どうも、Soranekoです。
自作PCのストレージとしてコストパフォーマンスに優れたM.2 SSDを探していたときに出会ったのが、SP Silicon PowerのP34A60シリーズ2TBモデルだった。
型番はSP002TBP34A60M28で、M.2 2280フォームファクタに対応し、インターフェースはPCIe 3.0×4、プロトコルはNVMe 1.3という構成。
容量はたっぷりの2TBで、3D NANDフラッシュメモリを採用している。
OS用ドライブとしてだけでなく、ゲームや動画編集のワークスペースとしても活用できる点に魅力を感じ、実際に数週間使ってみた感想をまとめてみた。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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SP Silicon Power SSD 2TB SP002TBP34A60M28 M.2ストレージ

SP Silicon Power SSD 2TB SP002TBP34A60M28 M.2ストレージ
レビュー良かった点
まず最も印象的だったのは、読み書き速度の安定性と信頼性の高さ。
公式には最大読み込み速度が2200MB/s、書き込み速度が1600MB/sとされており、実際の使用環境でもそれに近い速度を体感できた。
Windowsの起動はもちろん、重めのアプリケーションや大容量ファイルの読み込みもスムーズで、ゲームのローディング時間も短縮された印象がある。
3D NANDフラッシュの恩恵で、耐久性にも期待できる設計となっており、SLCキャッシュ技術によりパフォーマンスの低下が感じにくい点もポイントだった。
放熱性についても、ヒートシンク無しでも一般的な使用環境下で大きな発熱は見られず、サーマルスロットリングも確認されなかった。
また、2TBという大容量ながらも価格が抑えられており、ストレージ増設におけるコスト面での安心感も大きい。
さらに、5年間の製品保証が付帯していることも信頼性の後押しとなり、長期的な運用にも適していると感じた。
レビュー気になった点
一方で、いくつか気になる点もあった。
まず、PCIe 3.0×4インターフェースという仕様上、最新のPCIe 4.0対応SSDに比べると転送速度での優位性は劣る。
そのため、4K動画のリアルタイム編集や高頻度の書き込みを伴うプロフェッショナル用途には物足りなさを感じる場面があるかもしれない。
また、DRAMキャッシュが非搭載のため、長時間にわたる連続書き込み時には一時的な速度低下が見られる場合もある。
実使用上は気にならない範囲ではあるが、大量のデータを一度に処理するような使い方をする場合にはこの点も考慮したい。
また、発熱に関しては通常使用で問題はなかったが、高負荷時にはM.2スロット周辺がやや熱を持つため、エアフローの確保や別途ヒートシンクの装着を検討しても良いだろう。
さらに、公式ユーティリティソフトの機能がやや限定的で、使用状況の可視化やファームウェアのアップデート機能が他社に比べて物足りないと感じる場面もあった。
まとめ
SP Silicon PowerのP34A60シリーズ SP002TBP34A60M28は、日常的なPC用途からゲーム、動画編集まで幅広く対応できるM.2 SSDとして非常にバランスの取れた製品だと感じた。
PCIe 3.0×4対応の中では十分な高速性と安定性を持ち、特にコストパフォーマンスに優れた2TBの大容量モデルは、ストレージ増設や初めてのNVMe導入にもおすすめできる選択肢となる。
DRAMレスやPCIe 4.0非対応といった制約はあるものの、それを補って余りある実用性と安心の5年保証が魅力。
高性能を求めすぎず、堅実に使いたいユーザーには特にマッチする一台だと感じた。
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SP Silicon Power SSD 2TB SP002TBP34A60M28 M.2ストレージ
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。