どうも、Soranekoです。
初めてこのEVICIVのモバイルモニターを見かけたのは、在宅ワークがすっかり日常になっていた頃のことでした。
ノートパソコン一台で何とか仕事をこなしてはいたものの、資料と資料を行き来するときの不便さや、映像編集をする際に細部まで目を凝らさなければならない状況に、少しずつ疲れを感じていたのです。
外出先でも大きなモニターがあればと思うことはありましたが、持ち運びに適したものは画質や機能面で妥協が多いだろうと勝手に思い込んでいました。
そんなときに見つけたのが、このEVICIV 15.6インチ 4Kモバイルディスプレイでした。
スペックを目にした瞬間、思わず立ち止まってしまったのを覚えています。
15.6インチというノートパソコンと並べても違和感のないサイズ感に、解像度は3840×2160の4K。
普段の作業環境を一気に広げてくれるだろうと想像したとき、胸が高鳴るのを抑えられませんでした。
しかも、重さは約900グラムほどと片手でも気軽に持ち上げられる軽さで、厚みも11ミリ程度。
鞄にすっと収まる姿を思い浮かべたとき、旅先のホテルやお気に入りのカフェで広がる新しい作業風景が心の中に描かれていきました。
さらに注目したのは、IPSパネルによる広い視野角と非光沢仕様。
長時間画面を見つめても目が疲れにくいことを想像させ、日常の中で自然に寄り添ってくれる存在になるだろうと感じました。
AdobeRGBやsRGBといった色域の表記に関しては情報が交錯していたものの、色鮮やかに映像や写真を映し出してくれることへの期待感は強く、仕事だけでなく趣味の写真鑑賞や動画視聴、さらにはSwitchやPS5を繋いで楽しむ夜のひとときまでもが思い浮かんで、手に取る前から豊かな時間の広がりを確信していました。
購入を決める瞬間は驚くほど早く、気がつけば注文完了のメールを眺めながら、まるで新しい仲間を迎えるようなわくわくした気持ちに包まれていました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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EVICIV 15.6インチ 4K モバイルモニター
レビュー良かった点
届いた箱を開け、保護カバーに守られたモニターを取り出したときの第一印象は、想像以上に精巧で洗練されたデザインでした。
指先で縁をなぞるとひんやりとした質感が心地よく、軽やかに持ち上げてもその重量は確かに感じられるのに、決して負担にはならない不思議なバランスを持っていました。
机にそっと置き、USB Type-Cケーブルでノートパソコンと繋いだ瞬間、画面に鮮やかな映像が立ち上がり、その解像度の高さに思わず息を呑みました。
3840×2160という数字をただ仕様として知っていたときよりも、実際に映し出された細やかな文字や写真の緻密さに触れると、まるで紙の上に描かれたような精密さが目の前に広がり、目が画面に吸い込まれていくようでした。
仕事の資料を並べて表示すると、細かいグラフの線までくっきりと認識でき、色彩も自然で目に優しい印象。
100%の色域表示というスペックが裏付けるように、赤は深みを帯びながらも過度に強調されず、青は澄んだ空気のように爽やかで、長時間眺めても疲労感を覚えにくいのが印象的でした。
何より嬉しかったのは、非光沢IPS液晶の持つ柔らかい映り方です。
昼間、窓から差し込む光の中で作業していても画面に映り込みがほとんどなく、自然光の中でページをめくるように作業ができる快適さは予想を超えていました。
ゲームに接続したときの楽しさも格別でした。
Switchを繋いで『ゼルダの伝説』をプレイしたとき、緑の草原が画面いっぱいに広がる様子は、テレビの大画面とはまた違った親密さがあり、目の前に小さな世界が生きているように感じられました。
音声も本体のスピーカーからしっかりと響き、ヘッドホンを使わなくても十分に没入できる臨場感があります。
さらに、このモニターが在宅ワークに与えた影響は計り知れません。
Web会議ではメイン画面に参加者の顔を表示しながら、EVICIVのモニターに資料を広げられることで、会話に集中しながら同時に必要な情報を確認でき、作業効率が大きく向上しました。
カフェに持ち出して使ったときも、軽やかに設置できるカバーがスタンドとして活躍し、狭いテーブルでも違和感なく収まりました。
