どうも、Soranekoです。
AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS AX310を手に取って使い始めたとき、最初に感じたのは本体のサイズと重量が机上で扱いやすい範囲に収まっていることでした。
タッチパネルの角度やノブの配置が自然で、置いた瞬間からどの操作にも手が届きやすい感覚があります。
配信の準備をするとき、オーディオインターフェースやコントローラーを複数並べていると操作が散らばった印象になりますが、この機器は音声と操作を一台に集約してくれるので、使う前の段階から机の上が整っていく感じがあり、それだけでも負担が軽くなりました。
タッチパネルは5インチのサイズが程よく視認性を確保していて、画面内のアクションアイコンやカスタムボタンがすぐに分かるため、配信ソフトを行き来する必要が減ります。
特にOBSのシーン切り替えを割り当てておくと、準備の段階で迷うことが少なく、配信開始前の落ち着きやすさが違います。
物理ノブの操作感も特徴的で、指先で触れたときの回転具合が軽すぎず重すぎず、音量の変化を細かく調整しながら動かせるため、マイクのレベルを確認する時に安心感があります。
ノブを押すとミュートできる仕組みは実用的で、細かな調整と素早い操作が同時にできる点が便利でした。
また、各チャンネルが光で示されるため、どの音が今どの状態にあるのかが視覚的に把握しやすく、暗めの部屋で作業する時にも判断を誤りにくいと感じました。
接続面ではXLRや3.5mm入力、光端子など用途に応じて選べる構成になっており、複数の音源を扱うときにも流れを整理しやすい点がありました。
マイクの音質調整に利用できるノイズゲートやイコライザー、コンプレッサーといったエフェクトも本体側で扱えるので、外部ソフトを増やしすぎずに必要な調整が行えます。
配信中の音声バランスは状況によって細かく変わることがありますが、このデバイスはその変化に落ち着いて対応できる準備が整っている印象でした。
さらに、機器そのものが持つ素材感も柔らかく、長時間触れても手に疲れが溜まりにくい構成になっているため、配信を長く続ける場面でも扱いが乱れることなく、機器の存在が静かに馴染んでくる感覚があります。
最初のセットアップは多少時間はかかりますが、一度使い方が整ってくると、配信の流れ全体が落ち着いて扱える環境に変わっていくのを感じる製品でした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS 配信者向け オーディオミキサー AX310
AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS 配信者向け オーディオミキサー AX310
レビュー良かった点
良かった点としてまず感じたのは、6チャンネルそれぞれの扱いやすさが丁寧に設計されていることでした。
マイク、ライン、システム、ゲーム、チャット、コンソールといった音の系統を分けて管理できるため、使用しているソフトや機器の状況に応じて音量を落ち着いて整えることができます。
特にマイク入力はXLRと6.3mm双方に対応し、音質エフェクトが本体側で手軽に扱えるので、話す声のニュアンスを自分の感覚に合わせて調整しやすい点が魅力でした。
ノイズゲートやリバーブ、イコライザー、コンプレッサーといった処理を外部ソフトに頼らず本体で完結できるため、配信準備の段階で音の土台を固めることができ、その後の負荷を減らしてくれます。
タッチパネルの存在も大きな利点で、シーン切り替えを画面から操作できるだけでなく、ボタンにショートカットを割り当てることで、配信中のちょっとした操作を自然につなげられる点が便利です。
画面の視認性が良く、配信ソフトを開きっぱなしにしなくても状態が把握しやすいので、机上の視線移動が減り、落ち着いて操作できます。
操作ボタンは押したときの感触が柔らかく、無駄な反応が起こりにくいため、間違った操作につながることが少なく安心感があります。
物理ノブは指先でコントロールする感覚が自然で、細かく調整したいときはゆっくり回し、大きく変えたいときには軽く操作するだけで反応してくれるので、慌てずバランスを取れる環境が整います。
ミュート操作も押し込みで即座に行えるため、急に音を落とす必要がある場面でも不安が残りにくい構成です。
Creator MixとAudience Mixの2系統で音の流れを分けられる点も便利で、自分の耳で確認したい音と、視聴者に届けたい音を別に扱えることが配信の安定につながります。
視聴者向けの音声は落ち着いたバランスを維持しながら、自分のモニター音は少し大きめにするなどの工夫ができるため、長時間配信でも聞き疲れを抑えながら扱える点がありがたい仕様でした。
