どうも、Soranekoです。
このモニターとの出会いは、ふとしたきっかけからでした。
仕事終わりの夜、FPSやRPGで気分転換するのが日課なんですが、以前使っていたモニターは60Hzの一般的なもの。
映像がカクついたり、動きがぼやけたりして、気づけば目の疲れが取れなくなっていたんです。
「もう少し快適に、でもコスパも大事にしたい」と思い立って探し始めたのが、Pixio PXC243Sでした。
湾曲モニターという響きに惹かれながらも、最初は少し不安でした。
大げさじゃないか、ゲーム以外で違和感が出るんじゃないか、と。
でも届いて箱を開け、スタンドを取り付け、初めて電源を入れた瞬間、その不安はすぐに消えました。
画面の端から端まで自然に目が流れていく感覚。
VAパネル特有のコントラストの深さが、黒の部分をしっかりと引き締めてくれるおかげで、画面の奥行きがまるで一段違うんです。
普段の作業画面ですら少し特別に感じられて、「あ、これはいい買い物をしたな」と思わず声に出してしまいました。
モニターって、毎日見るものだからこそ、そこに“居心地の良さ”があるかどうかが大切なんですよね。
PXC243Sは、まさにその“目の前の空間”を心地よくしてくれる存在でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
Pixio PXC243S 24インチ 湾曲モニター
レビュー良かった点
まず一番に感じたのは、165Hzのリフレッシュレートが生み出す滑らかさです。
FPSやレーシングゲームのような速い動きでも、残像を感じにくく、視線の移動に合わせて画面がしっかり追従してくれる感覚があります。
1ms(MPRT)の応答速度も相まって、エイムのズレやモーションブラーの不快感がほとんどなく、プレイ中の集中力が段違いに上がりました。
これは“目の負担が減る”というより、“自然に集中できる”という感覚に近いです。
また、湾曲1500Rというカーブの角度が絶妙で、画面全体を包み込むような没入感を与えてくれます。
24インチというサイズだからこそ、このカーブが自然に感じられ、視線移動の負担がほとんどありません。
VAパネルの強みでもあるコントラストの高さも印象的で、特に暗所シーンでの黒の沈み込みがとても美しいんです。
夜の街並みや洞窟のような暗い場所でも、輪郭がぼやけず、光の表現がぐっとリアルになる。
映像の立体感という点ではIPSパネルよりも“深み”が感じられます。
FreeSync対応もありがたい機能の一つで、グラフィックカードとの同期がうまく働くことで、フレームの乱れやティアリングが抑えられ、映像が常に滑らか。
これがまたストレスを感じさせない理由の一つなんですよね。
さらに嬉しいのが、デザインのシンプルさ。
ベゼルがとても細く、デュアルモニター環境にしても違和感がない。
私は右側に作業用モニター、左にPXC243Sを置いていますが、色の違いも気にならず統一感があります。
ブルーライト低減機能も地味に助かっていて、長時間プレイしても目が痛くなりにくい。
休日に何時間もRPGを進めても、以前のような疲れを感じませんでした。
発色も自然で、派手すぎず落ち着いた色合いなので、動画編集や写真補正の確認にも十分使えます。
DisplayPort・HDMI2ポート・ヘッドホン出力と端子も充実していて、PCとゲーム機を同時接続して切り替えがスムーズ。
電源アダプターも軽く、設置の自由度が高い。
総じて、この価格帯でここまで“質と快適さ”が両立しているモニターは本当に貴重だと感じました。
Pixioらしいコスパの良さを感じます。
レビュー気になった点
もちろん、完璧というわけではありません。
まず気になったのは、スタンドの安定感です。
本体が軽い分、机に強く触れるとやや揺れを感じることがあります。
日常使用では問題ありませんが、メカニカルキーボードを強めに打つタイプの方は少し気になるかもしれません。
高さ調整や回転機能もなく、チルト(上下角度調整)のみという構造も、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
特にデスク環境を頻繁に変える方や、複数人で共有する場合には、自由度の低さがネックになる可能性があります。
次に、VAパネル特有の“視野角の変化”です。
正面から見る分にはとても美しいのですが、横や上から覗き込むような角度だと若干の色味変化があります。
特に黒やグレーのグラデーション部分で微妙な差が見えることがあり、クリエイティブ作業を厳密に行う方には注意が必要かもしれません。
また、スピーカーが内蔵されていない点も少し残念でした。
音質にこだわるなら外部スピーカーを使う前提になりますが、せめて簡易的なステレオスピーカーがあれば、動画視聴や軽い作業時に便利だったと思います。
それと、165Hzをフルに発揮するためにはDisplayPort接続が必須という仕様。
HDMI接続でも120Hz前後までは出ますが、ゲーミング性能を最大限に引き出すにはケーブルや環境の見直しが必要です。
このあたりは初心者には少しわかりづらい点かもしれません。
さらに、明るさの最大値が250cd/m²と控えめなため、日中の明るい部屋では少し暗く感じることもあります。
ただ、これは目に優しいとも言える側面があり、夜間プレイ中心の私にはむしろ快適でした。
総じて言えば、“コストと性能のバランスを取った結果の控えめさ”という印象です。
どれも致命的ではなく、むしろ価格を考えれば十分納得できる範囲だと感じました。
まとめ
Pixio PXC243Sは、初めて湾曲モニターを試す人にも、自信を持っておすすめできる一台です。
24インチという扱いやすいサイズ、165Hzの滑らかさ、そしてVAパネルの深みある発色。
それらが絶妙なバランスで調和していて、「この価格でここまでできるのか」と驚かされます。
正直、最初は“手頃なゲーミングモニター”という印象だったんですが、使い続けるうちに、単なる価格以上の“居心地の良さ”を感じるようになりました。
仕事で使っても、映画を観ても、そしてもちろんゲームをしても、自然にその世界に没入できるんです。
確かに、スタンドの自由度やスピーカー非搭載といった小さな欠点はあります。
でも、それを補って余りある描画のなめらかさと視認性の高さがありました。
今ではこのモニターを通して過ごす時間が、私の日常の一部になっています。
映像が綺麗だと、プレイも自然と丁寧になるし、気持ちにも余裕が生まれるんですよね。
そういう意味で、このPixio PXC243Sは「ゲームをするための道具」というより、「日々を少し心地よくしてくれるパートナー」なんだと感じています。
コスパ重視でも、妥協したくない人にこそぴったりな1台です。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。