どうも、Soranekoです。
UGEE UT2というAndroid 14を搭載したタブレットに出会ったのは、ちょうど自分の生活に「少し新しい風を入れたい」と思っていた頃のことでした。
紙のノートに書き留める習慣は大好きでしたが、同時にデジタルの便利さも欲しいと感じていたのです。
そんなとき、単なるタブレットではなく「描く」ことを中心に設計された製品があると知り、自然と心が惹かれました。
調べてみると、10.36インチの2Kディスプレイを備え、6GBのメモリと128GBのストレージを搭載しながらも、手軽に持ち運べる軽さを持っていることがわかり、まさに自分の求めていた姿がそこにありました。
さらにGMS認証がされていることで、普段使っているGoogleのサービスがそのまま利用できる安心感があり、創作だけでなく日常的な作業にも活躍してくれるのではという期待が高まったのです。
初めて箱を開けた瞬間、滑らかなマット仕上げのディスプレイが目に入り、反射を抑えた質感が「これなら長時間でも疲れにくそうだ」と感じさせてくれました。
指で触れてみるとほんのりとした紙のような感覚があり、ここに専用のスタイラスを走らせたらどんな心地よさが待っているのだろうと胸が高鳴りました。
本体は薄さ7.5mm、重さ466gほどと軽やかで、片手で持ち上げても負担を感じない程度です。
持ち歩きながらスケッチをする自分の姿が自然に思い描け、早くも生活の中に溶け込む未来が見えたようでした。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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UGEE UT2 Android14 2K タブレット
レビュー良かった点
実際にUGEE UT2を手に取り、専用のU-Pencilで画面に描き込んでみると、最初に驚いたのは線が走り出すスピードの早さでした。
応答速度20msと数値で表されてもなかなか実感は湧きにくいものですが、ペンを走らせた瞬間に「遅れをほとんど感じない」と思えること自体が何よりの証拠です。
細い線を繊細に重ねても、あるいは勢いよく大きなストロークを描いても、指先と画面の間に違和感がなく、紙とペンに慣れた身でも自然に移行できました。
特に嬉しかったのは、マット加工されたディスプレイとの相性の良さです。
ペン先が滑りすぎず、わずかに抵抗を感じることで本当に鉛筆を紙に走らせているような感覚を再現してくれるのです。
その質感は単に描きやすさを超えて、描くこと自体が心地よい習慣になると感じさせてくれました。
色彩表現についても好印象でした。
1670万色に対応した2Kディスプレイは、鮮やかさと落ち着きのバランスが絶妙で、特にイラストに色を塗り重ねていくときにその真価を発揮します。
ほんのわずかなグラデーションや色のにじみまで丁寧に表現されるため、自分のイメージに近い形を忠実に画面上に再現することができました。
創作の場面だけでなく、動画を観るときにもその映像美は存分に楽しめます。
10.36インチというサイズは持ち運びやすさと画面の見やすさのちょうど中間にあり、膝に置いてリラックスしながら映画を観るときにも迫力が損なわれないのが嬉しいところです。
バッテリーの持ちも期待以上でした。
7000mAhという数字を聞いても最初はピンときませんでしたが、実際に朝から描き始めて、午後に動画を観たり調べものをしたりしても、夜までしっかりと動いてくれる安心感は何よりも心強いものでした。
メーカーが公表している「描画9時間」「動画再生9.5時間」という目安は、実際の使い方でもほぼその通りに感じられました。
加えて、スタンバイ状態では60日近く持つというのも納得できるほど、ふと数日間放置していても電池切れの心配がないのは助かります。
接続性も便利で、Bluetooth 5.3による安定した接続はワイヤレスイヤホンを使っての音楽鑑賞や動画視聴に重宝しましたし、OTG機能を使ってUSBメモリを差し込めば外部データのやりとりもスムーズです。
Wi-Fi 6に対応しているので、クラウドストレージへのアップロードや大容量ファイルのダウンロードもストレスなくこなせました。
こうした性能のすべてが、「道具」というより「暮らしに寄り添うパートナー」という印象を強めてくれるのです。
レビュー気になった点
一方で、UGEE UT2を使い続ける中で「ここはもう少し工夫があれば」と思う部分もありました。
まず気になったのは、USB-Cポートが映像出力に対応していないことです。
せっかく高精細な描画を楽しめるのだから、大きなモニターに直接映し出して作業できればさらに便利だったのにと感じる場面が何度かありました。
無線投影には対応しているのですが、やはり有線接続ならではの安定性や遅延の少なさが恋しくなるのです。
また、ペンの反応についても基本的には十分高速なのですが、細部をじっくり描き込んでいるときにごくわずかに遅れを感じることがありました。
特に細い線を重ねていくときや、筆圧を細かく調整して陰影をつけるときに、「もう少し追従が速ければ理想的なのに」と思わされる瞬間がありました。
これは人によってはほとんど気にならないかもしれませんが、普段からペンタブレットで作業している方ほど敏感に感じるかもしれません。
スピーカーに関しても、日常的な動画視聴には十分なのですが、音楽をじっくり楽しみたいと思ったときに少し物足りなさがありました。
音量は大きく出せるものの、低音の厚みが控えめで、音の広がり方もフラットに感じられるため、イヤホンや外部スピーカーを併用した方が満足度は高まると思います。
カメラも、8MPという仕様はオンライン会議や簡単な撮影には問題ありませんが、写真を残す用途としては画質に限界を感じます。
やはりこの製品は「描くこと」に重きを置いて設計されているのだと実感しました。
もう一点挙げるとすれば、ストレージが128GBというのは決して少なくはないのですが、動画やイラストデータを積極的に保存していくとやや心許なくなります。
もちろんmicroSDカードで拡張できるため大きな問題ではないのですが、初期の状態でもう少し余裕があるとさらに安心できたかもしれません。
それでも全体的に見れば、これらの気になる点は「惜しい」と感じる程度であり、大きな不満として残るものではありません。
むしろ「これだけ良い体験ができるからこそ、さらに磨きをかけてもらいたい」という前向きな思いに変わっていくものでした。
まとめ
UGEE UT2 Android 14タブレットは、ただのデジタル端末ではなく、生活の中に「描く楽しみ」を自然に取り戻してくれる存在でした。
紙に描くような感覚を実現するナノマット加工のディスプレイと、4,096段階の筆圧を受け止めるスタイラスの組み合わせは、創作の時間をより豊かにし、同時に心を整えるひとときにもつながっていきました。
性能面でも、6GBのメモリと128GBのストレージ、そして7000mAhのバッテリーが日々の使用をしっかり支えてくれ、動画を楽しむ時間や調べものをする場面でも不自由を感じさせませんでした。
確かに映像出力に非対応であったり、スピーカー音質がフラットに感じられたりと、細部での改善余地はありますが、それ以上に「持ち歩きながら自由に描ける」という体験の価値は何ものにも代えがたいものでした。
軽さと薄さに加え、スタンバイ時間の長さが相まって、外出先でも気軽に取り出して使える安心感があり、それがまた描く習慣を後押ししてくれました。
もし創作活動に寄り添うタブレットを探しているなら、UGEE UT2はきっと心強い相棒になってくれるはずです。
絵を描く人はもちろん、日常を少し丁寧に過ごしたいと感じている方にも、この温もりある一台をおすすめしたいと素直に思える体験でした。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。