どうも、Soranekoです。
最初に Xiaomi 4K モニター A27Ui を目にしたのは、ちょうど自分の作業環境を見直そうと考えていたときでした。
普段からノートパソコンを中心に仕事や趣味の時間を過ごしていたのですが、どうしても画面の小ささや解像度の粗さに限界を感じることが増えていたのです。
特に写真編集や資料作成など、細かい部分を確認したい作業では、目を凝らして拡大を繰り返すことが日常になっていました。
そんな中で出会ったのが、この Xiaomi の 27インチ 4K モニターでした。
最初に心を惹かれたのは、3840×2160 の UHD 画質という数字だけでなく、IPS ハードスクリーンがもたらす広い視野角や、工場出荷時に色補正されて ∆E<1 という高精度を実現しているという点でした。
数値だけでは想像が難しいものの「本物に近い色を忠実に再現してくれる」という響きに心が動かされました。
また、USB-C 接続で最大 90W のリバースチャージに対応しているという仕様も、私にとっては大きな決め手でした。
日頃からノートパソコンを中心にしているため、ケーブルの煩雑さや電源アダプターの取り回しに悩まされることが多く、一本のケーブルで電源供給と映像出力を同時に叶えてくれるというのは、理想に近いものでした。
購入を決めて届いた箱を開けた瞬間、その印象は一層強まりました。
シンプルながら無駄のないデザイン、狭額縁で収められた27インチのパネル、そしてしっかりとしたスタンドの質感。
机の上に置いてみると、思っていた以上に空間に馴染み、視界の中に自然と溶け込んでいきました。
そのときから、これが単なる道具ではなく、自分の時間をより快適で豊かなものにしてくれる存在になる予感がしていました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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Xiaomi 4K 27インチ モニター A27Ui
レビュー良かった点
実際に Xiaomi 4K モニター A27Ui を使い始めて、最初に強く感じたのは解像度の高さがもたらす圧倒的な緻密さでした。
27インチという広さに 3840×2160 の映像が広がると、写真の一枚一枚、映像の一コマ一コマが細部まで鮮やかに映し出されます。
写真編集をするとき、これまでノートパソコンの画面では見逃していた細かな色のニュアンスや質感までが、目の前に立体感を持って浮かび上がってくるようでした。
たとえば青空の写真を開くと、単に青と感じていた空が、実はグラデーションの繊細な層でできていることに気づかされます。
その微妙な階調が破綻なく描かれるのは、このモニターが持つ 10 億色を表現する能力と、sRGB 100%、DCI-P3 95% という広い色域の恩恵だと感じました。
また、色の正確さに関しても特筆すべきものがあります。
工場出荷時に ∆E<1 まで補正されているため、ディスプレイごとに色味がずれる心配が少なく、安心して編集作業に取りかかれるのです。
実際にプリントと画面を並べて比べてみたとき、ほとんど違和感を覚えない再現度に感心させられました。
そしてもう一つの魅力は USB-C の便利さです。
これまで複数のケーブルが机の上を占領していたのが、このモニターとノートパソコンを一本の USB-C ケーブルでつなぐだけで映像も電源もまかなえてしまうのです。
最大 90W の出力が可能なので、ノートパソコンを十分に充電できる安心感があり、アダプターを持ち歩く必要も少なくなりました。
デスク周りが整うと、驚くほど気持ちが落ち着き、作業に集中できるのです。
また、長時間使用していて気づいたのが目への優しさでした。
低ブルーライト認証を受けているだけあり、夕方から夜にかけて長時間画面を見続けても目の疲れが以前より軽減されているのを実感しました。
さらに DC 調光によるフリッカーフリー設計のおかげで、ちらつきを意識することもありません。
これは普段から文章を書いたり、資料を読み込んだりする時間が長い私にとって、非常にありがたい機能でした。
加えて、モニターのスタンドが多機能であることも、毎日の快適さに大きく貢献してくれています。
高さを細かく調整できるため、姿勢に合わせて自然な視線の位置に画面を持ってこられるのです。
縦画面に回転させることもできるので、長い文章を読むときやプログラミング作業のときにも非常に便利でした。
さらにベゼルの狭い三辺デザインは、作業中の視界を邪魔せず、必要なら隣にもう一台並べてマルチディスプレイ環境を作る際にも自然に馴染んでくれそうだと感じています。
