商品紹介レビュー

GMKtec EVO-X2 AI ミニPC超簡単レビュー。AMD Ryzen AI Max+ 395とRadeon 8060Sを搭載したGMKtec EVO-X2を迎えてから、かつては待ち時間に縛られていた作業が信じられないほどスムーズになり、時間の流れそのものが優しく変わったように感じました。コンパクトで美しい白いデザインは心まで整えてくれる存在になりました。

どうも、Soranekoです。

長い間、自宅での作業環境を快適にしたいと考えてきました。

映像編集や3Dレンダリング、さらには趣味としているAIの推論モデルの動作確認まで、どうしても高い処理性能を求められる作業が多く、従来のノートPCや少し古い自作デスクトップでは力不足を感じていたのです。

とりわけ同時に複数のアプリケーションを立ち上げて動画のエンコードを行いながらブラウザで調べ物をし、更にバックグラウンドで機械学習のテストを走らせるような状況になると、CPUのファンが悲鳴を上げ、画面もカクついてしまうことが度々ありました。

そんなときに目に留まったのがGMKtecのEVO-X2という小さな筐体に収められたミニPCでした。

16コア32スレッドのRyzen AI Max+ 395という最新世代のプロセッサを搭載し、最大5.1GHzというクロックの高さを誇りながら、筐体そのものは片手で持ち上げられるほどのコンパクトさに収められているという点に心を惹かれました。

さらに驚かされたのは128GBという膨大なメモリと2TBのSSDを標準で備えている点で、まるでサーバー並みのリソースが小さな箱に凝縮されているように感じました。

机の上に置いても圧迫感がなく、しかも白い筐体は清潔感があり、作業部屋の雰囲気を一気に洗練させてくれそうだと想像するだけで気分が高まったのを覚えています。

GPU面ではRadeon 8060Sが搭載されており、RDNA3.5アーキテクチャによる描画性能はRTX4070を超えると謳われていました。

これまでGPU性能で妥協していた私にとって、このスペックは動画編集や3Dモデリングにおいて確実に大きなアドバンテージになるはずだと確信しました。

そしてなによりAI処理を支えるNPUも統合されており、最近話題のローカルで動かす生成AIモデルを試すのにも適しているのではと期待が膨らみました。

拡張性もまた魅力で、内部には8TBまで増設可能なM.2スロットを備えているという点が安心感を与えてくれました。

これならば今後の仕事で扱うプロジェクトファイルが大容量になっても対応できると考え、購入を決めるまでにそう時間はかかりませんでした。

では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。

簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓

GMKtec EVO-X2 AI ミニPC

GMKtec EVO-X2 AI ミニPC

レビュー良かった点

実際に手元に届いて電源を入れた瞬間から、これまで使ってきたPCとはまるで別次元の体験が待っていました。

まず感じたのは、どれだけアプリケーションを同時に立ち上げても動作がまったく重くならないということです。

128GBという膨大なメモリが積まれているためか、動画編集ソフトを起動しながら数十枚の高解像度画像をPhotoshopで扱い、同時に数十個のブラウザタブを開いても、切り替えの際に引っかかりがなく、すべてが滑らかに動作しました。

これまでなら「どれかを閉じないと動きがもたつく」と感じていた場面で、一切のストレスを感じないのです。

またCPUの性能も驚くべきもので、16コア32スレッドのRyzen AI Max+ 395が持つ圧倒的な処理能力は、4K動画のレンダリングや複雑なエフェクトをかけた映像のエンコード作業をこれまでの半分以下の時間で完了させてくれました。

これまでは処理が終わるまで長く待たされるため他の作業に移れなかったのですが、今では並行して別の仕事に取りかかれる余裕が生まれ、仕事の効率が大幅に改善しました。

GPU面での進化も目覚ましく、Radeon 8060Sによる描画性能は、ゲームでの滑らかさだけでなく3Dモデリングのプレビューにも大きな恩恵をもたらしました。

リアルタイムで複雑なシーンを回転させてもフレーム落ちがなく、まるで現実の空間を操っているかのようにスムーズです。

AI関連の作業でも、このPCの実力は遺憾なく発揮されました。

ローカル環境で大規模言語モデルを動かしても処理待ちの時間が大幅に短縮され、NPUの存在を強く意識させられる瞬間がありました。

これまでクラウドに頼っていた作業が自宅環境だけで完結できるようになり、データの取り扱いに対する安心感も格段に増しました。

そして、筐体のデザインが白であることもまた気に入っている点のひとつです。

シンプルで清潔感があり、机の上に置いても周囲のインテリアと調和して存在を主張しすぎないのに、ふと視線をやると「小さなボディにこれだけの力が詰まっているのか」と誇らしい気持ちになります。

