どうも、Soranekoです。
このキーボードを手にしたとき、まず感じたのは見た目の柔らかさでした。
ピンクとクリーミージェイドの色合いが優しく混ざり合い、デスクの上に置くだけで空気が少し明るくなるように感じました。
箱を開けた瞬間の印象も穏やかで、厚みのあるボディと整然と並んだキーが、落ち着いた存在感を放っていました。
触れてみると、キーキャップの表面はさらりとしていながら指に吸いつくような感触があり、初めての操作でも自然に馴染んでいくのが心地よく思えました。
最初に接続したのはUSB-Cの有線モードでしたが、反応は驚くほど速く、押した瞬間に画面が追従するような軽快さを感じました。
その後Bluetooth接続も試してみると、やや遅延はあるものの、入力の安定感は保たれており、文章を打つには十分な感度でした。
何よりも印象的だったのは打鍵音です。
一般的なメカニカルキーボードにあるカチカチという硬い響きではなく、まるで柔らかい布の上に落ちるような、優しい音が指先から伝わってきました。
この感触の裏には、クリーミーガスケット構造と複数の防振層が隠れていることを思い出し、設計への丁寧さを感じました。
長時間の作業でも疲れを感じにくく、入力しているうちに指先が自然とリズムを刻むような心地よさが生まれていきました。
RGBライトの明るさは控えめで、光の流れが穏やかに変化していく様子は、まるで呼吸のように感じられました。
派手さよりも落ち着きを重視した光の演出が、集中を妨げることなく手元を柔らかく照らしてくれます。
全体として、外観・触感・音のすべてが調和し、使うほどに心を静めてくれるような印象を持ちました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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EPOMAKER TH108 フルサイズ メカニカルキーボード
EPOMAKER TH108 フルサイズ メカニカルキーボード
レビュー良かった点
まず何よりも惹かれたのは、打鍵の静けさと深みのある反発感でした。
クリーミーガスケット構造によって生まれる柔らかい底打ち感は、文字を打つたびに指先が小さく跳ね返されるような感触で、機械的な硬さがまったくありません。
スイッチがプリルーブされているため、滑らかな押下が続き、キーが自然に戻る動きもとても穏やかでした。
特にリニアタイプのCreamy Jadeスイッチは、押し始めから底まで一貫した軽やかさがあり、タイピング中のリズムを途切れさせない心地よさがあります。
音も非常に控えめで、夜間や静かな場所でも周囲を気にせず使える静音性が感じられました。
5層の吸音材が内部に組み込まれているため、打鍵音が響くことなく、ふわりとしたタッチ音に変わります。
これにより、耳に届く音はほんのり丸みを帯び、長時間の作業でも疲れにくく感じました。
また、RGBライトの発色が驚くほど繊細でした。
光の境界が滑らかで、全体に淡いグラデーションが広がるような印象です。
キーごとに色を調整できるため、作業に合わせて光のトーンを変える楽しみもあります。
この光の変化を自分の作業空間で体験したい方は、こちらからチェックできます。
→EPOMAKER TH108 フルサイズ メカニカルキーボード
たとえば集中したいときは白や淡いブルーに統一し、気分を変えたいときはピンクとグリーンを組み合わせるなど、少しの工夫で雰囲気をがらりと変えられるのが魅力でした。
8000 mAhという大容量バッテリーも安心感がありました。
ワイヤレス使用でも数日間は充電を気にせず使え、電池残量のストレスから解放されるのは快適でした。
接続の切り替えもスムーズで、USB-C、有線、Bluetoothの三つを状況に応じて瞬時に選べる点も便利に感じました。
さらに、キーキャップのPBT素材は表面の摩耗に強く、長く使ってもテカリが出にくい点も嬉しい部分です。
触れたときのサラリとした質感が維持され、タイピングの快適さが続くのを感じました。
全体的に、このキーボードは静けさ・柔らかさ・安定感のバランスが非常に良く、打つたびに小さな満足感を積み重ねてくれるようでした。
日常の中で使うほどに「今日もこの音に触れられる」と思えるような、心の拠りどころになるデバイスだと感じました。
レビュー気になった点
全体として完成度の高いキーボードですが、いくつか気になる部分もありました。
まず感じたのは、無線接続時のわずかな入力遅延です。
Bluetoothモードでの反応は滑らかではあるものの、ゲームや高速入力を必要とする作業では、ほんの少しの遅れが指に伝わることがありました。
文章作成や日常利用には問題ありませんが、反応速度を重視する人には有線モードのほうが安心だと感じます。
また、2.4GHzワイヤレスドングルの接続範囲も環境によっては不安定になることがあり、他の無線機器と干渉した際に入力が一瞬途切れることがありました。
次に、キーキャップの視認性です。
ピンクやクリーミージェイドといった淡い色調の組み合わせは美しいのですが、照明環境によっては印字がやや見えづらくなることがありました。
特にRGBライトを消した状態では、白背景のキー上に刻印が馴染んでしまい、暗い部屋では文字を探す時間が増える場面もありました。
もう少し印字のコントラストが強ければ、より快適に使えたかもしれません。
また、キーボード全体の重量がやや重めで、頻繁に持ち運ぶ用途にはあまり向かないと感じました。
筐体の剛性を保つために厚みのある素材を使っているため仕方ない面もありますが、据え置き型として割り切って使うのがよさそうです。
加えて、ファームウェアやカスタムドライバーの操作画面が英語中心で、初めて設定する際には少し戸惑いました。
RGBの発光パターンやキーリマップ機能は豊富ですが、直感的に操作できるような日本語対応があれば、もっと扱いやすくなると感じます。
さらに、キーの高さが全体的にしっかりしているため、手首の位置によってはやや角度が急に感じる場合があります。
付属のキックスタンドで高さ調整は可能ですが、低めの角度設定ももう一段階あれば嬉しかったです。
これらは決して致命的な欠点ではなく、使い込むうちに慣れる程度のものではありますが、「もう少しこうだったら」という惜しさが残る部分でした。
ただ、その小さな気づきさえ、このキーボードをより深く理解できた証のようにも思えます。
まとめ
EPOMAKER TH108は、機能性と静けさ、そして見た目の温かみが見事に調和したキーボードでした。
フルサイズながら圧迫感がなく、打鍵音の柔らかさや指に返る感触が穏やかで、使うほどに安心感が増していくように感じました。
RGBの光も華美ではなく、作業中にそっと寄り添うような明るさで、集中と癒しが両立している印象でした。
ホットスワップ対応や大容量バッテリーなど、実用面でも優れた要素が多く、静音性を求める人や長時間タイピングを楽しみたい人にとって、日常の相棒のような存在になると思います。
もちろん、細かい部分で改良の余地はありますが、それ以上にこの製品から感じられるのは「静かな心地よさ」と「大切に作られた手触り」です。
手元に置くだけで少し気分が整い、指先が自然に動き出すような感覚がありました。
道具というよりも、時間の流れを穏やかにしてくれる一つの風景のような存在。
そんな印象を残すキーボードでした。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。