どうも、Soranekoです。
キーボードに「感情を動かされる」なんて、以前の自分には想像もできませんでした。
仕事柄、長時間PCの前に座ることが多く、タイピングの道具としての役割以上を求めたことはなかったのです。
しかし、ふと見かけた「EPOMAKER X AULA F108 PRO」の写真に目を奪われました。
ブルーとホワイト、そしてブラックの三色が絶妙に配置されたデザイン。
そのバランス感覚に、なぜか「静かな強さ」のようなものを感じたのです。
見た目の美しさだけでなく、スペックを読み進めるうちに興味が止まらなくなりました。
8000mAhの大容量バッテリー、1.14インチのスクリーン、ホットスワップ対応の104キー、そしてトライモード接続。
まるで“キーボード界のフラッグシップモデル”という言葉がぴったりの内容でした。
届いた箱を開ける瞬間のわくわく感は、子どもの頃に新しいおもちゃを手に入れたときのよう。
取り出した瞬間に感じる重みと、手にしっとり吸い付くようなPBTキーキャップの質感。
光沢を抑えたマットな表面は指先に優しく、打鍵のたびに軽やかな音が響く。
試しに電源を入れると、小さなスクリーンが淡い光を放ち、まるで「ようこそ」と語りかけてくるようでした。
最初にBluetoothで接続したとき、そのスムーズさにも驚かされました。
ペアリングが数秒で完了し、キー入力の反応も非常に軽快。
2.4GHz接続ではさらに遅延が少なく、まるで有線のような安定感があります。
日常のタイピング作業が少し特別な時間に変わっていくのを感じました。
「道具」ではなく、「相棒」と呼びたくなる存在。
そんな印象が、最初の数分で確信に変わったのです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
EPOMAKER X AULA F108 PRO ワイヤレス ゲーミングキーボード
EPOMAKER X AULA F108 PRO ワイヤレス ゲーミングキーボード
レビュー良かった点
このキーボードを使い始めてから、タイピングに対する感覚が根本から変わりました。
まず驚いたのは、打鍵音の心地よさ。
LEOBOG Reaperスイッチのリニアな特性が、指の動きに合わせてスッと沈み、ストンと戻る。
その反応の滑らかさは、まるでピアノの鍵盤を弾くような感覚です。
さらに内部にはフォーム材や吸音シートが丁寧に配置されており、打鍵時の音が深く柔らかく響く。
家族がいる夜の時間でも安心してタイピングができる静音性も魅力でした。
次に、トライモード接続の安定性。
Bluetoothモードは出先でノートPCやタブレットと繋いで使うのに最適で、2.4GHzモードでは反応速度が格段に上がります。
FPSや音ゲーのような瞬発力を求められる場面でも、遅延をほとんど感じません。
加えて、有線接続時は1000Hzのポーリングレートで、入力が即座に反映される。
このレスポンスの良さは、日常の作業効率にも直結します。
さらに感心したのは、電池持ちの良さ。
8000mAhの大容量バッテリーは想像以上に頼もしく、RGBを常時点灯させても1週間近くもつことがありました。
照明を控えめにすればさらに長持ちし、充電を気にせず使えるのは思った以上の快適さです。
また、デザイン性の高さも特筆すべき点。
Blue&White&Blackの配色は写真で見るよりも実物の方がずっと繊細で、光の角度によって印象が変わります。
机の上に置いておくだけで空間の雰囲気が整うような存在感。
RGBバックライトも派手すぎず、淡い色合いの発光パターンが多く、どんな環境にもなじみます。
そして忘れてはならないのが、ノブとスクリーンの実用性。
ノブはボリューム調整だけでなく、モード切替や照明パターン変更にも使えます。
滑らかな回転感とクリック感のバランスが絶妙で、操作しているだけで楽しい。
スクリーンは時計表示や接続状態、バッテリー残量を即座に確認できるため、視覚的にも安心感があります。
これまで使ってきたどのキーボードよりも“情報が整理されている”印象です。
また、ホットスワップ対応のおかげで、自分好みのスイッチに換装できるのも魅力。
試しにタクタイルタイプに交換してみたところ、音の響き方がまったく違い、新しいキーボードを手に入れたような感覚に。
