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NZXT KRAKEN RGB 360 White 簡易水冷CPUクーラー RL-KR360-W1 FN1874超簡単レビュー。NZXT KRAKEN RGB 360 Whiteを導入してみて、ただ冷やすだけの道具ではなく、まるでPCに新しい表情を与えるインテリアのように感じられた体験。静けさと力強さが同居する水冷クーラーの世界を味わい、毎日のPC作業に小さな高揚感が加わったことを実感しています。

どうも、Soranekoです。

パソコンを長く使っていると、単に処理速度や性能だけでは満足できなくなる瞬間があります。

静かに動いてくれること、そして時にはその存在そのものがインテリアの一部となってくれること、そんな付加価値を意識し始めたのはここ数年のことでした。

特に動画編集やゲームを長時間楽しむとき、CPU温度が高くなり、ファンの音が部屋に広がるのを耳にするたびに、もう少し快適に過ごしたいという気持ちが強くなっていました。

そんな折に目に留まったのがNZXTのKRAKEN RGB 360 White、型番RL-KR360-W1の簡易水冷クーラーでした。

真っ白なデザインに加えて、ポンプ部分に搭載された1.54インチの小さな液晶が印象的で、ただ冷却するだけではない「魅せる」存在感に心を惹かれました。

数字で見るとラジエーターは394mmと大型で、120mmファンを3基搭載する本格的な構成、それでいて動作音は静かであると謳われていました。

性能面への期待と同時に、部屋の雰囲気に溶け込む白い外観や、液晶に映し出せるカスタム画像の自由さに、これなら作業環境全体を自分好みに染め上げられるかもしれないと感じました。

購入を決意したのは、性能とデザインの両立を探していた自分にとって、まさに答えのような存在に思えたからです。

箱を開けて最初に目にしたのは、ラジエーターとファンの大きさ、そして編み込みで覆われたチューブの質感でした。

手に取るとしっかりとした重みがあり、耐久性への安心感が自然と湧いてきました。

組み込む前から、これはただの冷却装置ではなく、PCに新しい命を吹き込むパーツになるのだろうと直感したのを覚えています。

では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。

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NZXT KRAKEN RGB 360 White 簡易水冷CPUクーラー RL-KR360-W1 FN1874

NZXT KRAKEN RGB 360 White 簡易水冷CPUクーラー RL-KR360-W1 FN1874

レビュー良かった点

実際に取り付けてみて最初に感じたのは、その静けさでした。

起動して間もない頃は、ポンプが800RPMほどで軽やかに回転しているにもかかわらず、耳を澄まさなければ気づかないほどの静音性を保っていました。

しばらく作業を続けてCPUの温度が上昇し、ファンが1800RPM近くまで回り始めても、33dBA程度という仕様どおり、不快な風切り音や甲高い響きはなく、むしろ一定のリズムを刻むように心地よい存在感に変わっていました。

これは流体動圧軸受けの恩恵だと思いますが、数字以上に耳に伝わる感覚が穏やかで、夜中に作業をしていても気兼ねなく没頭できる点は特筆すべきでした。

もうひとつ印象に残ったのは液晶の存在です。

240×240ピクセルという小さな画面ながら、温度やクロック数といった数値が鮮やかに表示されると、それまでソフトの画面でしか確認していなかった情報が自分の机の上に物理的に浮かび上がったように感じられました。

さらに、カスタム画像やアニメーションGIFを設定したときの楽しさは予想以上で、デスクに向かうたびに「今日はどんな表示にしようか」と考えること自体が日常の小さな遊びになっていきました。

冷却性能も期待を裏切らないもので、動画レンダリングのようにCPUに負荷がかかる作業でも、以前の空冷クーラーでは80度近くまで上昇していた温度が70度前後で安定するようになりました。

体感としてもPCケースから漂う熱気が和らぎ、手をかざしたときの空気が以前よりも落ち着いていることに気づきます。

ケーブルの取り回しも好印象でした。

単一のブレイクアウトケーブルにまとめられているため、配線が煩雑にならず、ケース内部がすっきりと整うのは想像以上に気持ちよいものでした。

見た目の美しさだけでなく、エアフローにも好影響を与えているのではないかと思います。

こうした細やかな配慮が積み重なり、使うたびに「選んでよかった」という実感が深まっていきました。

白を基調とした外観も特筆すべき魅力で、黒い基板や金属パーツの中に浮かび上がるように映える姿は、作業部屋全体の雰囲気を柔らかくしてくれる存在でした。

レビュー気になった点

一方で、使い込んでいくうちに気づいた点もありました。

まず取り付けの際、394mmというラジエーターの大きさはケースを選ぶ要因になります。

自分のケースには問題なく収まりましたが、取り回しに少し余裕がないと取り付け角度を工夫する必要があり、初めて水冷クーラーを導入する人にはやや敷居の高さを感じさせるかもしれません。

次に液晶表示についてですが、非常に美しく実用的である一方で、視認性の高さが裏目に出て、温度の小さな変動に意識が向きすぎてしまうことがありました。

例えばレンダリング中に70度を超えると、数字が目に入ってつい不安を覚えてしまうなど、本来は快適さを支えるための機能が、過敏に反応させる原因になりかねないのです。

もちろんこれは自分の性格的な部分も大きいのですが、もう少し表示のカスタマイズ性が広がれば、気にならない情報を隠す工夫もできるのではと感じました。

また、ファンの音については基本的に静かで優秀ですが、1800RPMに近づくとさすがに存在感は増します。

低音で落ち着いた音質ではあるものの、静寂を追求する人にとっては「完全に無音」とはいかない部分です。

さらに、ソフトウェアであるNZXT CAMについても触れざるを得ません。

設定や表示の自由度が高い一方で、常駐させておく必要があり、起動時に多少のリソースを消費する点は気になるところでした。

とはいえ一度設定を済ませてしまえば頻繁に開く必要はなく、実用上大きな問題ではありませんが、シンプルさを好む人には煩わしさを感じさせる要素かもしれません。

ケーブルについても基本的には整理されやすい設計でしたが、SATA電源やUSB 2.0ヘッダの確保が必要で、マザーボードや電源のレイアウトによっては追加の工夫が求められる場面もありました。

全体としては些細な点に過ぎませんが、導入を検討している人には事前に確認しておくべき注意点だと思います。

まとめ

総じて、NZXT KRAKEN RGB 360 Whiteは「冷却装置」という枠を超えて、パソコンの存在そのものを心地よく変えてくれるパーツだと感じました。

静かで力強い冷却性能に加え、液晶ディスプレイや白い外観がもたらす新しい魅力は、日常的に触れるデスク環境をより愛着あるものにしてくれます。

もちろんラジエーターの大きさやソフトウェアの常駐といった点で多少の配慮は必要ですが、それを補って余りある満足感がありました。

PCを立ち上げる瞬間、静かに回り始めるポンプの音や、液晶に浮かび上がる数値や画像にふと目をやると、ただの作業空間が少しだけ特別なものに変わるのを感じます。

それは決して大げさなものではなく、静かに確かに積み重なっていく心地よさでした。

冷却という実用性と、遊び心のある演出の両方を求める人にとって、このモデルは間違いなく応えてくれるはずです。

再び購入するかと問われれば、間違いなく「はい」と答えるでしょうし、同じようにPCを愛着を持って使う人にはぜひ体験してほしいと素直に思える製品でした。

商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。

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NZXT KRAKEN RGB 360 White 簡易水冷CPUクーラー RL-KR360-W1 FN1874

皆様の生活が少しでも豊かになりますように。

では、また次回の更新でお会いしましょう。

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