どうも、Soranekoです。
初めてこのKeychron B2 Pro Ultra-Slim Wireless Keyboardを目にしたとき、最初に心を奪われたのはその存在感の軽やかさでした。
キーボードといえば机の上で当たり前のように置かれているものですが、どちらかというと裏方に回りがちな存在です。
ところが、このキーボードはスリムでありながらも確かな質感を持ち、ただの入力機器というよりはデスク全体の空気を引き締めるアクセントのように感じられました。
購入を考えるようになったきっかけは、仕事と趣味の両方で複数のデバイスを切り替えながら使うことが増えたことでした。
日中はWindowsのデスクトップで資料を作成し、夜はMacBookで写真編集を行い、移動中にはタブレットでも軽作業をこなす。
そんな暮らしを続けるうちに、それぞれの端末でキーボードを持ち替える煩わしさや、入力感の違いによる小さなストレスが積み重なっていました。
そこに現れたのがこのKeychron B2 Proでした。
Bluetoothと2.4GHzワイヤレス、そしてUSB-Cによる有線接続まで備えているという柔軟さは、まさに自分が求めていた理想像に近いものでした。
さらに96％レイアウトという絶妙なサイズ感。
フルサイズに近い便利さを保ちながらも、余分なスペースを削ぎ落としたコンパクトさは、限られたデスク上にすっきり収まってくれます。
購入前に調べたレビューでは「薄型で軽量」「最大300時間もの長時間駆動」「ZMK対応によるカスタマイズ性」といった魅力的な言葉が並んでいて、期待は高まるばかりでした。
箱を開けて実物を手にした瞬間、その期待は確信に変わりました。
指先で軽く触れると、驚くほどの薄さにもかかわらず剛性感があり、無駄にきらびやかでないスペースグレーの色合いは落ち着いた雰囲気を漂わせていました。
机に置いたときの収まりの良さはもちろん、重さも585グラム程度と適度で、持ち上げて別の部屋に運んだときにも頼りなさを感じさせません。
導入直後の第一印象は「このキーボードとなら長く付き合えそうだ」というものでした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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Keychron B2 Pro 超薄型 96％ ワイヤレスキーボード
Keychron B2 Pro 超薄型 96％ ワイヤレスキーボード
レビュー良かった点
実際に使い始めてみて、まず強く感じたのは接続の自由度がもたらす安心感でした。
普段は2.4GHzドングルをPCに挿して安定したレスポンスを楽しみ、タブレットやノートPCに切り替えるときはBluetoothで素早く接続。
USB-Cケーブルを使えば充電しながらでも有線接続として扱えるため、場面ごとに迷わず自然に使い分けることができます。
切り替えの速さも印象的で、例えば昼間に資料をデスクトップでまとめ、午後にはMacBookに移って続きを書き進めるときでも数秒でシームレスに移行できました。
そのスムーズさが作業の集中を途切れさせないので、思考の流れを保ったまま次の作業に没頭できるのです。
そしてもうひとつ感銘を受けたのは、打鍵感のバランスです。
超薄型ながら打鍵音はカチカチと耳に心地よく、浅めのキーストロークでも指先に確かなクリック感が伝わってきます。
従来のメカニカルキーボードの深い沈み込みに慣れていたので、最初は物足りなく感じるかと思いましたが、実際に文章を打ち込んでいくうちに、軽快さとリズム感がむしろ快適に感じられるようになりました。
文章作成やチャットのようにスピードを求める入力では、この軽やかさが疲労を抑えてくれることに気づきました。
また、96％レイアウトの妙は実際の使用で一層際立ちます。
フルサイズに近い安心感を保ちながらも、マウスとの距離が近くなるので手の移動が少なく、自然と肩や腕への負担が減るのです。
テンキーを備えているので数字入力も快適で、経理作業や表計算もストレスなくこなせます。
さらに長時間使用で驚かされたのはバッテリーの持ちでした。
公称値の300時間という数値に半信半疑でしたが、実際に数週間ほぼ毎日数時間使っても充電の必要がなく、電池残量を意識する機会がほとんどありません。
ケーブルを差してすぐに有線モードで使える点も含めて、バッテリーを理由に作業が中断されることがないのは大きな安心材料でした。
そして個人的に嬉しかったのは、ZMK対応によるキーのカスタマイズ性です。
専用ソフトのKeychron Launcherを使うことで、自分がよく使うショートカットやマクロを思い通りに割り当てられ、仕事での効率化はもちろん、ゲームの操作でも自然な形で力を発揮してくれました。
例えば文章作成時には定型文の挿入をひとつのキーに登録しておき、複雑なエクセル作業では特定の関数入力をワンタッチで呼び出せるように設定。