このように、一つひとつの要素は小さな違いかもしれませんが、それらが合わさることで、仕事の効率や趣味の楽しみ方を確実に底上げしてくれるのだと実感しました。
レビュー気になった点
一方で、Xiaomi 4K モニター A27Ui をしばらく使っていると、いくつか改善されるとより理想に近づくのではないかと感じる部分も見えてきました。
まず挙げたいのはリフレッシュレートについてです。
映像の解像度や色の美しさには十分満足していますが、リフレッシュレートが 60Hz に限られているため、動きの速い映像やゲームを表示するときにはわずかに物足りなさを感じる場面があります。
普段の作業や映画鑑賞には全く問題はないのですが、ゲーミングモニターに慣れている人や高フレームレートを期待している人にとっては、物足りなく思うかもしれません。
次に気になったのは応答速度です。
公式には 6ms とされており、一般的な作業には十分ですが、動きの速い映像では残像がわずかに目にとまることがありました。
特にアクション映画やスポーツ映像などを見ていると、もう少し速ければより滑らかに楽しめるのにと感じることがありました。
また、USB-C のリバースチャージについても、実際に使ってみると仕様上「モニターがオフのときに最大 90W」と記載されている点がやや気になりました。
実際にはオンの状態でも充電はされますが、負荷が高いときのノートパソコンではフルスピードでの充電が追いつかないこともあり、常に安定して 90W 出力が続くわけではないように感じます。
これは機器の組み合わせによる部分もありますが、ハイスペックなノートを常用している人には注意が必要かもしれません。
さらに HDR10 対応と記載されていますが、輝度やコントラスト比の面で本格的な HDR 体験を期待するとやや物足りなさを感じる可能性があります。
映像が明るく鮮やかに見えることは確かですが、いわゆる「HDRらしい劇的なダイナミックレンジ」を完全に再現するには、もう少しピーク輝度やローカルディミングといった仕組みが必要だと感じました。
デザイン面についても、基本的にはシンプルで好印象ですが、重量がやや重めで約5.5kgあるため、設置や移動の際には少し手間取ることがあります。
モニターアームを利用する場合も耐荷重をしっかり確認しておく必要があり、誰にとっても簡単に扱えるというわけではありません。
保証やサポートに関しても、国内で販売されているとはいえメーカー公式の体制や修理の詳細が明確でない部分があり、長期的に安心して使うためには販売店ごとの保証内容を確認しておくことが望ましいと感じました。
そして最後に、色の再現性が非常に高いことは大きな魅力なのですが、実際の環境や経年によってはどうしてもズレが生じる可能性があります。
私自身も時間が経つにつれて、キャリブレーションツールを使って再調整する必要が出てくるのではないかと考えるようになりました。
つまり、このモニターは非常に完成度が高い一方で、ゲーミング用途やHDR体験を求めるユーザー、あるいは高負荷ノートPCとの長時間利用などでは細かい部分で気を配る必要があると感じました。
まとめ
総合的に見て、Xiaomi 4K モニター A27Ui は、仕事にも趣味にも安心して使えるバランスの取れたモニターだと感じました。
27インチという程よいサイズに 4K の解像度が収まることで、細部まで鮮やかに映し出される映像は作業効率を高め、同時に映像鑑賞を豊かにしてくれます。
USB-C 一本で映像も電源もまかなえるシンプルさは、日常の煩雑さを解消してくれ、机の上を整えてくれる心強い味方になりました。
さらに、色再現性の高さや低ブルーライト認証による目への優しさ、多機能スタンドの柔軟な調整機能など、一つひとつが日々の使い心地を大切にしてくれる仕組みになっているのを実感しました。
確かに、リフレッシュレートが 60Hz に限られていることや HDR 体験の物足りなさ、USB-C 給電の安定性など、細かい部分で気になる点はあります。
しかし、それらはこのモニターが本来の用途とする日常の作業やクリエイティブなワークフローを大きく妨げるものではありません。
むしろ、この価格帯でここまでの完成度を実現していることに驚かされます。
写真編集や文章作成、動画視聴など、幅広いシーンに自然に馴染み、穏やかに支えてくれる存在として、このモニターは確かな価値を持っています。
私はこれを使い始めてから、仕事の効率も生活の快適さも一段階引き上げられたと感じており、再び同じような環境を整えるとすれば、このモデルを選ぶことに迷いはないだろうと思っています。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。