どうも、Soranekoです。
最初にAnker Soundcore Liberty 4 Proを手にしたとき、その外箱の質感からすでに「これまでのAnkerとはちょっと違うな」と感じました。
マットブラックの箱にシルバーのロゴが静かに輝き、開封するとミッドナイトブラックのイヤホンがまるで宝石のように収まっていました。
手のひらにのせると、想像以上に軽く、それでいて細部の仕上げが非常に精密。
特にケースのディスプレイ付き構造は、思わず「ここまで進化したのか」と感心してしまうほど。
Bluetooth 5.3という安定接続の安心感もあり、開封直後からすでにワクワクが止まりませんでした。
初めてペアリングしたとき、アプリから流れ出したガイドボイスがとても滑らかで、まるで自分専用のデバイスとして迎え入れてくれているような感覚。
A.C.A.A 4.0という同軸ドライバー技術、Ultra Noise Cancelling 3.5の存在、そしてハイレゾ対応。
スペックを読むだけで「これは音に妥協がない」と伝わってきます。
正直、購入前は「ノイズキャンセリングなんてどれも同じだろう」と思っていました。
しかし、初めて電源を入れて街中を歩いた瞬間、その考えは一変しました。
電車の走行音がふっと遠のき、自分の好きな音楽だけが澄んだ空気の中に流れてくる。
たったそれだけのことなのに、通勤の時間が少しだけ特別に感じられるようになったんです。
高揚感と静寂のバランス、その両方を味わえる――そんな第一印象でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
Anker Soundcore Liberty 4 Pro ノイズキャンセリング ワイヤレスイヤホン
Anker Soundcore Liberty 4 Pro ノイズキャンセリング ワイヤレスイヤホン
レビュー良かった点
まず驚いたのは、音の“深さ”でした。
A.C.A.A 4.0による立体的な音場は、これまで使ってきたどのイヤホンよりも自然で、ボーカルが中央に浮かび上がるような感覚があります。
ジャズを聴くとウッドベースの弦が空気を震わせ、クラシックではバイオリンの余韻がまるでホール全体に広がるように響く。
ハイレゾ対応の恩恵なのか、音の粒立ちが非常に細かく、聴き慣れた曲でも新しい発見があります。
そしてノイズキャンセリングの効果。
Ultra Noise Cancelling 3.5は、ただ静かにするだけではなく、耳に優しい“自然な静けさ”を作り出してくれます。
外の雑踏が完全に消えるわけではないけれど、心地よく距離を置いてくれる感覚。
特にカフェで作業するとき、この穏やかな静寂が集中力を支えてくれるんです。
また、操作性の進化にも感動しました。
感圧とスワイプセンサーの組み合わせは、意図した通りに反応してくれるので、誤操作がほとんどありません。
軽く押すと再生、スワイプで音量調整――慣れてくると、まるでイヤホンが自分の一部になったような操作感です。
ケースのタッチバーも想像以上に便利で、ノイキャンの切り替えや電池残量の確認がスムーズ。
ケースを開けるたびに、小さなディスプレイに情報が浮かび上がるのも未来的で楽しいポイントでした。
さらに、長時間使用しても耳が痛くなりにくいフィット感も特筆すべき点。
イヤーピースが豊富に同梱されているので、自分の耳にぴったりのサイズを選べる安心感があります。
通話品質も良好で、オンライン会議でも相手の声がはっきり聞こえる。
マルチポイント接続が安定しているため、仕事用PCとスマホをシームレスに切り替えられるのも助かります。
全体的に、日常を“少し豊かにしてくれる”イヤホン。
それがこのLiberty 4 Proの魅力です。
レビュー気になった点
完璧に思えるこのイヤホンにも、いくつか気になる点はあります。
まず、ノイズキャンセリングの強度です。
確かに静かにはなるのですが、特に中音域のノイズ――人の話し声やアナウンスなど――はやや残る印象があります。
以前のLiberty 4 NCのような「包み込むような静寂」を求める人には、少し物足りなく感じるかもしれません。
また、空間オーディオモードは面白いのですが、オンにすると音量がわずかに下がり、音の輪郭が少し曖昧になることがありました。
映像コンテンツとの相性は良いのですが、音楽鑑賞には好みが分かれると思います。
さらに、ケースについても一言。
ディスプレイ付きという点は確かに目新しく魅力的ですが、指紋が付きやすく、ツルツルと滑る質感なので、落としそうになる場面が何度かありました。
もう少しマットな質感だったら扱いやすかったと思います。
ケースサイズもやや大きめで、ポケットに入れると膨らみが気になることも。
また、バッテリー持ちは優秀な方ですが、ANCを常時オンにしていると体感で7時間程度。
長距離移動にはギリギリかもしれません。
アプリの操作についても、細かい設定を変えるときにやや反応が遅れることがあり、ファームウェア更新で改善してほしいと感じました。
マルチポイント接続は基本的に安定しているものの、デバイス間の切り替え時にまれに一瞬音が途切れることがあります。
ゲーム用途では遅延が完全には消えない点も、シビアなユーザーには気になるかもしれません。
とはいえ、これらの不満は“高性能ゆえの細部”に過ぎず、日常使用で大きな支障はありません。
むしろ、この完成度において“惜しい部分”を感じるというのは、それだけ製品のレベルが高い証拠なのだと思います。
次のアップデートや後継モデルで、このあたりがさらに磨かれれば、まさに理想のイヤホンになるでしょう。
まとめ
Anker Soundcore Liberty 4 Proは、ただのワイヤレスイヤホンではなく、“音楽を通じて日常を整えるツール”のような存在です。
朝の通勤、昼休みの一息、夜の読書時間――そのどれにおいても、音が生活の空気を変えてくれる。
特にUltra Noise Cancelling 3.5の穏やかな静けさは、心を落ち着かせてくれる感覚があります。
仕事中の集中タイムには、外界と自分との間に優しい膜を張るように、静かで柔らかい時間を作り出してくれる。
そして音楽を再生した瞬間、その膜が透明になり、音だけが鮮やかに流れ込んでくる。
そんな繊細なバランスをこのイヤホンは見事に表現しています。
機能の多さに最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると一つひとつが“自分の生活に寄り添う工夫”だと感じられるようになります。
確かに、完璧ではありません。
ですが、そのわずかな不完全さすら、日々を共に過ごす中で愛着へと変わっていく。
静けさと音の躍動、そのどちらも大切にしたい人にとって、このLiberty 4 Proは間違いなく“信頼できる相棒”になるでしょう。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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Anker Soundcore Liberty 4 Pro ノイズキャンセリング ワイヤレスイヤホン
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。