さらにSSDの読み書き速度も非常に快適で、大容量ファイルを扱う際もコピーや移動が数秒で済むことが多く、作業リズムを乱されることがありません。

冷却性能に関しても印象的でした。

内部に複数のヒートパイプとファンが配置されているため、長時間の高負荷作業でも筐体が熱くなりすぎることなく、ファンの音も気にならない程度に抑えられていました。

以前のPCでは処理が続くと部屋にこもるほどの熱が出て、ファンの轟音が会話を遮ることもあったのですが、EVO-X2ではそうした不快感がなく、長時間の作業でも集中力を保てるのです。

まさに性能と静粛性のバランスが取れた設計だと感じました。

レビュー気になった点

一方で、完璧に見えるこのミニPCにも、使い込むうちにいくつかの気づきがありました。

まず、メモリがソルダードで固定されている点は気になる部分です。

128GBという容量は現状では十分すぎるほどですが、PCというのは長く使ううちに新しい要求が出てくるもので、将来的にもっと大きなメモリが必要になったときに増設できないという事実は、少し不安を残しました。

また、拡張性という意味ではストレージは8TBまで対応しているとされているものの、実際に増設を行う際には内部のスペースが限られており、作業に繊細さが求められました。

ミニPCならではのコンパクトさの代償ともいえますが、ストレージの増設作業を自分で行うにはある程度の慣れが必要だと感じました。

さらに気になったのは、冷却性能は高いものの、ファンの制御がやや限定的である点です。

高負荷時には音が抑えられているとはいえ、静かな夜に作業しているとファンの回転数が上がったときに微妙な高音が耳に残ることがありました。

普段の環境ではほとんど気にならないのですが、静音性を極限まで求めるユーザーにとってはカスタマイズ性の少なさが課題になるかもしれません。

また、最新世代のCPUとGPUを搭載しているためか、ドライバやBIOSの更新が比較的頻繁に必要であり、最初のセットアップ時にはいくつかのアップデート作業に時間を要しました。

これも新製品ならではの側面ではありますが、安定性を重視する方にとっては初期段階の煩雑さを感じるかもしれません。

さらに筐体が白であるがゆえの悩みもありました。

見た目は非常に美しいのですが、指紋や小さな汚れがやや目立ちやすく、こまめに拭き取らないとすぐに気になるのです。

作業机を常に清潔に保つきっかけにはなりましたが、無造作に扱う方にとっては気を遣う点になるかもしれません。

価格面についても、確かに性能を考えれば妥当ではあるものの、一般的なミニPCと比べれば高額であり、購入にあたっては「本当に自分に必要かどうか」を何度も考えました。

私の場合は仕事と趣味の両方で大いに活用できるため満足していますが、日常的な用途だけであればオーバースペックに感じられる方も少なくないと思います。

また、この性能を引き出すには電源アダプタが大きく、330Wクラスのアダプタを常に接続しておく必要があり、持ち運びやすいというミニPCのイメージとは少し異なる部分もありました。

サイズ自体は小さいのですが、真にモバイル的に使うには電源周りの存在感が大きく、据え置きで使う方が現実的です。

こうした点を踏まえると、EVO-X2は万能でありながらもあくまで据え置き用途で本領を発揮する製品だと感じました。

まとめ

GMKtecのEVO-X2は、これまでのミニPCの概念を覆すような存在でした。

白い筐体の清潔感とコンパクトな外観に包まれながら、中には16コア32スレッドの強力なCPUとRTX4070を超える性能を謳うGPU、そして128GBもの大容量メモリが詰め込まれています。

実際に使用してみると、動画編集や3Dモデリングといった重い作業を軽やかにこなし、AIの推論タスクまでも快適に処理してくれる姿に感動を覚えました。

これまで待たされていた時間がなくなり、作業の流れを止めずに済むという体験は、まさに「時間を買った」と言えるほどの価値を感じさせてくれました。

もちろん完璧ではなく、拡張性やファン制御の自由度、白い筐体ゆえの汚れやすさなど、いくつかの課題もありますが、それらは日々の使い方で工夫できる範囲に収まっていると感じます。

むしろそれ以上に得られる恩恵が大きく、購入したことを誇らしく思える製品でした。

高額ではあるものの、それに見合うだけの性能と快適さをもたらしてくれるこのPCは、単なる作業道具を超えて日常を豊かにしてくれる存在だと思います。

今後も長く使い続けたいと感じる一台であり、同じように高い処理性能を求めながらも省スペース性やデザイン性を大切にしたい方には強くおすすめできるミニPCだと感じました。

商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。

商品購入はこちらから↓

GMKtec EVO-X2 AI ミニPC

皆様の生活が少しでも豊かになりますように。

では、また次回の更新でお会いしましょう。

-商品紹介レビュー