商品紹介レビュー

MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC グラフィックスボード超簡単レビュー。MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCを試して感じたのは、この8GB版ながら2580MHzのブーストクロックによる滑らかな描画とDLSS3対応による高フレーム補完の快適さです。シンプルで強力なグラボ体験でした。

どうも、Soranekoです。

MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCを初めて目にしたとき、そのブラック基調の落ち着いた佇まいがとても印象的でした。

Dualファンを配した2スロット設計のスマートなフォルムは、省スペースのPCケースにもすっと収まってくれそうだと期待が膨らみました。

8GBのGDDR6メモリや2580MHzまで伸びるブーストクロックといったスペックを知るにつれ、最新ゲームでも十分に通用するパフォーマンスを秘めているのではないかと期待しました。

実際に手に取ると、プラスチック感はあるものの、しっかりしたヒートシンクと背面のバックプレートが冷却と剛性を支えてくれているように感じられました。

ドライバーを導入し、いざ電源を入れると、TORX FAN 4.0ファンが回り出しても、その静けさに驚かされました。

念願のDLSS3 Frame Generationを体験するために『サイバーパンク2077』を起動したところ、1080pで100fps超えを難なく記録し、高画質+RT Ultraでも滑らかに動いてくれて、初めて触った時の感動が自然とこみ上げてきました。

このグラフィックスボードは、見た目の落ち着きと音の静かさ、性能の高さがうまく調和していて、久しぶりに心から「使ってみてよかった」と感じた製品でした。

では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。

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MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC グラフィックスボード

MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC グラフィックスボード VD8517

MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC グラフィックスボード

レビュー良かった点

このグラフィックスボードの美点はまず、静音性の高さです。

実際に高負荷のゲームを長時間プレイしても、TORX FAN 4.0が優雅に回るだけで騒音は気にならず、背面のバックプレートも相まって冷却効率を高めつつ静かさを保ってくれます。

1080p環境では『ディアブロ4』を高設定で120fps超え、『サイバーパンク2077』RT UltraでもDLSS3の恩恵で100fps前後、ファンノイズも耳に入らず没入できます。

また、DLSS3によるフレーム生成は驚くほど滑らかで、スムーズなゲーム体験が得られました。

さらに、消費電力が平均115W前後と抑えられているため、ミドルレンジ構成でも電源への負担が少なく、長時間稼働による発熱も極端には感じませんでした。

ビルド品質も良く、コンパクトながらしっかりとした剛性があり、2スロット設計のためケース内のスペースにも優しく、将来のアップグレードにも適していると感じられます。

さらに、HDMI 2.1とDisplayPort×3の出力構成は複数モニターや高リフレッシュレートモニターにも対応でき、拡張性にも不安はありません。

静かさ、性能、消費電力のバランスが優れていて、DLSSなどの最新技術にも対応し、現行タイトルを安心して遊べる包容力を備えている点が非常に魅力的です。

レビュー気になった点

それでも、気になる要素もありました。

まず8GBのメモリ容量には現代的な不安を感じます。

たしかに多くの1080pタイトルでは問題ありませんが、高解像度やテクスチャ重めの環境では一部のタイトルで1%低いフレームレートが不安定になるケースが報告されており、将来性に少し懸念があります。

また、バックプレートがプラスチックである点は剛性には貢献していますが、やや質感の物足りなさを感じました。

厚みを抑えたデュアルスロット設計ゆえ、ヒートシンクもやや薄く、長時間高負荷をかけると他社の冷却重視モデルに比べて温度が高く推移する可能性は否めません。

さらに、1440p解像度ではフレーム数の落ち込みが見られ、特にフルHD以上での高設定プレイを重視する場合、RTX4060Tiの上位モデルか競合するAMD RX6750XT・RX7600を検討したくなる場面があります。

加えて、競合製品に比べて価格差が少し広がってきており、コストパフォーマンス面での優位性は以前ほど大きくない印象もありました。

小型設計ゆえにオーバークロック余地が限られ、上位モデルと比べて尖った性能を得るのは難しい面があります。

これらの点を踏まえると、本製品はミドルレンジとしては完成度が高いものの、将来のゲーム環境や解像度対応、冷却能力の点ではやや慎重な検討が必要と感じました。

まとめ

総じて、MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCは、静かで高効率、デザイン性にも優れたPCユーザーにぴったりの選択肢だと感じました。

1080p環境ではDLSS3の力もあって多くのタイトルを美麗かつ滑らかに楽しむことができ、消費電力の抑制やコンパクト設計も家庭用PCとして扱いやすいポイントです。

一方、8GBメモリや冷却性能、1440pへの余裕といった点では上位機との比較検討が望ましいため、そこを重視する方にはRTX4060Ti上位モデルや他社GPUを視野に入れることをお勧めします。

私は現時点では十分な満足感を得ており、PCを静かでスマートなミドルレンジ構成にしたい方にはぜひ候補に入れてほしい一台です。

商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。

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MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC グラフィックスボード

皆様の生活が少しでも豊かになりますように。

では、また次回の更新でお会いしましょう。

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