どうも、Soranekoです。
PC作業に向かう時間が増えるにつれ、打鍵の心地よさを求めるようになりました。
以前はノートパソコンの浅いキーでも不満はなかったのですが、日々の入力時間が長くなるにつれて、指先に伝わる「押す感覚」にこだわりたくなったのです。
そんな中で出会ったのが、DIERYA DK81Eでした。
まず目を引いたのは、整然と並ぶホワイトキーとシルバーの縁取り。
控えめな75%配列はテンキーを省きながらも矢印キーや機能キーをしっかり備えていて、デザインと実用性の絶妙なバランスに惹かれました。
初めて手を置いたときの感触は驚くほど柔らかく、それまでの「カチカチと響くメカニカル」というイメージを覆すものでした。
ガスケットマウント構造という内部設計が、打鍵時の衝撃を吸収し、指先に優しく返してくれる。
キーを押し込むたび、少しだけ空気が弾むような感触があり、それが妙に心地よいのです。
標準で搭載されているクリームスイッチはリニアタイプで、押下の抵抗が少なく滑らか。
長文入力やゲームの操作でも指の負担が軽く、気づけば何時間もタイピングしてしまうほど。
さらに、ボリュームノブが右上に配置されており、音量調整が指先一つで完結するのも嬉しい点でした。
手を離さずにすぐ操作できるため、音楽を流しながら作業する自分にはぴったりの仕様。
バックライトは虹色に輝くRGBで、柔らかな光が白いキーを透かして浮かび上がる姿は、夜のデスクに静かなアクセントを添えてくれます。
購入前は「有線接続」という点で迷いましたが、実際に使ってみるとケーブルの安定感と入力遅延のなさは大きな利点でした。
無線モデルで感じていた微細な遅延がなく、特にゲーム中は反応速度が格段に安定します。
ケーブルが取り外し可能なType-C仕様なのもポイントで、断線しても交換できる安心感があります。
こうして使い始めたDIERYA DK81Eは、最初の印象からすでに“特別な一台”になっていました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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DIERYA DK81E 75%カスタム配列 ホットスワップ対応 ゲーミングキーボード
DIERYA DK81E 75%カスタム配列 ホットスワップ対応 ゲーミングキーボード
レビュー良かった点
DIERYA DK81Eを使ってみて最も印象的だったのは、打鍵感の完成度です。
ガスケットマウント構造によって、キーを押したときの衝撃がふんわりと吸収されるため、指先に「ストン」と落ちるような感触が伝わります。
この柔らかさは長時間の作業で真価を発揮します。
数時間の執筆やチャット作業を終えたあとでも、指や手首の疲れがほとんど感じられません。
クリームスイッチの滑らかさも秀逸で、押し込み始めから底打ちまで一切の引っかかりがなく、流れるようにタイピングできます。
音も控えめで、「トコトコ」と優しく響く音色が心地よいリズムを刻みます。
夜間の使用でも周囲に迷惑をかけにくく、静音性と打鍵の快感が上手く共存しています。
また、ホットスワップ対応である点も非常に魅力的です。
スイッチを自分好みに交換できるので、今後はクリック感の強い青軸や、より静かな赤軸に差し替えて楽しむこともできます。
この柔軟性は、キーボードを“長く育てていける”感覚を与えてくれます。
構造面では、内部に複数層の吸音フォームが仕込まれているため、キーを打つたびに金属音が響くことがなく、全体的に丸みを帯びた音の印象。
高価なカスタムキーボードのような一体感を感じました。
さらに、ボリュームノブの存在が実に便利で、音量だけでなくバックライトの明るさも瞬時に調整できる設定になっており、作業の流れを一切止めません。
感覚的な操作ができることで、デスク周りの動作が自然に統一されるのです。
キーキャップの質感も滑らかで、指の腹に吸い付くような触感。
印字が二色成形のため摩耗の心配がなく、光を美しく透過します。
RGBバックライトは光の強弱が丁寧に設計されていて、単なる派手さではなく“静かな演出”として機能します。
白い筐体に反射する光が柔らかく、日中は明るく、夜は穏やかに雰囲気を変えてくれました。
さらに、75%という配列が絶妙で、フルサイズの操作性を保ちながら省スペース化を実現。
