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Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイール GRS-CHSY-PSPC超簡単レビュー。Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイールを手に取ってみると、数値や仕様より先に操作の素直さが伝わってくる。強さを誇るのではなく、走りの流れを乱さず手に情報を返してくれる感覚があり、グランツーリスモ7のコースを何周も重ねたくなる静かな没入感が続いていく。

どうも、Soranekoです。

最初に箱を開けてLogicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイールを目にしたとき、これは単なる周辺機器ではなく、運転という体験そのものを据え置きで再構築しようとする道具なのだと直感した。

外装は落ち着いたブラックを基調にしながらも無骨すぎず、家庭のリビングや書斎に置いても浮かない佇まいで、触れる前から余計な緊張感を与えない。

実際に持ち上げると適度な重量感があり、軽すぎないことで内部構造への信頼感が自然と生まれる。

設置を進める過程では、ケーブルの取り回しや各部の精度が高く、組み上げていく時間そのものがひとつの準備運動のように感じられた。

ステアリングを両手で握った瞬間、表面の質感が想像以上にしっとりとしており、長時間触れても疲れにくそうだという印象を受ける。

エンジンをかける前の静かな時間にも関わらず、これから始まる走行体験への期待が自然と高まっていく。

初めて電源を入れ、PS5に接続してグランツーリスモ7を起動すると、画面の中のマシンと手元のハンドルがひとつのシステムとして結びついた感覚がはっきりと伝わってきた。

ダイレクトドライブ方式ならではのレスポンスは、操作に対してワンテンポ遅れるような感覚がほとんどなく、少しハンドルを切っただけでも即座に反応が返ってくる。

まだ走り出していない段階でも、内部でモーターが待機している存在感が伝わり、単なる振動装置とは異なることが分かる。

実際にコースへ出ると、路面の継ぎ目や縁石に乗り上げたときの感触が手のひらに細かく伝わり、視覚情報だけでは捉えきれない部分を自然に補ってくれる。

強すぎて疲れるような刺激ではなく、あくまで走行状況を理解するための情報として整理されている印象で、初めて触れる人でも身構えずに受け入れられるバランスだと感じた。

8Nmという数値だけを見るとハードな印象を持つかもしれないが、実際のフィーリングは制御が非常に穏やかで、必要な場面でだけしっかりと力を主張してくる。

そのため、長時間プレイしても手首や腕に無理な負担がかかりにくい。

TRUEFORCEによるフィードバックは派手さを前面に出すものではなく、エンジン回転や路面抵抗といった要素が自然な形で混ざり合い、走っている理由を身体で理解させてくれる。

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEMは、初見で圧倒するタイプではなく、触れて、走って、少しずつ良さが染み込んでくる機材だと感じた。

ゲームを始める前の準備から走行中、そしてセッションを終えてハンドルから手を離す瞬間まで、一連の流れが途切れずにつながっており、いつの間にか現実の運転感覚に近い集中状態へと導かれている。

導入段階からこの一体感を味わえる点は、このハンコンが目指している方向性を雄弁に物語っているように思えた。

では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。

簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイール GRS-CHSY-PSPC

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイール GRS-CHSY-PSPC

レビュー良かった点

使い続ける中でまず印象に残ったのは、操作と反応の間にある違和感が極端に少ないことだった。

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイールは、ハンドルを切った瞬間にその角度や速度がそのまま挙動として返ってくるため、画面の中の車両を「操作している」というより「操っている」という感覚に近づいていく。

ダイレクトドライブ方式の特性が分かりやすく表れており、ベルトやギアを介したモデルで感じがちな曖昧さがほとんどない。

その結果、細かな修正舵やコーナー進入時の微妙なライン調整が自然に行えるようになり、ドライビングに対する集中力が途切れにくい。

特に印象深かったのは、路面から伝わる情報量の多さが決して雑音にならない点で、縁石に触れたとき、ブレーキングでフロント荷重がかかったとき、リアがわずかに流れ始めたときなど、それぞれの状態が異なる質感として手に伝わる。

TRUEFORCEによるフィードバックは強調しすぎず、エンジンの回転や路面抵抗が重なり合う感覚が非常に整理されているため、情報を無理に解釈しようとしなくても自然と身体が反応する。

8Nmというトルクは、単に力強さを誇示するための数値ではなく、必要な場面で必要なだけ存在感を示すための余裕として機能しているように感じられた。

低速域では扱いやすく、高速域や高負荷時にはしっかりと重みが増すため、スピード感と操作感が乖離しにくい。

長時間のプレイでも腕や肩に余計な緊張が残りにくく、集中した状態を維持しやすい点も好印象だった。

ステアリング自体の質感も完成度が高く、握ったときの太さや表面の感触がちょうど良いため、力を入れなくても安定した操作ができる。

パドルシフトのクリック感は軽快で、操作音も耳障りにならず、リズムよくシフトチェンジを繰り返せる。

視覚的なデザインが主張しすぎないことで、走行中に余計な意識を向けずに済むのも地味ながら重要なポイントだと感じた。

PS5やPCとの接続もスムーズで、認識や設定に時間を取られにくく、走りたいときにすぐ走れる環境が整う。

ソフトウェア側で細かな調整が可能な点もありがたく、自分の好みやタイトルに合わせてフィーリングを詰めていく過程が楽しめる。

グランツーリスモ7のように挙動表現が細かいタイトルでは、その違いがよりはっきりと体感でき、同じコースでも集中の深さや走行後の満足感が変わってくる。

RS50 SYSTEMを使うことで、ラップタイムを縮めること以上に、走行そのものを理解する感覚が育っていくように感じられた。

操作が正確に返ってくるからこそ、自分のミスや判断の遅れも明確になり、結果としてドライビングが洗練されていく。

ゲームでありながら学習的な側面も持ち合わせている点は、単なる娯楽用コントローラーとは一線を画している。

日を重ねるごとに手になじみ、走り出す前の準備から走行後の余韻まで含めて一連の体験として完成しているところが、このハンコンの大きな魅力だと感じた。

レビュー気になった点

使い込むほどに完成度の高さを実感できる一方で、少しずつ見えてくる惜しい部分もあった。

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイールは全体として非常にバランスの取れた設計だが、その分、使う環境や期待値によっては調整や工夫が必要になる場面もあると感じた。

