どうも、Soranekoです。
長く使っていたテンキーレスのメカニカルキーボードがそろそろ寿命を迎えつつあり、キーの一部が反応しにくくなったり、カチャカチャとした雑音が耳につくようになってきた頃、次に選ぶならできるだけコンパクトで、それでいて高速な応答性を備えたものをと考えるようになりました。
机の上にはモニターやマイク、オーディオインターフェースなどさまざまな機材が並んでいて、スペースの余白を作りたい気持ちが強くなっていたのです。
そんなときに目にとまったのが「CORSAIR USB-A K65 RGB MINI CherryMX SPEED 日本レイアウト CH-9194014-JP」でした。
小さな筐体に収められた60%サイズのフォーマット、そしてCherry MX SPEEDスイッチによる軽やかな打鍵感、さらにCORSAIR独自のAXONハイパープロセシング技術で最大8000Hzのレポートレートを誇るというスペックを知った瞬間、これはまさに自分の求めていたものだと胸が高鳴りました。
箱を開けると、真新しいPBT製のダブルショットキーキャップが整然と並んでいて、その表面はさらりとした指先に優しい質感を持ち、光沢を抑えた落ち着いた風合いが高級感を漂わせています。
付属のキーキャッププラーや交換用キーキャップが同梱されている点も心をくすぐり、すぐに自分好みに調整できる楽しみを予感させました。
初めて手に取った瞬間の重量感は思った以上に軽く、約580gという数字以上に持ち運びやすさを感じました。
USBケーブルが着脱式であることも、外出先での利用や配線の整理を考えると非常にありがたいポイントでした。
机の上に設置すると、その小さなサイズのおかげで驚くほどの余白が生まれ、これまでごちゃごちゃと詰め込まれていた空間が一気にすっきりとし、作業にもゲームにも集中できる環境が整ったのです。
電源を入れ、CORSAIRのiCUEソフトウェアを立ち上げてライティングを設定すると、キー一つひとつから放たれるRGBの光がまるで呼吸をするかのように淡く揺らめき、視覚的にも没入感を高めてくれました。
最初の印象としては、ただの入力機器というより、自分の世界を広げてくれるパートナーのように感じられ、これからこのキーボードとともに過ごす時間がどんな体験になるのか、期待で胸がいっぱいになったのです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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CORSAIR USB-A K65 RGB MINI CherryMX SPEED CH-9194014-JP ゲーミングキーボード
目次
CORSAIR USB-A K65 RGB MINI CherryMX SPEED CH-9194014-JP ゲーミングキーボード
レビュー良かった点
実際に使い始めてまず感じたのは、Cherry MX SPEEDスイッチ特有の軽やかさと反応の速さでした。
指を置いた瞬間にほんのわずかな力を加えるだけでスッと入力が反映され、通常のキーよりも短い1.2mmというアクチュエーションポイントがまるで思考の速さに追いついてくれるかのように感じられました。
FPSゲームで銃を構えたとき、わずかな指の動きが即座にキャラクターの動作に変換され、敵の動きに素早く対応できる場面が増えたことで、これまでのキーボードとは一線を画す手応えを味わうことができました。
キーの底打ち感も過度に強くなく、長時間プレイしても指先に疲労がたまりにくい点も魅力です。
60%というコンパクトさは最初は操作に不安を覚えていましたが、実際に使ってみると驚くほど早く馴染みました。
矢印キーやファンクションキーはFnとの組み合わせで呼び出す必要がありますが、その配置が直感的で、数日もすれば自然と指が動くようになり、むしろ机上のスペースが広がった恩恵の方が大きく感じられました。
マウスを大きく動かす余裕が生まれ、エイムの精度や操作の快適さも向上したと実感しています。
また、PBT製のキーキャップは質感がとても良く、指先に心地よく吸いつくような触感があり、長時間の入力でも汗や摩耗でテカリが出にくいのは実用面で大きな安心感を与えてくれます。
RGBライティングもただ派手に光るだけでなく、iCUEソフトで細かく調整でき、自分好みに波のように流れるアニメーションを設定したり、特定のゲームに合わせて重要なキーだけを強調するように光らせたりと、実用性と美しさが両立されているのが素晴らしいと感じました。
さらにAXONテクノロジーによる8000Hzのレポートレートは、理論値としてはかなりの超高速応答であり、実際にタイピングやゲーム中のレスポンスがよりダイレクトに感じられることも多々ありました。