自分だけのワークフローをキーボードに染み込ませていくような感覚は、この機種ならではの楽しみ方だと感じました。
全体を通して、このKeychron B2 Proは日常のあらゆるシーンでそっと背中を押してくれるような存在であり、デザイン・使い勝手・安定感の三拍子を高い水準で揃えたキーボードだと実感しました。
レビュー気になった点
どんなに魅力的な製品にも、やはり使っていくうちに気になる点は見えてきます。
このKeychron B2 Proでも、いくつかの場面で改善を望みたくなる部分がありました。
まず最も顕著に感じたのは、バックライトがないことでした。
昼間の明るい環境ではまったく問題にならないのですが、夜に照明を少し落とした雰囲気の中で作業をするとき、キーの刻印が見えにくくなる場面が少なくありませんでした。
ブラインドタッチに慣れているつもりでも、記号や特殊キーを探すときにはやはり光が欲しくなるのです。
省電力を重視した設計の結果なのは理解できますが、暗所での作業が多い人には少し不便に感じられるでしょう。
次に気になったのは傾斜調整ができない点です。
一般的なキーボードでは脚を立てて角度をつけることで、自分の好みに合わせた打ち心地を得られますが、このB2 Proは超薄型を優先したためか、角度固定のままです。
フラットな状態は確かに見た目もすっきりしていますし、持ち運びにも適していますが、長時間タイピングをしていると手首にかかる角度が気になる瞬間がありました。
市販のリストレストを組み合わせることである程度は解消できますが、本体側での調整機能があればより快適だったと思います。
また、キーキャップの素材がABS樹脂であることも気になる要素のひとつでした。
新品の状態では指先に心地よく馴染むのですが、長く使っているとどうしてもテカリが出てきやすく、滑りやすさが増していきます。
とくに夏場や集中して入力しているときなどは指がすべる感覚に気を取られることがあり、作業のリズムを崩されることがありました。
もうひとつ感じたのは、打鍵の慣れに少し時間が必要だということです。
薄型ゆえの浅いキーストロークは、スピードを得意とする一方で、深い打鍵感に慣れた人には最初戸惑いを与えます。
私自身、最初の数日はタイプミスが増え、手元を確認しながら慎重に入力していました。
慣れてしまえば快適ですが、誰にとってもすぐに馴染むわけではないかもしれません。
さらに、エルゴノミクス面では人によって合う合わないがはっきり分かれる印象です。
薄型であるがゆえに手首の角度が浅くなり、長時間入力を続けると負担を感じる人もいるかもしれません。
快適に使うためには環境や姿勢に工夫が必要になるでしょう。
バッテリーについても、公称300時間という数値はあくまで目安であり、接続方式や使用状況によっては体感的にもっと短いと感じることもありました。
頻繁に切り替えながらBluetoothを多用していると、思ったより早く充電のタイミングが訪れることがあります。
充電しながら使えるので実用上は大きな問題にはなりませんが、数値だけを過信していると拍子抜けするかもしれません。
これらの点は決して致命的ではなく、むしろ「より良くするための伸びしろ」とも言えるのですが、理想を追い求める人には気になる部分になるでしょう。
まとめ
Keychron B2 Pro Ultra-Slim Wireless Keyboardを使ってみて感じたのは、この製品が日常の細やかな不便を取り除き、自然な流れで作業に集中させてくれる存在だということでした。
デザインの美しさと持ち運びやすい軽やかさ、そして複数のデバイスに瞬時に切り替えられる柔軟さは、日々の生活リズムに寄り添ってくれる大きな魅力です。
確かにバックライトの非搭載や傾斜調整の欠如といった惜しさはありますが、その代わりに得られる長時間駆動の安心感や机上のシンプルさは、この製品を特別なものにしていると感じます。
薄型ながら打鍵感は確かで、テンキーを含む96％レイアウトは作業効率を損なうことなくコンパクトさを実現してくれます。
さらにZMKによるカスタマイズ性は、使い込むほどに自分仕様に仕上げていく楽しみを与えてくれました。
全体として見れば、このキーボードは万人にとって完璧というわけではないかもしれませんが、自分のライフスタイルや作業環境に合った人にとっては、まさに理想的な相棒になるでしょう。
私はこのB2 Proを手に入れてから、仕事も趣味もより軽やかに取り組めるようになりましたし、机に向かう時間そのものが心地よいものへと変わりました。
再び購入を検討するかと問われれば、迷わず「はい」と答えるでしょう。
そして誰かにおすすめする際にも「一度触れてみる価値がある」と自信を持って伝えられる製品だと感じています。
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Keychron B2 Pro 超薄型 96％ ワイヤレスキーボード
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。