どうも、Soranekoです。
このモニターとの出会いは、まさに偶然から始まりました。
ゲーム仲間の家で集まってプレイしたとき、彼の机の上で輝いていたのがLG UltraGear OLED 34GS95QE-Bだったんです。
最初は「ちょっと大きいな」と思ったものの、いざその画面を覗き込んだ瞬間、思わず息をのみました。
暗い洞窟の奥で灯る炎の揺らめき、雨に濡れた街のアスファルトに映り込むネオンの反射、キャラクターの表情に滲む感情――そのすべてがまるで現実の光景のようで、モニターの存在を忘れるほど自然に溶け込んでいたんです。
それが有機ELという技術の力だと聞き、正直、少し衝撃を受けました。
自宅の古いIPSモニターでは到底味わえなかった“深み”と“立体感”が、ここには確かにありました。
帰宅してからというもの、頭の中にはあの映像が焼き付いて離れず、気づけばスペックを調べる毎日。
3440×1440の解像度、240Hzのリフレッシュレート、0.03msの応答速度、そして21:9の湾曲ウルトラワイド――どれを取っても惹かれる要素ばかりで、購入ボタンを押すまでに時間はかかりませんでした。
届いた箱を開けた瞬間のあのワクワクは、まるで子どものころに初めてゲーム機を手に入れた日のよう。
スタンドを組み立て、デスクに置いたときの存在感には思わず見とれました。
画面のカーブが滑らかで、角度によって光の反射が変わる様子は、まるで一枚のアートのよう。
最初の電源投入でLGのロゴが静かに浮かび上がった瞬間、心の中で「やっぱり買ってよかった」と呟いていました。
これからこのモニターと過ごす日々が、どんな体験をもたらしてくれるのか、胸が高鳴るような期待感でいっぱいだったのを覚えています。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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LG ゲーミングモニター UltraGear OLED 34GS95QE-B
LG ゲーミングモニター UltraGear OLED 34GS95QE-B
レビュー良かった点
一番最初に感じたのは、やはり“黒の深さ”です。
従来の液晶モニターではどうしてもバックライトの光漏れがあり、完全な黒は出せませんでした。
でもこのOLEDパネルは違います。
夜のシーンで暗闇が本当に“沈黙している”ように感じるんです。
画面全体が静寂に包まれ、その中で小さな光が輝くと、まるで映画館のスクリーンのような緊張感と美しさが広がります。
次に驚いたのが滑らかさ。
240Hzという高リフレッシュレートに加え、0.03msという驚異的な応答速度のおかげで、動きのあるシーンでも残像がほとんどありません。
特にレーシングゲームではカーブに差し掛かるたびに風景がスムーズに流れ、まるで実際に車に乗っているような臨場感を味わえます。
マウスを動かしたときのカーソルの追従も軽く、操作の一体感が非常に気持ちいい。
そして21:9のウルトラワイド比率。
これが思っていた以上に没入感を高めてくれます。
視界の端まで映像が広がる感覚は、まるで“画面の中に入り込む”よう。
FPSでは周囲の視認性が向上し、対戦でも有利に働きます。
作業面でもメリットがあり、動画編集やデザイン作業ではタイムラインを広く使えるため効率が格段に上がりました。
DisplayHDR True Black 400対応の恩恵も大きく、明暗のコントラストが非常に自然。
夜空の星から太陽の光まで、階調が豊かで“潰れ”や“白飛び”がほとんどありません。
加えて、色域の広さも特筆すべき点。
DCI-P3 98.5%、sRGB 99%というスペックは伊達ではなく、映像制作の色確認にも十分使えるレベルです。
スタンドの質感も高く、メタリックな質感としっかりした支柱で安定感があります。
高さや角度調整もスムーズで、デスクワークにも最適。
背面の「Hexagon Lighting」は淡い光で壁を照らし、夜のゲーム時間に心地よい雰囲気を演出してくれます。
さらに便利なのがPIP/PBP機能。
ゲームをしながら小窓で動画を再生したり、別のPC画面を同時表示したりと、まさに作業効率が倍増。
