どうも、Soranekoです。
LG フレームレス モニター ディスプレイ 24QP500-Bを実際に使い始めると、まず最初に感じたのは23.8インチという扱いやすいサイズとWQHD解像度の組み合わせが生む、画面の密度感と作業のしやすさでした。
文字がくっきりと表示されつつ、行間や余白が自然に取れるため、資料を並べるときもブラウザとドキュメントを左右で分けたいときも、無理のない視線移動で収まる感覚がありました。
IPSの非光沢パネルは照明や日差しの映り込みを抑えてくれるため、光源の位置を気にせず机のレイアウトを変えても安定した視認性が保たれ、場所を問わず落ち着いた見え方をしてくれます。
色味もsRGB 99%の範囲でしっかりと揃っているため、写真の確認や資料作成で色が過度に強調されたり沈んだりするような違和感が少なく、作業の途中で画面の明るさや彩度を調整し直す回数が自然と減っていきました。
表示の滑らかさは75Hzという仕様がちょうど良いバランスで、マウスカーソルの動きが少し軽く感じられる程度ながら、日々の操作に落ち着いた一体感が出ていきます。
FreeSync対応によって動画や動きのある映像を見たときもカクつきや破綻が抑えられ、急に映像が乱れて気持ちが途切れるようなことが少なく、軽いゲームや映像編集の確認にもほどよく応えてくれました。
フレームレスデザインは視界の端に余計な縁が入り込まず、作業中の画面への没入感が自然に保たれます。
複数ウィンドウを並べても境界が邪魔をしないため、画面全体を一つの平面として使いやすい印象があります。
スタンドはチルトのみというシンプルな仕様ですが、角度調整は十分で、机に置いたまま視線を水平に近づけやすく、首に負担を感じにくい姿勢を維持しやすく感じられました。
起動も速く、電源を入れるとほぼすぐに安定した明るさで表示されるため、作業を始めるときの流れが滞らず、日常使いに馴染みやすい印象があります。
全体として、強く主張する派手さより、日々の時間に静かに寄り添いながら作業の密度を高めてくれるような、落ち着いた佇まいのあるモニターという印象が自然と残りました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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LG 23.8インチ フレームレス WQHD モニター ディスプレイ 24QP500-B
LG 23.8インチ フレームレス WQHD モニター ディスプレイ 24QP500-B
レビュー良かった点
LG フレームレス モニター ディスプレイ 24QP500-Bの良かった点として最初に挙げられるのは、WQHD解像度がもたらす情報密度の高さと、それが23.8インチというサイズ感と巧く噛み合うことで、画面に余裕を持った作業スペースが自然に生まれることでした。
フルHDでは窮屈に感じる場面でも、WQHDになることでウィンドウを重ねず横並びのまま確認でき、資料作成や調べ物を同時に行うときに視線の移動が減り、作業の流れが滑らかになりました。
IPSパネルの発色は安定感があり、白背景の文書でも過度に青みが載るようなことがなく、長時間眺めていても疲れにくい落ち着いた色合いが保たれます。
非光沢処理は光源の映り込みを穏やかに拡散してくれるため、昼夜の照明条件が変わっても視認性が揺らぎにくいことが印象的で、作業の中断要因が少ないと感じる場面が多くありました。
HDR10への対応も日常映像の再生には十分で、動画の暗部がつぶれず、全体的に密度が増したような見え方になり、コンテンツを自然な明るさで楽しむことができます。
75Hzの更新速度は、通常の用途においては明らかに体感できるなめらかさをもたらし、カーソルが軽く滑るように動く感覚があり、ソフト間を行き来するときやスクロールの流れが整うため、操作へのストレスが小さくなります。
AMD FreeSyncにも対応しており、対応GPUとの組み合わせでは映像の破綻が目に見えて抑えられ、ブラウザ上の動画ですら安定した視聴感が得られました。
フレームレスの筐体デザインは視界の連続性が高く、画面の端が気になりにくいため、集中したい作業時に画面全体がひとつの広い板のように感じられ、表示内容への没入がしやすくなります。
スタンドの安定感も十分で、角度を調整するときにぐらつきが少なく、机に手を置いたとき振動が過度に伝わることもありませんでした。
映像入力端子がHDMIを2口備えている点は使い勝手がよく、PCと別デバイスを同時に接続しておいて作業内容に応じて切り替えるような運用にも無理がありません。
