どうも、Soranekoです。
私がこのゼンハイザー MOMENTUM 4 Wirelessに出会ったきっかけは、毎日の生活の中で音楽や映像にもっと深く寄り添いたいと感じるようになったからでした。
これまでいくつかのワイヤレスヘッドホンを試してはきたものの、長時間使っているとどうしても耳が痛くなったり、音が平面的で物足りなさを覚えたり、ノイズキャンセリングの効き方に自然さがなくて違和感を抱いたりと、どこか妥協を強いられる瞬間があったのです。
そんなときに見つけたのが、このSennheiser MOMENTUM 4 Wirelessでした。
ゼンハイザーというブランドは以前から知っていて、その音づくりの評判は信頼できると感じていましたので、自然と興味を引かれたのです。
商品説明を読んだとき、まず心を掴まれたのは60時間という圧倒的なバッテリー性能でした。
外出が続くときや移動の多い日々において、充電の心配から解放されることがどれほど快適で安心感につながるかを考えると、それだけで手に取る理由になると感じました。
またaptX Adaptiveによる低遅延への対応や、タッチパネルによる操作感も魅力的で、音質と利便性を両立したバランスの良さに期待が高まりました。
さらにブラックのシンプルで落ち着いたデザインも、私の好みにぴったりで、派手さではなく日常に馴染む美しさを感じました。
届いた箱を開け、実際に手に取った瞬間、思った以上に軽やかで柔らかな質感に驚かされました。
耳に当てると、ふんわりと包み込まれるようなイヤーパッドの感触が心地よく、第一印象から「長く一緒に過ごせそう」という安心感を抱いたのです。
この期待感とともに、私は最初の音を耳に流し込みました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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ゼンハイザー Sennheiser MOMENTUM 4 Wireless ワイヤレスヘッドホン

ゼンハイザー Sennheiser MOMENTUM 4 Wireless ワイヤレスヘッドホン
レビュー良かった点
最も印象的だったのは、その音の豊かさと透明感でした。
MOMENTUM 4 Wirelessから流れてくる音は、ただクリアというだけではなく、まるで空気に漂う微細な粒子ひとつひとつまでが鮮明に浮かび上がるようで、ボーカルの息遣いや楽器の響きが生き生きと伝わってきました。
低音は深く沈み込みながらも決して過剰にならず、心臓にやわらかく響くような自然な厚みを持っていて、中高音とのバランスが見事に整っています。
特にジャズを聴いたとき、ウッドベースの「ぽんっ」と弾むような音と、シンバルの繊細な「しゃらん」という響きが同じ空間で共鳴しているように感じられ、目を閉じると小さなライブハウスに座っているかのような臨場感が広がりました。
ノイズキャンセリングの効果も素晴らしく、ただ静けさを作り出すのではなく、必要な音を丁寧に残してくれる印象でした。
例えばカフェで使用したとき、周囲の雑音や人々のざわめきはすっと背景に溶けていき、目の前の音楽がより立体的に迫ってきました。
完全な無音ではなく、あくまで自然な静けさの中で音楽を際立たせる感覚は、耳に負担がかからず長時間使っていても疲れを感じませんでした。
さらにaptX Adaptiveによる低遅延の効果は映像視聴で特に感じられました。
映画を観ているとき、セリフと口の動きがしっかりと一致し、アクションシーンの爆発音や銃声が画面の迫力と同時に鳴り響くことで、映像と音が一体化したリアルな体験ができました。
ゲームでも遅延の少なさは快適で、操作と音がずれるストレスがなく、没入感が一層高まりました。
操作性についても、タッチパネルは滑らかで直感的でした。
軽くなぞるだけで音量の調整や曲送りがスムーズに行え、物理ボタンに比べて耳元でカチカチ音がしないのも上品で気に入りました。
また、長時間再生に耐えうる軽さとフィット感も優秀で、イヤーパッドの柔らかさが耳を優しく包み、長い移動時間や仕事中の集中タイムにも快適さを維持してくれました。
60時間という長いバッテリー持続は本当に頼もしく、日常的に充電を意識する必要がほとんどなく、旅行のときも安心して持ち出せる存在になりました。
レビュー気になった点
一方で、完璧に見えるMOMENTUM 4 Wirelessにも、少しだけ気になる部分がありました。
まずデザインに関して、シンプルで落ち着いたブラックカラーは確かに大人っぽく上品なのですが、人によっては少し無難に感じてしまうかもしれません。
以前のMOMENTUMシリーズには金属やレザーの質感を強調した高級感のある仕上がりが特徴的だったため、その印象と比べると少しだけプレミアム感が薄れたように思いました。
次に、タッチパネル操作は基本的には便利なのですが、外で歩きながら使うときなど、うっかり指が触れて意図しない動作をしてしまうことがありました。
特にマフラーや髪の毛がかすかに触れただけで反応してしまうこともあり、誤操作を防ぐための調整がもう少し細やかにできると嬉しいと感じました。
またノイズキャンセリングに関しては、全体としては自然で耳に優しい仕上がりなのですが、静かな環境で意識してみると、ごくわずかに低い電子的な「しん…」とした感触が残ることがあります。
これは多くのノイズキャンセリング機に共通する特徴でもあるので大きな欠点ではありませんが、敏感な人には気になるかもしれません。
さらに音質面でいえば、ゼンハイザーらしい繊細でバランスの取れたサウンドは素晴らしいのですが、低音重視の派手なサウンドを好む人にとってはやや物足りなさを感じるかもしれません。
あくまで自然さと透明感を重視した方向性であるため、クラブミュージックなどを強烈な迫力で聴きたいというニーズには完全には応えていない印象です。
そしてもうひとつ、マルチポイント接続は便利なのですが、切り替えの際にほんの一瞬遅れることがあり、スムーズさがもう少し洗練されると理想的だと感じました。
これらはいずれも大きな不満ではなく、むしろ高い完成度の中で細部に目を向けてこそ気づく小さな改善点ですが、今後の進化に期待したい部分です。
まとめ
全体を振り返ってみると、ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wirelessは、私にとって「音楽を聴く」という行為をより豊かで特別な時間へと変えてくれる存在でした。
透明感あるサウンド、自然で耳に優しいノイズキャンセリング、驚異的な60時間再生という安心感、そして直感的なタッチ操作やマルチポイント接続といった現代的な便利さが見事に調和し、どの瞬間にも満足を感じさせてくれました。
気になる点として挙げたデザインのシンプルさやタッチ操作の誤反応なども、実際の使用体験全体を揺るがすほどのものではなく、むしろこのヘッドホンを長く使い続けるうちに慣れていけるような些細な部分にすぎません。
それよりも、音楽や映像に没入したときに感じる幸福感や、外の雑音から解放されて自分だけの世界に浸れる心地よさのほうが、ずっと強く記憶に残りました。
もし「安心して長時間使える音質の良いワイヤレスヘッドホンを探している」と誰かに相談されたなら、私は迷わずこのMOMENTUM 4 Wirelessをおすすめすると思います。
洗練された音を日常のそばに置きたい人にとって、これはとても頼もしい相棒になるはずです。
音楽をもっと好きになりたい方に、ぜひ手に取っていただきたい一台です。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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ゼンハイザー Sennheiser MOMENTUM 4 Wireless ワイヤレスヘッドホン
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。