こうした細やかな気配りが、LGらしい完成度の高さを感じさせます。
総じて、このモニターを使うたびに「映像体験とはここまで進化したのか」と感じる瞬間があります。
性能もデザインも使用感も、すべてが上質。
まるで“新しい感覚のデバイス”と暮らしているような心地よさがあります。
レビュー気になった点
完璧に見えるこのモニターにも、いくつか気になる点はあります。
まず一番は、有機EL特有の“焼き付き”のリスク。
長時間同じUIを表示したまま放置すると、うっすら残像が残ることがあります。
実際、私は一度だけブラウザを数時間開いたままにしていて、翌日に微かな影を見つけました。
時間とともにほぼ消えたものの、やはりOLEDならではの注意は必要だと実感しました。
次に感じたのは、価格の高さです。
20万円前後というのは決して安くはなく、ゲーミング環境を整えたうえで導入するとなると、それなりの覚悟が必要です。
とはいえ、この映像体験を味わうと「高いけど納得」と思えるのも事実。
ただ、一般的な作業用モニターとして考えると、少々オーバースペックかもしれません。
また、スピーカーが非搭載である点も人によってはデメリット。
私は外部スピーカーを接続して使っていますが、デスク周りの配線がやや煩雑になります。
せっかくの没入感を支えるサウンド面でも、内蔵スピーカーがあればもっと完結したセットになったのに…という惜しさはあります。
それから、発熱と消費電力。
OLEDは自発光ゆえに輝度を上げると発熱しやすく、長時間プレイ時は背面がほんのり温かくなります。
冬場は気になりませんが、夏は少し意識して冷却を考えた方がよさそうです。
そして意外な点として、240Hz駆動をフルに活かすためにはGPU側の性能が必要不可欠。
私のPCでは一部のタイトルで設定を落とさないと240fpsを維持できず、せっかくのリフレッシュレートを活かし切れないこともありました。
モニター単体で完璧でも、周囲の環境が追いつかないと真価を発揮できないという、少し贅沢な悩みです。
最後に、サイズ感。
34インチの湾曲ウルトラワイドは確かに迫力満点ですが、設置にはかなりの奥行きスペースが必要です。
私のデスクでは奥行き70cmでギリギリ。
モニターアームを使うことで多少は改善しましたが、設置環境を事前にしっかり確認することをおすすめします。
これらの点を踏まえても、欠点というよりは「理解して付き合うべき個性」だと感じます。
OLED特有の美しさを手に入れる代償として、多少の注意が必要。
だからこそ、大切に使いたくなる一台です。
まとめ
LG UltraGear OLED 34GS95QE-Bを使い始めてから、私のPCライフは確実に変わりました。
ゲームをする時間はもちろん、映像を観る、編集する、デザインする――どんな場面でもこのモニターが中心にあります。
画面を眺めるたびに感じるのは、“本当にいいものを手に入れた”という満足感。
OLEDならではの色と黒のコントラスト、そして曲面ウルトラワイドによる包まれるような視界は、一度体験するともう戻れません。
もちろん価格は高めで、扱いにも多少の気遣いが要りますが、それを上回る価値があります。
作業や遊びの時間そのものが少し上質になる、そんな不思議な魅力を持った製品です。
PIPやPBPでのマルチタスク、Hexagon Lightingの柔らかな光、静かなスタンドの安定感――細部に宿る完成度の高さが、LGの設計思想を物語っています。
もし「最高の映像体験を日常に取り入れたい」と思うなら、このモニターは間違いなく有力な選択肢です。
派手ではなく、確かな存在感。
UltraGear OLED 34GS95QE-Bは、映像と人との距離をほんの少し縮めてくれる、そんな温もりを感じる一台でした。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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LG ゲーミングモニター UltraGear OLED 34GS95QE-B
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。