どうも、Soranekoです。
ある日、長時間の映像を撮影する予定があり、その準備をしている最中にふと頭をよぎったのが「スマートフォンで撮影したデータをどうやって安全かつ快適に保存するか」ということでした。
iPhone 15 Pro Maxを使って4KのProRes動画を撮る機会が増えてからというもの、本体容量だけに頼ることに少し不安を覚えていたのです。
特に旅先やイベント会場のようにストレージの残量を気にしていては、せっかくの一瞬を逃してしまうこともあります。
そんな折に出会ったのが、YEEKEENの外付けSSDエンクロージャーでした。
シンプルでありながらも洗練されたデザインと、10Gbpsという高速転送をうたう性能表示に、直感的に「これは自分の撮影スタイルに合いそうだ」と感じたのです。
さらに心を動かされたのは、iPhone 15 ProやPro Maxに直接接続してProResの大容量動画を外部保存できるという点でした。
最大300分もの連続記録が可能と聞いたとき、これまで抱えていた容量への心配が一気に和らぎ、撮影にもっと自由さを持てるのではないかという期待感が膨らんでいきました。
外観を手にした瞬間は、コンパクトで軽やかな印象があり、持ち運ぶことに一切の負担を感じないサイズ感でした。
マグネット式で開閉できる構造も、工具を取り出さずにSSDを出し入れできるという点でとても新鮮に映りました。
普段から機材のセッティングに手間をかけすぎないよう心掛けていた私にとって、この使い勝手の良さは大きな魅力でした。
購入に踏み切ったのは、撮影環境がより自由になる予感を信じたからです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
YEEKEEN SSD 外付け Type-C エンクロージャー
YEEKEEN SSD 外付け Type-C エンクロージャー
レビュー良かった点
実際に使い始めてまず感じたのは、iPhoneとの相性の良さでした。
特にProResで撮影をしているとき、本体に記録するのではなくこのYEEKEENのエンクロージャーに直接保存されていく様子は、これまでにない安心感をもたらしてくれます。
撮影が長時間に及んでも、残量を気にする必要がないという事実が心の余裕につながり、映像に集中できるのです。
10Gbpsという転送速度の恩恵も存分に感じられました。
試しにiPhoneからPCへ映像を移すとき、そのスピードは目に見えて速く、待ち時間が大幅に短縮されました。
従来の外付けストレージに比べると、データ移動のストレスがなくなることで作業フローが驚くほどスムーズになります。
旅行先で撮った映像をすぐにPCに移し、その日の夜には編集を始められる。
このテンポの良さは、記録を作品に変えていくプロセスにおいてとても大きな意味を持ちます。
また、2230や2242といったコンパクトなM.2 SSDに対応している点も、実際に使ってみると納得できる選択肢でした。
小型SSDは携帯性に優れ、エンクロージャー全体のサイズを抑えてくれるため、日常的にバッグやポーチに忍ばせておくのにちょうど良いのです。
しかもマグネット式でSSDを出し入れできるため、別のSSDを使いたくなったときも簡単に差し替えることができ、機材管理の自由度が一気に高まります。
デザイン面でもシンプルさと実用性がうまく調和しており、持ち歩くたびに気分を高めてくれます。
さらにWindowsやMac、Linux、Androidといった多様な環境で動作するのも嬉しい点でした。
自宅ではMacで編集、職場ではWindowsで確認、外出中はiPhoneやAndroidタブレットでデータの確認、といった具合に、どの場面でも同じSSDを通じてデータがつながっている感覚は、生活の中に自然な安心感をもたらしてくれます。
まるで一つの軸が通ったように、機器の違いを意識せずに作業が続けられるのです。
放熱についても気になるほどの熱を感じることは少なく、長時間の使用でも安定して動作してくれました。
外付けストレージの不安要素である熱暴走のリスクを考える必要がほとんどなく、安心して作業を任せられる信頼感がありました。
レビュー気になった点
一方で、実際に使う中で「もう少しこうであればさらに良いのに」と感じた点もいくつかありました。
まず気になったのは対応するSSDサイズの制限です。
2230や2242に対応している点は携帯性という意味で利点なのですが、一般的に流通量の多い2260や2280サイズのSSDが非対応であるため、手持ちのSSDをそのまま使いたい人にとっては選択肢が狭まってしまいます。
私自身も最初は手元の2280サイズを差し込もうとして入らず、そこで初めて「サイズが違う」と気づいた経験がありました。
次に気になったのは、マグネット式のフタの強度です。
普段の使用で大きな支障はありませんが、バッグの中で他の機材とぶつかるような場面では「もう少ししっかり固定されていれば安心なのに」と思うことがありました。
撮影機材は持ち運ぶことが多いため、振動や衝撃でズレる可能性を考えると、強固さと開けやすさのバランスをもう一歩追求してほしいと感じます。
また、10Gbpsという速度は確かに速いのですが、これはあくまで理論値であり、実際に全ての環境でその速さが体感できるわけではありませんでした。
ケーブルや接続機器側の性能によっては速度が制限され、期待していたほどの差を感じられない場合もあります。
特に古いPCやUSBポートでは、せっかくの性能が十分に引き出せないことがありました。
そして長時間の大容量データ転送を続けると、本体がじんわりと温かくなることもあり、夏場の高温環境では少し気になる要素でした。
発熱が直ちに不具合に繋がるわけではないにせよ、より効率的な放熱設計があると安心できると思います。
さらに互換性に関しても、理論上はiPhoneやAndroidに対応しているとされていても、アプリやOSの仕様によっては意図した通りに動作しないこともありました。
特定の動画アプリから直接保存しようとした際に思うように外部SSDを認識してくれず、PC経由で保存せざるを得なかったケースもあります。
こうした細かな部分は製品側というより接続機器やソフトウェアに依存しているのですが、それでも「万能に対応できる」というイメージを持って購入するとギャップを感じてしまう人がいるかもしれません。
最後に、保証や耐久性について公式の情報が限られている点も少し気になりました。
外付けストレージは日常的に抜き差しや持ち運びを繰り返す製品なので、長期使用に耐えうる安心感やアフターサービスの内容が明示されているとより信頼感が高まるはずです。
まとめ
YEEKEENのSSD外付けエンクロージャーは、映像撮影やデータ管理に新しい自由を与えてくれる存在でした。
特にiPhone 15 ProやPro MaxでのProRes動画撮影において、外部SSDに直接保存できる安心感は大きく、容量不足の心配から解放されることは何物にも代えがたい体験でした。
10Gbpsの速度は作業を効率化し、撮影から保存、編集へと流れるようにつながっていく感覚を生み出してくれます。
コンパクトで持ち運びやすく、マグネット式のシンプルな構造は、使い手の負担を減らし日常の一部として自然に馴染みました。
一方で、対応SSDサイズが限られている点やマグネットフタの固定強度、発熱や互換性といった細かな部分には改良の余地が感じられます。
しかしそれらを大きな欠点と捉えるよりも、この製品が持つ可能性を広げるための課題と考える方が自然でしょう。
総合的に見れば、映像制作やデータ管理に関わる人にとって心強い味方となり得る存在であり、特にモバイルでの撮影が多い人や複数の環境でデータを扱う人にとっては、日常を一段と快適にしてくれる道具だと感じました。
購入してからは撮影時のストレスが減り、持ち歩く楽しささえ増えたこのエンクロージャーを、私はこれからも大切に使い続けたいと思っています。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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YEEKEEN SSD 外付け Type-C エンクロージャー
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。