どうも、Soranekoです。
HUANUO モニターアーム HNCM15を実際の作業環境に取り入れてしばらく使ってみると、まず感じたのは支柱とアームが作り出す“位置調整のしやすさ”が日々の動作の中でごく自然に馴染んでいくことでした。
大きな仕掛けや派手さがあるわけではありませんが、42cmほどの支柱ポールによってモニターを持ち上げる感覚が素直で、机上に残る空間が想像していたよりも広がりを帯びていく印象がありました。
クランプ式とグロメット式のどちらも選べる構造は環境に左右されにくく、固定後に触れてみても横揺れや不安定さをそれほど感じず、支点がしっかりしていると分かる安定した手応えがあります。
特に、モニターの向きを微調整したいときに、チルトやスイベルの動きが過度に軽すぎず、かといって固くて思いどおりに動かないわけでもなく、手で触れた分だけ素直に角度が変わるバランス感がありました。
耐荷重8kgという設定も、一般的な27インチ前後のモニターを問題なく支えられる範囲で、使っていて重量に対する不安が出ることはありませんでした。
また、ケーブル収納クリップが最初から備わっている点も、実際に使ってみると印象が大きく変わります。
アームの可動に合わせてケーブルがだらりと垂れたり引っ張られたりしにくく、モニターを動かしても線が抵抗を生まないというだけで作業中の煩わしさが減り、机まわりが落ち着いた表情になります。
いわゆる派手なギミックに頼らず、少し触っただけで位置が決まり、必要以上に手間がかからない点が、長く付き合う道具としての扱いやすさにつながっているように感じました。
実際に手元に据え付けてみると、仕様に書かれている範囲の中で動作や安定感が丁寧に成立していることが伝わってきて、デスク環境を整えるための一つの選択肢として十分に信頼できる印象を受けました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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HUANUO ファーノー 13~32インチ対応 モニターアーム HNCM15
HUANUO ファーノー 13~32インチ対応 モニターアーム HNCM15
レビュー良かった点
このモニターアームを使っていて良かった点としてまず挙げられるのは、支柱とアームの動きが扱いやすく、モニター位置の調整が一日の中で何度も自然にできることでした。
特に、上下の高さ調節が支柱全体を軸として行えることで、座る姿勢や作業内容に合わせて視線の高さを微調整しやすく、肩や首まわりにかかる負担を細かく分散させるような感覚があります。
角度調節の自由度も過不足なく、上下のチルトや横方向のスイベルが滑らかに動くため、外光の反射を避けたり資料を並べたりするときにも柔軟に対応できます。
支柱の高さがしっかり確保されているため、モニターを高めの位置に固定したいときにも妥協せずに調整できる点は、動画鑑賞や作業時間が長い場合にも快適に感じられました。
さらに、VESA75×75/100×100に対応しており、一般的なモニターならほとんど問題なく装着できる汎用性があり、取り付けに迷いが生じにくいことも扱いやすさにつながっています。
取り付け方式がクランプ式とグロメット式の両方に対応している点も大きく、デスクの構造に合わせて選択できるため、環境が変わったときでも使い続けやすい柔軟さがあります。
固定後の安定感も十分で、タイピングによるデスクの揺れや、モニターを調整するときの負荷にも不安を感じにくく、支柱の太さと土台の安定性が実用的なバランスで設計されていると感じました。
また、ケーブル収納機能が備わっている点も、実際の使用環境では大きな利点になりました。
ケーブルをアームに沿わせてまとめておくことで、見た目がすっきりするだけでなく、アームを動かしてもケーブルが机に引っかかったり、モニター裏で絡まったりしにくく、日常的に感じるストレスを減らしてくれます。
アーム自体の動きが一定の抵抗感を持ちながらも滑らかで、力を入れすぎることなく調整できるため、細かな位置合わせを繰り返しても負担にならず、長時間の使用でも扱いやすさが損なわれません。
