトと黒のコントラストが美しく、その佇まいだけで「このPCは自分でこだわって作っている」と実感できました。
最初に思ったのは「装着したらどんな雰囲気になるのだろう」というワクワクで、いざケースに取り付けてみるとケーブル配線がスムーズで、余ったケーブルも無駄なくまとめられるので内部がごちゃつかず、まるでプロの作品のようにスッキリと仕上がりました。
PCを電源オンした瞬間も、電圧が安定して全パーツが難なく起動する姿に驚きましたし、80PLUS Gold認証の効能なのか、アイドル時でも静かでクールな運転音が心地良く、初対面から安心感を感じました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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MSI MAG A850GL PCIE5 WHITE 850W 電源ユニット

MSI MAG A850GL PCIE5 WHITE 850W 電源ユニット
レビュー良かった点
このMSI MAG A850GL PCIE5 WHITEを使ってまず感動したのは、120mmの流体軸受(FDB)ファンのおかげで、負荷が上がった際にも耳障りなファン音がほとんどしなかったことです。
夜中に動画編集やゲームプレイをしても、巻き上がる風切り音が気にならず、自室全体が静まり返っているような環境で集中できました。
特に深夜帯の使用では、静かさが極めて重要なのですが、低速回転でもしっかり冷却してくれるので、温度が90℃を超えるような緊張感がなく、余裕を持ってPCパーツが動いている様子に好印象を持ちました。
時に高負荷なRTX 40シリーズGPUやRyzen 7000世代のCPUを試してみたときでも、電源ユニットの電圧がぴたりと安定して瞬断なども一切なく、描画がカクつかない滑らかさが継続しており、電力の供給に余裕がある安心感は数値以上の「体験」として伝わります。
その安定性は、レビューサイトでも「全負荷時に47℃でフル出力」「効率やリップル抑制もしっかりしている」と高評価されていて、実際に使ってみてもノイズが少なく、モニター周りがちらつかず、感覚的にクリアな映像が残っていました。
PCIe 5.0ネイティブの16ピン(12V2×6)ケーブルは、RTX 4090など最新GPUにも安心して接続できるもので、黄色チップ付きでしっかり奥まで挿せた安心感もありましたし、600W対応と明記されている安定感は実際の運用でも証明されています。
それから、長さ140mmというコンパクトサイズにも関わらず、必要十分なケーブルがそろっていて、ATX 24ピンやEPS、PCIeなどが余すところなくフルモジュラーで収納できる仕様は、PCケース内に美しい配置を実現し、ケーブルマネジメントの手間が一段と省けました。
フラットケーブルは見た目の良さだけでなく内部風通しもよく、結果としてGPUやCPUに当たる風の流れが改善され、PC内部全体の熱的な余裕ができたため、夏場の高負荷環境下でも安定感が増しました。
さらにパワー特性として、ATX 3.0規格の2倍総出力および3倍GPUスパイク出力対応の表記があり、ゲーム中に大きく瞬間的に電力が跳ね上がっても余裕で耐え切ってくれます。
実際、ゲーム中にGPU負荷がピークに達したときでも電源ユニットのLEDライトやPC動作はビクともしなかったのは、技術仕様以上の安心感として印象に残りました。
性能面もさることながら、視覚的な部分や設置の取り回しの良さ、作業感のスムーズさも含めると、この電源ユニットは五感すべてに配慮してくれたように感じられて、とても満足です。
レビュー気になった点
納得しつつもいくつか気になった部分も正直に感じました。
まず、内部コンデンサにCapXon製が採用されている点で、長期耐久性については多少不安が残ります。
CapXonは安価な部品で知られていて、そのためかレビューサイトでは「高品質なRubyconやNichiconに比べて劣る」とされており、実際に数年後に交換する頻度が高いかもしれないという懸念が芽生えました。
とはいえ現時点では不具合もなく、動作に影響はないのですが、パーツ単価で選ぶか、それとも信頼性を優先するかは人によって判断が分かれるところだと思います。
次に、使用中に“わずかなざわめき”のようなファン音が気になる場面がありました。
通常は静かなのですが、軽負荷〜中負荷くらいの中途半端な回転数のときに「微振動のような耳障り」が発生し、完全に静穏ではないところがありました。
レビュー記事でも指摘されていますが、ファン設計はCWTとの連携でコストを抑えた部分なので、音質面が完璧とは言えないかもしれません。
それと、出力効率も一部条件下で70%以下になることがあるようで(2%負荷時などアイドル時で70%未満という評価がある)、普段使いでも効率がやや落ち込む瞬間もあるように感じました。
自分の環境でもアイドル時にファンが回り続けたり、心なしかシステムファンが一瞬高回転になったりする場面があり、効率性が一定ではないのではないかという印象を受けました。
ケーブル類についてはフラットで配線性には優れる反面、「硬くて取り回しにくい」という感想を持つ方もいるでしょう。
私自身も余ったケーブルを束ねるときに曲げにくさがあり、その点で細かい省スペースケースや柔軟な取り回しを求める方には工夫が必要かもしれません。
さらにちょっとしたマーケティング表記として“3倍GPUパワーエクスカーション”という記載があるものの、レビューでは「実際の数値が混乱する」との声もあります。
製品仕様を見る限り瞬間的な電力ピークには対応していますが、訴求文句が誤解を招く可能性があるため、わかりやすい解説が欲しいところです。
最後にノイズの改善策として、ファンの品質やファンスピード制御をもっと緻密にしてもらえるなら、静音志向ユーザーにさらに喜ばれると思いました。
静かな空間での作業や睡眠環境に影響を与えないレベルまで音を抑えれば、評価はさらに高まると感じます。
まとめ
総じて、MSI MAG A850GL PCIE5 WHITE 850W電源ユニットは、見た目の上品さと剛性感、高効率・ATX 3.0&PCIe 5.0対応といった技術仕様の先進性がしっかり備わっている、安心して長く使える電源だと感じました。
120mm FDBファンによる静音設計やケーブルがフラットで配線しやすく、ケース内の美しさを保ってくれる点は、自作PCの“仕上がり”を重視する人にとって魅力的です。
とはいえ、内部に使われているコンデンサの質や、軽負荷時のほんのごく小さな風切り音、効率低下の可能性など、改善の余地が見られる点もあり、そこを差し引いても「性能と見た目のバランスがいい電源」という位置づけに十分納得できます。
電源の交換タイミングや将来的なカスタマイズ性を考慮すれば、万一コンデンサ交換をするかもしれないという準備は頭に入れておきたいものの、現時点では何の問題もなく使い続けられていて、安心感をもっておすすめできます。
高性能構成でも対応できるパワーと安心感、10年保証という枠組みを含めると、「多くのユーザーにとって失敗しない選択」と言えるし、再購入・人への推薦にも前向きな気持ちで臨める電源ユニットです。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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MSI MAG A850GL PCIE5 WHITE 850W 電源ユニット
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。