どうも、Soranekoです。
私がM-AUDIO M-Track Duo HD オーディオインターフェイスを手に取ったきっかけは、長らく趣味で続けている宅録とポッドキャスト制作の音質に対して、ある種の物足りなさを感じていたからでした。
これまでは手軽なUSBマイクや古いインターフェイスで済ませており、それなりに満足はしていたのですが、ゲストとの対談収録やアコースティックギターの録音を重ねていくうちに、どうしても音の奥行きや解像度に不満が残るようになってしまったのです。
そんな時、知人から「M-AUDIOのM-Track Duo HDはコストパフォーマンスが良く、しかもUSB-C対応で最新環境でも使いやすい」という話を聞き、興味を持ちました。
調べてみると、24bit・192kHzという高解像度録音に対応し、XLRとTRS両対応の2イン2アウト仕様、さらに配信用にも適しているとのこと。
外観はシンプルで無駄のないデザインながら、堅牢さが感じられ、持ち運びにも安心できそうな印象を受けました。
パッケージにはソフトウェアスイートも付属しており、DAW環境の拡張にも役立ちそうだと感じ、購入を決意しました。
初めて箱を開けた時のあの軽い緊張感と、手にした瞬間のしっかりとした重み、そしてつや消しブラックのボディが放つ落ち着いた雰囲気は、これからの録音作業を確実にレベルアップさせてくれるだろうという期待感を高めてくれました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
M-AUDIO M-Track Duo HD オーディオインターフェイス USB-C対応 24bit・192kHz
M-AUDIO M-Track Duo HD オーディオインターフェイス USB-C対応 24bit・192kHz
レビュー良かった点
実際に使い始めて最初に驚いたのは、その音の透明感でした。
ギターを直で入力して軽くストロークしただけで、弦が空気を震わせる細やかな響きがそのままモニターから返ってくる感覚があり、音の立ち上がりが非常に滑らかで、余韻まで美しく残るのです。
マイク入力でボーカルを録った際も、息遣いのニュアンスや微細な口の開閉音までしっかりと拾い上げ、まるで耳元で直接声を聴いているかのような臨場感がありました。
配信時には環境音を抑えつつ、声の温かみや明瞭さを損なわないバランスが保たれ、長時間話しても耳に疲れを感じさせませんでした。
また、USB-C接続による安定性も見逃せません。
これまで別の機材で時々遭遇していたノイズや接続切れが一切なく、録音も配信も安心して続けられました。
さらに、ダイレクトモニタリング機能がとても便利で、演奏や発声のタイムラグを感じることなく自分の音を即座に確認できるため、テイクごとの微調整がスムーズに行えました。
つまみやスイッチの感触も程よく、誤操作しにくい設計で、指先から伝わる操作感に心地よさがありました。
楽器やマイクを切り替える際もスムーズで、入力ゲインの幅が広いため、さまざまな環境や楽器に対応可能です。
総じて、音の解像度・安定性・操作性が高いレベルで融合しており、価格帯を考えると驚くほどの完成度だと感じました。
レビュー気になった点
もちろん完璧というわけではありません。
まず、入力端子が2系統のみという仕様は、複数の楽器やマイクを同時に使用したい場合には少し物足りなさを感じます。
例えばデュオ演奏や複数人でのトーク収録では、外部ミキサーを介す必要があり、その分セッティングが複雑になることがありました。
また、本体のサイズはコンパクトで持ち運びしやすい反面、背面の端子間隔がやや狭く、太めのケーブルや特殊なプラグを使用すると干渉することがあります。
さらに、モニター出力のボリュームつまみがもう少し大きめであれば、細かい調整がより直感的に行えたのではないかと感じました。
付属ソフトウェアは充実しているものの、インストール手順やライセンス認証がやや複雑で、初めて音楽制作を始める方には少し戸惑いがあるかもしれません。
加えて、電源はUSBバスパワー駆動で手軽ですが、その分PCや接続環境に依存する部分もあり、特にノートPCのバッテリー駆動時には稀に安定性に影響が出る可能性があります。
音質自体には不満がないものの、より高級機に比べるとダイナミックレンジやヘッドルームの余裕に若干の差があり、プロフェッショナルな現場での要求に対してはやや限界を感じる場面があるかもしれません。
しかし、これらは本機の価格や用途を考えれば致命的な欠点ではなく、むしろこのコンパクトさと価格帯でこれだけの機能を持っていること自体が大きな魅力だと言えます。
まとめ
M-AUDIO M-Track Duo HDは、私の宅録や配信環境を確実にワンランク上へ引き上げてくれた存在です。
24bit・192kHzの高解像度録音は、音楽制作だけでなく、日常的な配信やオンライン会議でもその恩恵を感じられ、声や楽器の魅力を自然に引き出してくれます。
USB-C対応による安定した接続、直感的な操作感、そして必要十分な機能性は、初心者から中級者まで幅広くおすすめできる要素です。
確かに入力数や端子間隔、モニター出力の操作性など、細かい改善の余地はありますが、それらは使用環境や工夫次第で十分に補える範囲です。
何より、この価格帯で得られる音質と安定性は非常に価値が高く、初めて本格的なオーディオインターフェイスを導入する方や、セカンド機として持ち運び用に用意する方にとっても大きな力となるでしょう。
私自身、これからもこの機材を使い続け、さらに自分の作品や配信に磨きをかけていくつもりです。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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M-AUDIO M-Track Duo HD オーディオインターフェイス USB-C対応 24bit・192kHz
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。