まず設置に関しては、本体の重量とトルク性能を考えると安定性が重要になるため、簡易的な机や軽量なスタンドでは安心して使えない場合がある。

しっかり固定できない環境では、ハンドル操作に合わせてわずかに揺れを感じることがあり、没入感が削がれてしまうことがあった。

高トルクを活かすためには、相応の設置スペースや剛性を備えた環境が前提になる点は、導入前に意識しておきたい部分だと感じる。

フォースフィードバックの情報量が豊富であるがゆえに、最初は感触をどう受け取ればよいのか戸惑うこともあった。

TRUEFORCEの表現は非常に繊細だが、初期設定のままでは少し情報が多く感じられ、慣れるまでは集中力を要する場面もある。

設定を詰めていくことで解消できるものの、その過程を面倒に感じる人もいるかもしれない。

ソフトウェアの調整項目が多いこと自体は魅力だが、逆に言えば最適な状態にたどり着くまでに試行錯誤が必要になる。

すぐに完成された感触を求める人にとっては、少し手間に感じられる可能性がある。

ステアリングホイールのデザインや形状についても、クセが少ない反面、好みが分かれる部分だと感じた。

丸型でオーソドックスな形状は汎用性が高いが、フォーミュラカーのような特定ジャンルに特化した操作感を求める場合、やや物足りなさを覚えるかもしれない。

別売りのホイールに交換することで対応できるものの、追加投資が必要になる点は考慮が必要だ。

パドルシフトの感触は全体として良好だが、長時間使用すると指に伝わるクリック感がやや硬く感じられる場面もあり、好みが分かれそうだと感じた。

また、ペダルが同梱されていないため、初めてハンコン環境を構築する人にとっては別途選択肢を検討する必要がある。

既にペダルを持っている人には問題ないが、フルセットを想定している場合、導入時のコストや選定の手間が増える点は気になる部分だろう。

互換性に関しては基本的に安定しているものの、ゲームタイトルによってはTRUEFORCEの効果が限定的に感じられる場合があり、常にこのハンコンの性能を最大限に引き出せるわけではない。

対応状況を事前に確認しておかないと、期待していた感触との差を感じる可能性もある。

静音性についても概ね良好だが、強い負荷がかかる状況では内部モーターの存在感をわずかに感じることがあり、夜間や静かな環境では気になる人がいるかもしれない。

ただし、耳障りな音ではなく、作動していることが分かる程度のものに留まっている。

総じて、RS50 SYSTEMは誰にでも無条件に快適というよりも、環境や使い方を整えることで真価を発揮するタイプの機材だと感じた。

少しだけ手間や準備が必要になる分、その先に得られる体験は深く、納得感のあるものだが、その前段階で躓く人が出る可能性は否定できない。

まとめ

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイールを使い続けていると、この機材が目指しているのは派手さや分かりやすい刺激ではなく、走るという行為を日常の延長として自然に定着させることなのだと感じるようになった。

最初は高性能なハードウェアとして向き合っていたはずが、気づけば電源を入れること自体が特別な準備ではなく、いつもの流れの一部になっている。

ハンドルを握った瞬間に余計な意識を挟まず、すぐに走行へと集中できるのは、操作と反応の関係が非常に素直だからだろう。

ダイレクトドライブならではの正確さやTRUEFORCEによる情報表現は、使い込むほどに身体に馴染み、頭で考える前に手が動く感覚を育ててくれる。

RS50 SYSTEMは、ラップタイムを競うためだけの道具ではなく、走行中の判断やミスさえも経験として蓄積させてくれる存在だと感じた。

うまく走れたときの達成感だけでなく、思い通りにいかなかった場面にも納得感が残るため、次にどう走るかを自然と考えるようになる。

設置環境や設定を整える必要はあるものの、それらを含めて自分の走行スタイルを作り上げていく過程が、このハンコンの楽しさの一部になっている。

強すぎないトルク設定や落ち着いたデザインは、長時間の使用でも疲れにくく、気負わず付き合える点で日常性が高い。

ゲームを起動して走り、終わったあとに手を離すまでの一連の流れが静かにつながっており、使うたびに少しずつ理解が深まっていく感覚がある。

Logicool G ハンコン RS50 SYSTEMは、短時間で刺激を求める人よりも、走る時間を積み重ねていくことに価値を見出す人に向いた一台だと感じた。

今ではこのハンドルを握る時間が特別なイベントではなく、自然に生活の中へ溶け込み、走るという体験を静かに支え続けている。

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Logicool G ハンコン RS50 SYSTEM 8 Nm ダイレクトドライブ ステアリング ホイール GRS-CHSY-PSPC

皆様の生活が少しでも豊かになりますように。

では、また次回の更新でお会いしましょう。

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