VESA 100×100に対応しているため、後からモニターアームを導入しても柔軟にポジションを変えられ、作業姿勢を整えたいときに選択肢が広がります。
消費電力もほどよく抑えられており、通常使用で19W前後に収まる点は、長時間使う上で気持ちの負担が少なく、静かな安心感があります。
起動の速さや設定メニューの分かりやすさも扱いやすく、必要な調整を短時間で済ませられ、細かな部分まで使いやすさが整えられていると感じました。
全体として、派手さではなく安定した質感と取り回しの良さが際立ち、日常の作業環境を自然に底上げしてくれる点が特に魅力的に感じられました。
レビュー気になった点
LG フレームレス モニター ディスプレイ 24QP500-Bを使っていて大きな不満を感じる場面は少なかったものの、いくつかの点で「もう少しこうだったら便利に感じられる」と思う部分がありました。
まず、スタンドがチルトのみという仕様は設置の自由度という面ではやや物足りず、高さを細かく調整したい場合や視線にぴったり合わせたい場面では、モニターアームを併用しないと最適な姿勢が得にくい時がありました。
特に長時間作業を続けていると、わずかな目線の角度の違いが肩や首に影響を及ぼすことがあるため、スタンド側にもう少し調整幅が備わっていればより扱いやすく感じられたかもしれません。
また、スピーカー非搭載という点も、軽い動画再生をモニター単体で済ませたい時には少し不便に感じられる部分で、外部スピーカーやヘッドホンを必ず用意する必要があります。
音質にこだわらない場面でも音の出力先が必須となるため、机上設備を簡潔に整えたい人には追加の選択が求められます。
リフレッシュレートが75Hzという点も、一部の用途では中間的な印象になる場面があり、ゲーム用途や高速な動きの多い作業では144Hz以上のモデルに慣れている場合、動きの滑らかさに差を感じるかもしれません。
とはいえ一般作業においては十分ですが、それでも用途によってはもう少し余裕が欲しいと思う瞬間がありました。
HDR10対応についても、対応しているとはいえ輝度が非常に高いわけではないため、HDRコンテンツを強いコントラストで楽しむには物足りない印象があり、明暗の差が豊かに表現されるコンテンツでは少し控えめな効果になります。
また、USB-C入力やUSBハブ機能が備わっていない点は、ケーブル1本でノートPCを接続して給電までまとめたい場合には合わず、接続周りをすっきり整理したい用途には向きません。
HDMIとDisplayPortのみに絞られているため、周辺機器との組み合わせによっては変換アダプタを必要とするケースも出てきます。
フレームレスデザインは美しいものの、画面端に力が加わるとわずかにしなりを感じる場面があり、設置や移動の際には少し注意した方が安心です。
さらに、WQHDという解像度は表示領域が広く便利ではあるものの、アプリケーションによってはスケーリング設定が合わず、文字がやや小さく感じる場合もあり、設定を微調整する必要が生じることがありました。
これらの点は決定的な欠点ではありませんが、用途によっては気になる可能性があり、環境に合わせて調整や別途機器の用意をすることで快適さを補うことができる部分だと感じられました。
まとめ
LG フレームレス モニター ディスプレイ 24QP500-Bを一定期間使い続けてみると、派手さを抑えつつ作業環境を着実に整えてくれる落ち着いた存在感があり、WQHDの広さやIPS非光沢の安定した視認性が日々の作業を支えてくれることを実感しました。
75HzのなめらかさやFreeSyncによる映像の安定感は、作業と軽いエンタメのどちらにも自然に馴染み、途切れのない時間をつくってくれます。
フレームレスデザインは視界をすっきりと保ち、集中しているときほど画面そのものを意識せず内容に入り込めるような軽さがありました。
スタンドの調整幅やスピーカー非搭載といった点で環境によって工夫が必要な部分もありますが、VESA対応により後から自由度を補うこともでき、設備を少しずつ整えていきたい場面にも柔軟に応えてくれます。
色味の自然さや非光沢の落ち着きは長時間の使用でも負担を感じにくく、作業の流れを静かに整えてくれる印象がありました。
全体として、本機は過度な主張を避けながら日常の作業や映像を心地よい範囲で支えてくれる、扱いやすいWQHDモニターとして穏やかに役割を果たしてくれる一台だと感じられました。
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LG 23.8インチ フレームレス WQHD モニター ディスプレイ 24QP500-B
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。