特に格闘ゲームのようにコンマ数秒の入力が勝敗を分けるシーンでは、自分の意図したタイミングで技が繰り出せる安心感があり、この精度の高さはまさにプロ仕様だと納得できました。
日常的なタイピングでも、リニアな打鍵感のおかげでカタカタと指が走るように進み、文章作成がこれまで以上に快適に感じられました。
机の上の景色が変わるという意味でも、コンパクトなデザインの効果は大きく、飲み物を置くスペースや資料を広げる余裕ができたことで、仕事と遊びの切り替えがスムーズになりました。
持ち運びも容易で、出先にノートPCと一緒に持っていけば、自宅と同じ感覚でゲームや作業ができるのも大きな魅力でした。
レビュー気になった点
もちろん全てが完璧というわけではなく、実際に使ってみて気づいた改善してほしい点もありました。
まず一番に感じたのは、60%というコンパクトさゆえの制約です。
矢印キーやファンクションキーをFnとの組み合わせで入力すること自体は慣れてしまえば大きな問題ではないのですが、咄嗟に操作したい場面ではやはり一呼吸遅れることがありました。
特に文章作成の途中で矢印キーを多用する作業では、最初のうちはストレスを感じる瞬間がありました。
ゲーム中であれば問題ないのですが、普段使いとの両立を考えると、キー数の少なさがもう少し柔軟に補えるような工夫が欲しいと感じました。
また、角度調整のためのスタンドがない点も人によっては気になるかもしれません。
私自身は平置きのままでも打ちやすいと感じましたが、従来のキーボードで傾斜に慣れている方は違和感を覚える可能性があります。
さらに、Cherry MX SPEEDの特徴である軽い打鍵感と浅いアクチュエーションは確かにゲームには適していますが、誤入力を誘発しやすいという側面も持っています。
ほんの少し触れただけで入力が入ってしまうため、慣れるまでは意図しない動作が頻発しました。
慣れてからはその軽さを活かせるようになりましたが、打鍵の深みを好む人にとっては少々物足りなく感じるかもしれません。
そしてiCUEソフトウェアの自由度の高さは魅力的である一方、設定項目が非常に多く初心者には敷居が高い印象も受けました。
ライティングやマクロ設定を本格的に使いこなすまでには時間を要し、簡単に雰囲気を変えたいだけのユーザーには少々過剰に思えるかもしれません。
また、本体の構造上、長時間使っているとキーキャップとフレームの隙間にほこりが入りやすく、定期的な清掃が欠かせない点も気になる部分でした。
USBケーブルが着脱式であるのは便利ですが、端子部分が少し硬めで、抜き差しにコツが必要なのも小さな気がかりです。
持ち運びを前提にするとこの点は多少不便に感じました。
とはいえ、これらは致命的な欠点ではなく、むしろ自分の使い方や好みに応じて調整していけば十分にカバーできる範囲であると感じています。
まとめ
全体を通して「CORSAIR USB-A K65 RGB MINI CherryMX SPEED 日本レイアウト CH-9194014-JP」は、コンパクトさと高性能を絶妙に両立させた非常に完成度の高いゲーミングキーボードだと感じました。
机の上に広がる余白は視覚的にも心理的にも心地よく、ゲームに没頭する時間だけでなく、日常の作業までもが快適になる効果を与えてくれました。
Cherry MX SPEEDのリニアな打鍵感は思考と動作をダイレクトにつなげてくれるようで、特に反射神経を問われるゲームジャンルにおいては強力な武器となります。
一方で、誤入力が起きやすい側面や60%配列特有の制約も存在し、普段使いとのバランスをどう取るかがポイントになると感じました。
RGBライティングの美しさやiCUEによるカスタマイズの柔軟性は、単なる装飾を超えて使用者の個性を反映する楽しさを与えてくれ、操作するたびに気分を高めてくれる存在です。
持ち運びのしやすさやキーキャップの耐久性も実用面での安心感を支えており、長く愛用できるポテンシャルを備えています。
総じて、スペースを有効活用しながらも高レスポンスな入力を求める人、そして自分の環境を美しく整えたいと願う人にとって、強くおすすめできる一台です。
次のキーボード選びに迷っている方に、ぜひ一度手に取ってその心地よさを実感してほしいと心から思える製品でした。
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CORSAIR USB-A K65 RGB MINI CherryMX SPEED CH-9194014-JP ゲーミングキーボード
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。