どうも、Soranekoです。
このSSDに出会ったのは、Steam Deckの容量不足に悩んでいた頃でした。
新しいゲームを入れたいけれど、容量がすぐいっぱいになってしまう。
そのたびに泣く泣くどれかを削除して…というサイクルが続いていて、正直うんざりしていたんです。
そんなときに目に留まったのが「Fanxiang S630 SSD 2230 M.2 2TB PCIe Gen4 NVMe」という名前。
聞いたことのないブランド名に最初は少し迷いましたが、レビューで「コスパが高い」「発熱が少ない」といったコメントをいくつも見かけて、気になって仕方がなくなりました。
価格も大手メーカーの同容量モデルよりかなり手頃で、5年保証付きという安心感もあり、「試してみよう」と思い切って購入。
届いた箱を開けると、本体は驚くほど小さく、薄い名刺ほどのサイズ。
これが2TBも入るのかと半信半疑でしたが、手に取るとしっかりした造りで質感も悪くない。
取り付けはSteam Deckの背面を開けて、純正SSDを外して差し替えるだけ。
緊張しながら電源を入れると、すぐに認識してくれて拍子抜けするほどスムーズでした。
初期設定を済ませてOSを再インストールし、ゲームをいくつか移行したところ、まず感じたのは「静か」だということ。
アクセス音もなく、発熱も控えめ。
動作音がしないのに、画面の切り替わりが目に見えて速い。
まるで新しいデバイスを使っているような感覚に包まれました。
この瞬間、「買ってよかったな」と素直に思ったんです。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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Fanxiang S630 SSD 2230 M.2 2TB PCIe Gen4 NVMe
Fanxiang S630 SSD 2230 M.2 2TB PCIe Gen4 NVMe
レビュー良かった点
一番の魅力は、やはりそのスピードと安定性です。
最大読込5200MB/s、書込4500MB/sというスペック通りの体感を得られていて、Steam Deckでのゲーム起動時間が体感で半分ほどに短縮されました。
特にオープンワールド系のタイトルではロード画面が明らかに短く、没入感が途切れにくくなったのがうれしいポイントです。
以前はロード中にスマホを触る癖があったのですが、今ではほとんどその間がなく、すぐプレイに入れるようになりました。
また、2230サイズという超小型フォームファクタにも関わらず、発熱が少ないのが印象的。
高負荷時でもほんのり温かくなる程度で、ファンの回転音も静かなままです。
これは内部の電力効率設計がうまくできている証拠だと思います。
さらに、ファンシャン独自のコントローラーが安定動作を支えているようで、長時間プレイしてもデータ転送エラーや書き込み遅延といった問題が起こりませんでした。
Steam Deck以外にも、ROG AllyやSurface Pro 9にも試してみたのですが、どちらでもすぐに認識されて問題なく稼働。
汎用性の高さも大きな魅力です。
外付けケースに入れてUSB接続でバックアップ用途にも使えるため、ノートPCやミニPCのストレージ拡張としても十分活躍します。
加えて、低消費電力設計のおかげで、バッテリー駆動時間への悪影響もほとんど感じませんでした。
驚くのは、こうした性能を備えながらも価格が2TBで1万円台後半という手頃さであること。
正直、他メーカー製SSDと比較するとコスパがかなり高いと思います。
ゲーム専用SSDとして導入するのはもちろん、日常使いのノートPCのメインドライブとしても申し分ありません。
そして、個人的にうれしかったのが「静かさ」と「熱管理」のバランス。
外出先でSteam Deckを使っていても、本体が熱くなりすぎないので手が快適です。
ファイルコピー時も速度が落ちず、安定している印象を受けました。
これまでSSDを交換するのは少し怖いイメージがありましたが、この製品を使ってからは「交換してよかった」「もう少し早く知りたかった」と思うようになりました。
レビュー気になった点
もちろん、完璧ではありません。
まず気になったのは、取り付け時の相性問題。
これは製品というよりデバイス側の問題ですが、Surface Pro 8では最初の起動時に認識されず、BIOS設定を一度リセットする必要がありました。
初心者には少しハードルが高く感じるかもしれません。
また、発熱が少ないとはいえ、長時間ゲームをプレイしているとSSD背面部分がじんわりと温かくなります。
熱暴走まではいきませんが、真夏の室温が高い環境ではサーマルパッドを貼るなど、放熱対策をしておくと安心です。
それと、メーカー提供のユーティリティソフトが存在しない点もやや残念でした。
他社のように健康状態をモニタリングしたり、ファームウェアを自分で更新できる仕組みがあれば、さらに信頼感が増したと思います。
加えて、初期状態でのフォーマットがNTFS固定だったため、SteamOS環境で使う場合は一度再フォーマットが必要でした。
この工程を知らないと、最初に認識しないという誤解を招くかもしれません。
説明書が簡易的で、細かい手順が書かれていなかったのも少し気になる点です。
もうひとつ挙げるとすれば、ブランドとしての知名度がまだ低いため、「本当に大丈夫かな?」という不安を最初に持つ方もいると思います。
私自身も購入前は同じ気持ちでした。
しかし、実際に使ってみると性能面では申し分なく、安定性も非常に高いです。
それでも、長期的なサポート体制やファームウェア更新情報をもう少し公式に発信してもらえると、さらに安心して勧められる製品になると感じました。
あと、これは欲張りかもしれませんが、外箱がもう少ししっかりしていると高級感が出るかなとも思いました。
性能は抜群なのに、パッケージが簡素すぎて一瞬「これで合ってる?」と戸惑う方もいるかもしれません。
とはいえ、こうした細かな点を除けば、大きな欠点は見当たらず、普段使いには十分満足できるレベルです。
まとめ
Fanxiang S630を使い始めてから、毎日のちょっとした時間が快適になりました。
ゲームを立ち上げるときの待ち時間が減っただけで、こんなにも気持ちが軽くなるのかと驚きました。
2TBという大容量のおかげで、これまで削除してきたタイトルを再び入れ直すことができ、まるで“自分だけのゲーム図書館”が復活したような気分です。
動作音が静かで、熱の心配も少なく、安心して長時間プレイできるのも魅力。
特にSteam Deckのような携帯型デバイスでは、発熱や電力消費の少なさが快適さに直結するので、このSSDの設計思想が本当に生きていると感じました。
ブランド名こそまだ馴染みが薄いですが、その分、良い意味で“隠れた掘り出し物”のような存在です。
価格を抑えつつ、高性能・安定・長期保証という三拍子を揃えたSSDはそう多くありません。
取り付け後はデバイス全体の動きが滑らかになり、ストレスが減り、純粋に使っていて気持ちが良い。
ゲーム専用としてはもちろん、ノートPCやミニPCでのシステムドライブにも十分おすすめできます。
小さな一枚の基板が、日々の使い心地をここまで変えるのかと感心しました。
正直、もっと早く出会いたかったと思える製品です。
もし2230サイズ対応デバイスを使っていて、「容量を増やしたい」「もっと速くしたい」と感じているなら、Fanxiang S630は間違いなく検討する価値のある一枚です。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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Fanxiang S630 SSD 2230 M.2 2TB PCIe Gen4 NVMe
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。