外出先で映像編集を行った際には、鮮やかな色再現のおかげで帰宅後の修正も最小限で済み、その精度に頼もしさを覚えました。
わずか900グラムという重量は、持ち運びの負担をほとんど感じさせず、毎日の通勤バッグにも自然に収まるため、まるで普段から使っていたノートパソコンに新しい翼を授けられたような自由さを味わえました。
レビュー気になった点
もちろん、このモニターにもいくつか改善を望みたい点が見えてきました。
まず最初に感じたのは、リフレッシュレートが60Hzに限られていることです。
普段の作業や動画視聴では何の問題もありませんが、FPSゲームや格闘ゲームなど動きの速いタイトルをプレイするときには、144Hzや240Hzのモニターに慣れている人にとってはやや物足りなく感じる瞬間がありました。
ただし、モバイルモニターでここまでの解像度と色再現を実現していることを思えば、バランスを考えた設計なのだと納得もできます。
また、輝度が300cd/㎡前後という点も、日中の屋外や明るい窓際で作業をするときには画面が少し暗く感じられることがありました。
非光沢パネルのおかげで映り込みは抑えられていますが、もう少し明るさが強ければ、さらに快適に使えただろうと思います。
さらに色域については、販売情報によって「100% AdobeRGB」と表記されている場合と「100% sRGB」とされている場合があり、この点には少し戸惑いました。
実際の使用感としては非常に鮮やかで十分満足できるレベルでしたが、写真編集やデザインなどプロ用途で正確な色再現を求める人にとっては、公式としてAdobeRGB対応かどうかを明確にしてほしいと感じました。
接続に関しても、USB Type-C一本で映像と電源をまかなえる点は大変便利なのですが、機器側の仕様によっては給電が不足することもありました。
スマートフォンや一部のノートPCでは画面が点いたり消えたりすることがあり、安定して使うには別途電源を供給する必要がある場合があります。
これはモバイルモニター全般に共通する課題ではありますが、購入を考える人にはぜひ伝えておきたい部分です。
また、付属のスピーカーは確かに便利ではあるのですが、低音の響きは控えめで、音楽をじっくり聴くときには物足りなさを覚えました。
映画鑑賞などでは臨場感を補うためにヘッドホンや外部スピーカーを併用した方が満足度は高まるでしょう。
そして最後に挙げたいのは、重量についてです。
900グラムという数字は驚くほど軽量ではあるのですが、タブレットのように片手で長時間持ち続けるにはやや重さを感じます。
机に置いて使う前提で設計されているため仕方のない部分ですが、完全なモバイル感を求める人には少し大きめに映るかもしれません。
これらの点は決して致命的ではなく、むしろ本格的なモバイルモニターとしての機能を備えているがゆえに目に入る細かな課題に過ぎないのですが、それでも日常で使い込んでいくうちに、次の世代でどのように進化していくのかという楽しみを感じさせてくれました。
まとめ
EVICIV 15.6インチ 4Kモバイルディスプレイを実際に使ってみて、日常の中に新しい視点がひとつ加わるとはどういうことかを実感しました。
机の上に広がる二枚の画面は、ただ作業効率を高める道具としてだけでなく、日々の過ごし方そのものを少しずつ変えてくれる存在になっています。
高精細な映像と自然な色再現は、仕事での集中を助け、遊びの時間を鮮やかに彩ってくれました。
気になる点として、リフレッシュレートや輝度、音質面などに改善の余地はありますが、それらを補って余りある魅力があり、軽量で持ち運びやすいことや接続の柔軟さは特に頼もしく感じられました。
外出先で作業をする際も、旅先でくつろぎながら映画を見るときも、このモニターがあるだけで空間が広がり、時間の質が豊かになるのです。
再購入意欲について問われれば、迷わず「はい」と答えるでしょうし、同じように在宅ワークに工夫を求める人や、ポータブルで本格的な映像体験を味わいたい人にはぜひ手に取ってほしいと心から思います。
小さな一台のモニターが、暮らしの中にこんなにも大きな変化をもたらしてくれるのだと、今も机の上に並ぶ二つの画面を眺めながら静かに実感しています。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。