矢印キーやDeleteキーが独立しているため、ゲーム中の誤操作も減りました。
有線接続の安定性は想像以上で、打鍵遅延は感じられず、特にリズムゲームやタイピング練習時の反応速度には安心感があります。
総じて、DIERYA DK81Eは“価格以上の完成度”を持ったキーボードと感じました。
外観・打鍵感・操作性の三拍子が揃い、毎日触りたくなる魅力を放っています。
レビュー気になった点
良い部分が多い一方で、DIERYA DK81Eにはいくつか改善を望みたい点もあります。
まず、専用ソフトウェアの使い勝手がやや曖昧です。
ライティングパターンやマクロ設定を行うためのソフトが存在するものの、日本語対応が不十分で、直感的な操作が難しいと感じました。
バックライトの色を細かく調整しようとすると、設定が保存されないことがあり、ソフト側の安定性に課題を感じます。
また、英語配列(ANSI配列)であるため、日本語入力を多用するユーザーには若干の慣れが必要です。
特にEnterキーや記号の位置が異なるため、最初の数日はタイプミスが続きました。
慣れてしまえば問題ありませんが、JIS配列しか使ったことがない人にとってはややハードルがあるかもしれません。
さらに、ガスケットマウント構造の恩恵はあるものの、打鍵音の静音性については「完全に静か」とまではいかず、キーの個体差やスペースキー周辺で若干の反響音が感じられることもありました。
スタビライザーの潤滑が少し不十分な個体もあるようで、キーによっては軽いカタつきを感じる場合があります。
とはいえ、これらは分解や調整で改善できる範囲であり、ユーザーが手を加える余地があるとも言えます。
ボリュームノブについても、質感は良好ながら、機能割り当てが固定されている点が惜しいと感じました。
音量調整以外の操作(曲送りや照明切り替えなど)に対応していれば、より柔軟な使い方ができたと思います。
また、キーキャップがPBTであると謳われていても、実際にはABS樹脂に近い光沢を帯びた個体もあり、素材の均一性にややムラを感じました。
重量面では安定感がある反面、持ち運びには少し重く感じるかもしれません。
外出先やカフェで使うにはやや不向きで、据え置き前提の製品といえます。
加えて、専用のソフトを使わずにキーのリマッピングができない点も不便です。
物理的な打鍵感は非常に良いのに、設定周りの自由度が少し制限されている印象。
せっかくのカスタム要素が、ソフト面の制約で少し息苦しく感じられる瞬間がありました。
さらに、同ブランドの他モデル(DK61Eなど)と比べても、情報量が少なく、ユーザーが仕様を正確に把握しづらい点も課題です。
細部の仕様がロットによって異なる場合があるため、購入前には最新の情報確認が望まれます。
それでも、これらの欠点は“扱い慣れれば克服できる範囲”のものが多く、全体の完成度を損なうほどではありません。
ただ、もし次期モデルが出るなら、ソフトウェアの安定性とキー配列の選択肢が増えることを期待したいところです。
まとめ
DIERYA DK81Eは、手頃な価格帯ながら上位クラスの構造と心地よい打鍵感を両立した、完成度の高いゲーミングキーボードです。
ガスケットマウント構造による柔らかな押下感、ホットスワップ対応の自由度、そしてボリュームノブという実用的なアクセント。
そのすべてが、デスクで過ごす時間を少し豊かに変えてくれます。
作業にもゲームにも心地よく寄り添い、キーを叩くたびに「打つ楽しさ」を感じさせてくれる。
75%という絶妙なサイズは、省スペースと操作性のバランスをとりながら、どんな環境にも馴染みます。
もちろん、英語配列やソフトウェアの不安定さなど、改善点も存在しますが、それ以上に得られる満足感が大きい製品です。
初めてメカニカルキーボードを選ぶ人にも、すでに複数台を使い分ける愛好家にも勧められる一本。
白い筐体と柔らかなRGBの光が夜のデスクを照らすたび、ふと心が整う感覚があります。
DIERYA DK81Eは、単なる入力機器ではなく、“日常のリズムをつくる相棒”のような存在として、確かな存在感を放つキーボードだと感じました。
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DIERYA DK81E 75%カスタム配列 ホットスワップ対応 ゲーミングキーボード
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。