また、光入力を利用すればゲーム機からの音も簡単に取り込めるので、配信内容に応じた柔軟な構成が組めます。
外観も控えめで落ち着いた印象のため、部屋の雰囲気を損ねることがありません。
LEDの明るさも過度ではなく、必要な情報が視認しやすい範囲に整えられているため、暗い環境でも扱いやすいと感じました。
配線も背面に集約されているため、机の上が散らかりにくく、必要なケーブルを整理して配置できるのが良いところです。
触れている時間が長くなるほど、操作の動きが自然と手に馴染んでくるため、配信全体の負担を静かに減らしてくれる存在として活躍してくれました。
レビュー気になった点
気になった点としてまず挙げられるのは、初期設定にある程度の時間が必要なところでした。
チャンネルごとの入出力設定、配信ソフトとの連携、使用する音声機器の調整など、機能が多いぶん順番に進める必要があり、慣れていない段階では手が止まってしまう場面がありました。
設定の流れ自体は理解しやすいものの、項目が多いため一度に詰めて行うと負担が大きく感じられるかもしれません。
配信ソフト側の音声設定との兼ね合いもあり、最初の段階では何度か確認を繰り返す必要がありました。
タッチパネルについては視認性も操作性も良いのですが、反応がややゆっくりに感じられる瞬間があり、軽い操作のつもりでも画面が切り替わるまで少し待つ場面がありました。
使っているうちに慣れていくものの、素早い操作が必要な場面だと余裕が求められる印象があります。
また、タッチパネルのカスタム性は必要十分な範囲にはあるものの、細かく見ればもう少しレイアウトの自由度があると便利だと感じる部分もありました。
物理ノブは扱いやすい反面、誤って触れてしまうと音がわずかに動いてしまう場面があり、特に近くに手を置く習慣がある場合は注意が必要です。
ミュート操作は便利ですが、押し込みの感触に慣れるまでは意図しないタイミングでミュートしてしまうこともあるため、使い始めは意識して確認する必要がありました。
出力端子については3.5mmに統一されているため、スピーカー構成によっては変換が必要な場合があります。
一般的な用途では問題ありませんが、既にバランス接続のスピーカーやアンプを使用している場合は、追加の手間が必要になる点は静かに気になるところでした。
光入力も便利ですが、ステレオに制限されるため、多チャンネルのゲーム音声を扱いたい場合はバランス調整の幅が狭くなる印象があります。
また、ソフトウェアの安定性に関しては、使用環境によって動作がやや重く感じられるタイミングがあり、配信開始直後や設定変更直後の反応がわずかに遅れる場面がありました。
致命的ではありませんが、シームレスな動作を求める場合には注意しておきたい点です。
全体として使える機能は非常に多いものの、その分理解するまでの段階で負荷がかかる印象があり、配信に不慣れな人ほど最初の壁を感じやすいのではないかと感じました。
ただし、一度慣れてくると扱いは安定していくため、気になった点としては最初の導入部分に偏る形になりました。
まとめ
AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS AX310を使い続けて感じたのは、音声管理と配信操作を一台にまとめることで、机上の動きが落ち着き、配信の準備から進行まで自然に集中できる環境が整っていくことでした。
タッチパネルと物理ノブの組み合わせは、視覚的なわかりやすさと確かな操作感を両立しており、配信の流れに合わせて手が迷わず動くような一貫した扱いやすさがあります。
特に6チャンネルの音声管理は、複数の音源を扱う場合に静かに力を発揮し、必要な音をすぐに調整できる安心感がありました。
本体で音質を整えられるエフェクト機能も充実しており、外部ソフトを増やしすぎずに声の印象を整えられる点が便利でした。
一方で、初期設定にはある程度の時間が必要で、タッチパネルの反応やソフトウェアの動作が落ち着くまでやや時間のかかる瞬間はあります。
それでも使い続けるほど操作の流れが理解しやすくなり、自然と機器が手に馴染んでくる感覚がありました。
全体として、配信環境を一つのデバイスで整えたい人や、音声と操作を落ち着いた形で扱いたい人に向いた構成だと感じます。
日常の中で静かに寄り添うような存在で、長く使うほど信頼が積み重なっていく製品でした。
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AVerMedia LIVE STREAMER NEXUS 配信者向け オーディオミキサー AX310
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。