価格面も控えめで、基本性能をしっかり押さえながら必要十分な調整機能と安定感が備わっているため、初めてモニターアームを導入する人にも選びやすい構成だと感じました。
総じて、日常の作業の中でモニター位置を柔軟に変えたいと思う場面にしっかり寄り添ったつくりであり、取り付け後すぐに環境が整っていく心地よさを実感できる点がこのアームの大きな魅力でした。
レビュー気になった点
気になった点としてまず挙げられるのは、耐荷重が8kgという設定であるため、32インチクラスのモニターでも重量が重いモデルの場合には対応しきれない可能性がある点でした。
一般的な重さのモニターであれば問題ありませんが、スタンドを外したときに本体重量が想像以上にある機種も存在するため、購入前には必ず重量を確認する必要があり、やや注意が必要に感じられました。
また、取り付け方式としてクランプ式とグロメット式を選べるのは利点ですが、どちらの方式もデスク側の条件を満たす必要があり、特にクランプ式は天板の厚みや裏側の補強材の形状によっては取り付けられないケースがあるため、設置場所に制限が生まれる場合があります。
グロメット式を使う場合も、デスクにあらかじめ穴が空いている必要があるため、選択に迷う場面がありました。
固定後の揺れについては通常の使用では問題ありませんが、力を加えて大きく動かしたあとにわずかに戻りを感じることがあり、精密な位置合わせを繰り返す際には少し気になる場面がありました。
アームの硬さについても、個体差や初期の締め具合によって調整が必要な場合があり、使い始めの段階で自分のモニター重量に合わせたトルク調整を行わないと、上向きや下向きへの動きが想像より軽すぎたり重すぎたりすることがあります。
また、ケーブル収納機能は便利ではあるものの、収納クリップの位置が固定されているため、モニター側の端子位置やケーブルの硬さによっては綺麗に収まりきらない場合があり、もう少し柔軟性があると扱いやすいと感じました。
さらに、アームの長さが極端に長いタイプではないため、モニターを大きく前後に移動させたい場合には調整幅が足りないと感じるケースがあります。
特にデスク奥行きが深い環境で手前に大きく引き寄せたい場合には、若干物足りなさを覚えました。
全体として機能はバランスよくまとまっていますが、細かな部分に改善余地が残っている印象もあり、使用環境によっては追加の工夫が必要になる場面があると感じました。
こうした点は大きな欠点ではないものの、使ううちに「もう少し調整幅が広ければ」「ケーブルの取り回しにもう少し自由度が欲しい」など、改善があればより快適になると感じるところでもありました。
まとめ
HUANUO モニターアーム HNCM15は、使い続けるうちにその安定した構造と扱いやすい調整機能が静かに作業環境を整えてくれる製品だと感じました。
大きな特徴を強く主張するタイプではありませんが、支柱の高さ調節や可動部の操作感が素直で、日々の姿勢や作業内容に合わせてモニター位置を変えたい場面で負担を感じずに動かせる点が印象に残ります。
特に、クランプ式とグロメット式の両方に対応している柔軟さや、VESA75×75/100×100に幅広く対応している点は、環境が変わった際にも安心して使い続けられる理由になります。
ケーブル収納の仕組みも、細かな部分ながら机まわりの乱れを抑えてくれ、アームを動かした際の煩わしさを減らしてくれる役割がありました。
一方で、耐荷重や取り付け条件、アームの前後調整幅など、事前に把握しておきたい点も存在し、使う環境やモニターの重量によっては注意が必要だと感じる部分もあります。
それでも、価格を踏まえた全体の構成は十分に実用的であり、初めてモニターアームを導入する場合でも扱いやすい仕上がりです。
日常の動きに負担をかけず、静かに作業空間を整える道具として、落ち着いた働きを見せてくれる製品だと感じました。
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HUANUO ファーノー 13~32インチ対応 モニターアーム HNCM15
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。