どうも、Soranekoです。
最初にこのケースを目にしたとき、白のトーンと透けるガラスの組み合わせがとても印象的でした。
金属の質感と透明なガラスのコントラストがやわらかく、まるで日差しを受けた窓辺のように穏やかな雰囲気をまとっていました。
強化ガラスを前面と側面に配置したピラーレス構造は、内部をしっかりと見渡せる開放的な印象を与えてくれます。
中のパーツが光を受けて静かに浮かび上がるように見える瞬間があり、思わず眺めたくなるような美しさを感じました。
白いフレームは清潔感があり、インテリアの一部としても違和感なく溶け込みます。
作業机の上に置くと、金属の硬さよりもどこか柔らかさを感じさせてくれるのが不思議でした。
取り付けられた120mmのARGBファンは、光り方が派手すぎず控えめで、内部全体に優しい色のグラデーションを描いてくれます。
点灯させた瞬間の明るさよりも、じんわりと広がる灯りが心地よく、夜の作業時間を少し特別なものにしてくれるようでした。
フロント下部には小物を置けるスペースがあり、ちょっとしたオブジェやメモリカードなどを並べると、まるでショーケースのような印象に変わります。
光と空間の余白を上手に使うことで、ただのPCケースではなく“見せる存在”として成り立っているように感じました。
ケースの造り自体も堅牢で、ガラスの厚みやフレームの剛性に安心感があります。
全体の組み立てはスムーズで、ネジの感触やパネルの開閉にも精密さが感じられ、細やかな作り込みに好感を持ちました。
デザインだけでなく、手に触れたときの質感や組み上げる過程の心地よさまで含めて、このケースの魅力が伝わってくるように思いました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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Lian Li VECTOR V100R White ミドルタワー型 PCケース V100RW
Lian Li VECTOR V100R White ミドルタワー型 PCケース V100RW
レビュー良かった点
このケースで特に印象に残ったのは、見た目と機能のバランスがとても自然にまとまっている点でした。
ピラーレス構造というと、デザインを重視しすぎて実用性が損なわれることもありますが、このケースはどちらか一方に偏らず、どの角度から見ても美しく、同時に作業性の良さも感じられました。
側面パネルの開閉がスムーズで、工具をほとんど使わずに内部へアクセスできるのは大きな利点です。
ケーブルの配線もしやすく、裏側のスペースがしっかり確保されているので、整頓が苦手でも見た目をきれいに保てます。
サイド3基、リア1基のARGBファンは、静音性が高く、回転音がほとんど気になりません。
柔らかな風が内部を通り抜けるような感覚で、冷却性能もしっかりと確保されています。
光の表現も繊細で、派手すぎず上品な印象に仕上がっており、点灯した瞬間に空気が少し和らぐような雰囲気を感じました。
ホワイトのフレームと透明なガラスの組み合わせは、内部の照明を優しく拡散し、パーツの輪郭を柔らかく見せてくれます。
RGBの明かりが直接目に入らず、反射を通してやんわりと広がるのがとても心地よいです。
さらに、小物を展示できるスペースも個性的で、パーツだけでなく“自分らしさ”を添えられるのが嬉しい要素でした。
例えばメタル製のフィギュアや、メモリモジュールの空きパッケージを置くだけでも雰囲気が変わり、デスク周りが少し華やかになります。
内部空間も広く、GPUの長さ制限が420mmまであるので、ハイエンドカードを搭載してもゆとりを感じます。
冷却構成の自由度も高く、最大9基のファンや大型ラジエーターにも対応しているため、見た目を保ちながら性能を求める人にも十分応えてくれます。
全体的に剛性があり、側面のガラスパネルもたわみがなく安定していて、安心して開閉できます。
さらに、細部の作り込みも丁寧で、ネジの噛み合わせやパネルの隙間に不安がありません。
触れるたびに、しっかりと設計された製品だと感じられるのが嬉しかったです。
LEDの同期もスムーズで、マザーボードの制御ソフトと連動させると、静かな光の波のような演出を楽しめます。
全体として、見た目の美しさと扱いやすさを高い次元で両立しており、完成度の高さを実感しました。
レビュー気になった点
一方で、少し惜しいと感じた部分もいくつかありました。
まず気になったのは、内部スペースの自由度が高い反面、電源ユニットや大型クーラーとの相性をやや考慮する必要がある点です。
対応高さが178mmまでなので、特に大型の空冷クーラーを使用したい場合には干渉を確認しておくことが大切でした。
また、電源ユニットの奥行制限が220mmまでとなっているため、長めのケーブルを使う構成では配線経路に少し工夫が必要でした。
さらに、ARGBファンやLEDストリップの配線が複雑になりやすく、光の制御を整えるまでに少し時間がかかりました。
マザーボードとの同期がうまくいくまでは、何度か設定を調整しなければならず、初めてRGB制御を扱う人にとっては戸惑うかもしれません。
ガラスパネルは美しい反面、指紋やほこりが目立ちやすく、設置時には柔らかい布で丁寧に拭き取りを行う必要がありました。
光の映り込みが強い環境では、少しだけガラス越しに内部が見づらく感じる場面もあり、照明の位置調整で印象が変わります。
また、ガラスの厚みがしっかりしている分、パネルを外すときに慎重さが求められ、特に狭い場所での作業時は取り扱いに注意が必要でした。
ケース全体の重量も8kgを超えるため、設置や移動の際に少し力が要ります。
安定感があるとも言えますが、頻繁に内部をいじる人にとってはやや手間に感じるかもしれません。
加えて、展示スペースの部分は魅力的ではあるものの、実際には小物の大きさや形を選ぶため、使い方に個性が出やすいと感じました。
もう少し奥行きがあれば、飾るアイテムの幅が広がったかもしれません。
冷却性能についても、サイドから吸気する構造上、設置環境によっては埃を吸い込みやすい傾向があります。
ボトムのダストフィルターがしっかりしているものの、定期的な清掃は欠かせません。
光の演出が美しい分、内部のケーブル整理も目立ちやすく、丁寧にまとめないとせっかくの透明感が損なわれてしまいます。
全体的に完成度は高いのですが、扱う際には少し繊細な注意が必要で、落ち着いて丁寧に扱うほど良さが際立つケースだと感じました。
これらの点は決して大きな欠点ではなく、むしろ“きれいに使いたくなるケース”だからこそ気になる部分だったように思います。
まとめ
Lian Li VECTOR V100R Whiteは、ただパーツを収める箱ではなく、ひとつの作品のように存在感を放つケースでした。
白と透明の調和がとても穏やかで、光の加減によって印象が少しずつ変わるところに温かみを感じました。
組み立てのしやすさや内部の広さなど、実用的な部分も丁寧に設計されており、デザインと機能の両方で満足できる仕上がりでした。
特に、ピラーレス構造による開放感とARGBファンの穏やかな光は、長く眺めていたくなるほど心地よく、PCが単なる作業道具ではなく、空間を彩る一部になったような感覚を与えてくれます。
少し気を使う点はあるものの、それもまたこのケースの魅力の一部だと感じました。
透明なパネルを通して見える内部は、自分の手で作り上げた小さな世界のようで、完成した瞬間に静かな達成感がありました。
日々の作業の中に少しだけ“見せる楽しさ”を加えたいとき、このケースはとても良い相棒になってくれそうです。
静けさの中に光がやわらかく漂うその姿は、機械的というよりもどこか温もりを感じさせ、ふとした瞬間に心を落ち着かせてくれました。
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Lian Li VECTOR V100R White ミドルタワー型 PCケース V100RW
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。