どうも、Soranekoです。
初めて MSI Claw‑A1M‑002JP という名前を耳にしたときには、7インチのゲーミングPCという響きにどこか現実味を感じられずにいました。
それでもふと触れる機会が訪れ、箱を開けた瞬間から柔らかい光を放つディスプレイと、指でスムーズに操作できるタッチ感に心惹かれたのです。
画面には映えるRGBボタンの灯りが揺れ、重量も約675gと予想より軽く、手にしっくりと馴染みました。
Intel Core Ultra 7 によるスムーズな動作を期待しつつ、Windows 11が搭載されているという安心感も手伝って、初めての起動時にはほんの少し胸が高鳴りました。
その後、MSI Center M の起動もタッチ一つでできて、まるで自分専用の小さなPCを手にしたような気分になりました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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MSI Claw‑A1M‑002JP 7インチ FHD 120Hz タッチ対応ゲーミングPC

MSI Claw‑A1M‑002JP 7インチ FHD 120Hz タッチ対応ゲーミングPC
レビュー良かった点
この MSI Claw‑A1M‑002JP を使って感じた最も印象的な点は、ディスプレイの鮮やかさと応答性です。
7インチ FHD の IPS パネルは 120Hz のリフレッシュレートに対応しており、画面上で動くゲームのキャラクターや映像が滑らかに描写されます。
特に指で画面に触れながら操作できるタッチ感覚は直感的で、メニューの切り替えや設定の操作が非常に軽快でした。
また RGB に光る ABXY ボタンとホール式のアナログスティックは程よく硬さがあり、ボタンを押すたびに指先に伝わる感触が心地よく、まるで高級なゲームパッドを握っているかのような体験でした。
スピーカーは左右に配置された 2W ステレオで、音質が豊かに響き、敵の足音や環境音の定位感に優れています。
Intel Core Ultra 7 プロセッサーと Intel Arc グラフィックスによる描画性能は、設定を調整すれば多くの AAA タイトルも快適に動作し、ロード時間もストレスなく過ごせました。
さらに、指紋認証を搭載した電源ボタンのおかげで瞬時にログインできるのも便利で、手軽さとセキュリティが両立されている印象です。
加えて、拡張性にも心を惹かれました。
Thunderbolt 4 対応 USB‑C ポートにより外部ディスプレイ接続や充電が一つで賄え、microSD カードスロットも備えられているため、大きなゲームファイルやデータを気軽に保存できる点も実用的です。
全体として、軽量ながら造りがしっかりしていて、長時間のゲームプレイでも手首や指先に負担を感じず、視覚・聴覚・触覚のどれもが満足できる設計だと感じました。
レビュー気になった点
良い体験を多く得られた一方で、気になる部分もありました。
まず、バッテリー持ちです。
53Wh というバッテリー容量は十分に見えますが、実際に AAA タイトルを遊ぶと1時間強ほどで電力が急速に減っていき、携帯性を謳う機種としては若干物足りなく感じました。
軽めのゲームや動画視聴では2〜3時間持つときもありますが、熱量を引き出すゲームではバランスが崩れやすいです。
また、Windows 11 を採用しているために、バックグラウンドで更新が走ったり、起動時にプログラムが立ち上がったりして、ゲームにすぐ入りたいときに少し待たされることがありました。
MSI Center M の操作感も完璧とは言えず、他社のゲーム用ユーティリティに比べると UI がやや古く感じたり、アップデートがうまく適用されないときがあったりします。
タッチボタンでメニューを閉じたかったときに、画面をタップしなければならない、というような細かい手間が積み重なってストレスになることもありました。
さらに、Intel ベースの Core Ultra 7 は確かに性能は良いものの、ゲームの設定を落としても Ryzen Z1 Extreme や AMD ベースの Ally X に完全に追いつかない場面もあり、高画質でのプレイを求めるユーザーには限界を感じるかもしれません。
内部は効率的に冷却されているとは言え、長時間プレイ後は本体が温かくなるため、膝上や布団の上で使うと少し気になります。
最後に、本体に USB‑C ポートが一つだけという仕様もあり、拡張ディスプレイや充電を同時に使いたい場合にはハブが必要になるのも少し面倒です。
総じて、期待通りの軽快さと快適さを備えつつも、携帯機としての電力効率やソフト面の操作性では改善の余地を感じました。
まとめ
総合的に見て MSI Claw‑A1M‑002JP は、そのサイズ感と操作性から目を見張る魅力を持つポータブルゲーミングPC です。
手に取った瞬間からの使いやすさや動作の軽快さ、ゲームプレイ中の視覚と触覚の豊かさには確かな満足感がありました。
冒頭に抱いた期待以上の快適さに、確かに癒された気持ちです。
ただし、バッテリー持続時間の短さや Windowsならではの起動のもたつき、ソフトウェアの完成度にはもう一歩の改善が感じられました。
携帯性と性能のバランスを重視する方には十分魅力的で、特に軽量な設計と高リフレッシュレートのタッチスクリーンを活用したゲームプレイを求める方にはおすすめできます。
一方で、長時間の外出先での使用や高負荷ゲームを頻繁に楽しむ方は、電源周りの工夫やソフトウェアの更新状況を確認したうえで検討されると安心です。
それでも、この小さな本体に Intel Core Ultra 7 と 1TB のストレージを詰め込んだ設計には技術者のこだわりを感じ、その気軽さと操作感に、私は再購入したいと思える気持ちがあります。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。