まさに“カスタマイズする楽しさ”が詰まっています。
トータルで見れば、性能・デザイン・感触のすべてが高水準で、価格以上の満足感を得られる一台でした。
レビュー気になった点
一方で、完璧に見えるこのキーボードにもいくつかの改善点はあります。
まず最初に感じたのは、Bluetoothモードでのわずかな遅延。
文字入力では気にならない程度ですが、ゲームや高速タイピングではほんの少し反応の鈍さを感じることがありました。
2.4GHz接続では解消されるものの、Bluetoothを主に使いたい人にとっては惜しい部分です。
また、スクリーンの表示カスタマイズ性がもう少し欲しいと思いました。
現在の仕様では固定表示の項目が多く、自由に情報を入れ替えることはできません。
時間やバッテリー残量の確認には便利ですが、せっかくの液晶ならもう少し遊び心のある使い方ができても良かったと感じます。
次に、専用ソフトウェアの使い勝手。
キーリマップやマクロ設定など豊富な機能がある一方で、UIが英語表記のみで分かりづらく、初めての人には少しハードルが高い印象です。
特にRGBの発光パターンを細かく調整したい場合、手動で設定する手間がかかりました。
ここは将来的なアップデートに期待したい部分です。
さらに、重量も人によってはデメリットになるかもしれません。
約1.2kgという質量は安定感の裏返しですが、持ち運びにはやや不向き。
常にデスク上で据え置き運用する分には問題ないものの、出先で使用するには重たく感じます。
そして、バッテリー残量の表示精度ももう少し正確だと安心です。
スクリーン上の残量インジケータはおおまかな目安で、実際の持続時間と多少のズレがあります。
また、バックライトを最大輝度にしたままだと、予想より早く電池が減っていく印象でした。
加えて、キーキャップの一部サイズが特殊形状のため、一般的なカスタムキーセットをそのまま流用できない点も注意が必要です。
特にノブ付近やファンクションキー周辺の配置は個性的で、交換時に少し工夫が要ります。
最後に、Macでの互換性。
基本的な入力やショートカットは問題ありませんが、専用ソフトウェアがWindows前提のため、設定変更をMac単体で完結させることができません。
Windowsで設定した後にMacで使用する、という使い方が現実的です。
これらの点はあくまで細部に関するもので、全体の満足度を損なうほどではありませんが、完成度が高いだけに惜しさが際立って感じられました。
それでも、日々の作業に安定感と心地よさを与えてくれる点では、他のどんなキーボードにも代えがたい魅力があるのは確かです。
まとめ
使い始めて数週間、気づけば毎日の作業が少し楽しくなっていました。
机の上にあるだけで雰囲気を変えてくれる存在感。
静かに光るRGBの灯りが、夜の作業を穏やかに照らしてくれます。
打鍵のリズムに合わせて心が整っていく感覚は、まるで瞑想のよう。
単なる作業の道具ではなく、自分の時間を豊かにしてくれるパートナーになったのです。
EPOMAKER X AULA F108 PROは、スペック上の派手さだけでなく、日常に寄り添う「手触りの良さ」を持っています。
8000mAhの大容量バッテリーは長時間の安心感を与え、ノブとスクリーンは小さな遊び心を添えてくれる。
打鍵感・静音性・デザイン、そのすべてが高い完成度で調和している点が、この製品の本質だと思います。
もちろん改善の余地もありますが、それすらも愛着として受け入れられるのは、このキーボードが“使う人の生活に馴染む”からこそ。
朝のコーヒーの香りとともに電源を入れ、夜、静かな音楽を流しながらキーを叩く。
そんな時間の積み重ねが、この一台に確かな価値を与えてくれました。
高機能でありながら温もりを感じさせる稀有なキーボード——それが、EPOMAKER X AULA F108 PROの魅力です。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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EPOMAKER X AULA F108 PRO ワイヤレス ゲーミングキーボード
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。