どうも、Soranekoです。
最初にこのキャプチャカードを手にしたとき、驚いたのはそのサイズ感でした。
手のひらにすっぽり収まるほどのコンパクトさなのに、見た目以上にしっかりとした造りで、白を基調としたデザインが清潔感を感じさせます。
ケーブルを挿し込む瞬間、軽く光るインジケーターが柔らかく点灯し、それだけで何か始まるような期待が生まれました。
これまでキャプチャデバイスといえば設定が煩雑だったり、ドライバの導入が必要だったりと、少し構える部分があったのですが、Neo は本当にシンプルでした。
USB を繋ぐだけで映像が映る、その感覚はまるでスマートフォンを充電するくらいの手軽さで、すぐに「録る」という行動に移れるのが嬉しかったです。
同じように手軽に使える Elgato Game Capture Neo の詳細はこちらから。
→Elgato Game Capture Neo キャプチャカード 10GBV9901
特に印象的だったのは、4K60 HDR のパススルー映像の美しさです。
HDR による明暗の深みがしっかりと出ていて、ゲーム画面の光と影がそのまま目の前に広がるような感覚がありました。
一方で、キャプチャされる映像は 1080p60。
数字だけを見れば控えめかもしれませんが、実際に再生してみるとその滑らかさと安定感に驚かされます。
色のにじみも少なく、長時間の録画でも熱による不安定さをほとんど感じませんでした。
OBS との連携もスムーズで、ソフトを立ち上げるとすぐに認識され、シーンの切り替えや音声設定も迷うことなく行えました。
初めてのキャプチャ環境を整えるときの、あの小さな不安をひとつずつ取り除いてくれるような安心感がありました。
デバイスを選ぶとき、「手軽さ」と「品質」のどちらを取るかで悩むことが多いですが、この Neo はその中間でちょうどいいところに落ち着いているように感じます。
特別な準備もいらず、接続するだけで映る。
そして映像の遅延がほとんどない。
そんな当たり前のようでいて難しいことを、自然に実現しているところがこの製品の魅力だと思いました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
Elgato Game Capture Neo キャプチャカード 10GBV9901
Elgato Game Capture Neo キャプチャカード 10GBV9901
レビュー良かった点
この製品で特に良いと感じたのは、全体を通して「手間のなさ」と「映像の安定感」が両立していることでした。
USB ケーブルを挿し込むだけで自動的に認識され、ソフトウェア側で特別な設定を加えなくても映像が表示される。
録画ボタンを押すだけで、遅延のない 1080p60 の映像が滑らかに保存される。
こうした一連の流れが驚くほど自然で、まるで機械を使っている感覚を忘れてしまうほどでした。
映像の色味も非常にナチュラルで、HDR パススルーによって明るい部分の階調がしっかり残り、暗部も沈み込みすぎない。
テレビやモニターの前に座ってプレイすると、いつも通りの画面が映るのに、その裏側では静かに録画が進んでいるという安心感があります。
これまで他のキャプチャカードで感じていたような微妙な遅延や、映像のカクつきもほとんどなく、プレイ体験を損なうことがありません。
熱対策もよく考えられていて、長時間使用しても本体がほんのり温かくなる程度で、触っていても安心できる温度感です。
素材の質感も滑らかで、デスクに置いても周囲と調和するデザインは、まさに “Neo” の名にふさわしい印象でした。
OBS との相性も抜群で、配信設定をしているときも映像が途切れず、音声のズレもありません。
QuickTime で試したときも同様で、Mac での動作も非常に安定していました。
また、iPad での動作を確認できた点も印象的でした。
最近ではモバイル配信の需要が増えていますが、この小さなデバイスひとつで、iPad に直接映像を取り込みながら配信できるという自由度は新鮮です。
さらに、Elgato 製品らしい細やかな配慮も随所に感じられました。
インジケーターランプの光が柔らかく、動作状況をさりげなく知らせてくれる。
ケーブルの差込口がわずかに傾斜していて、接続しやすい角度になっている。
細部にそうした“気づかい”のような設計が施されていて、使うほどに心地よさが積み重なっていく感覚がありました。
何より、4K60 HDR パススルーの映像のまま、ゲームを快適に楽しめるという点は大きな魅力です。
高画質プレイをそのまま残したい方は、Elgato Game Capture Neo の製品ページをチェックしてみてください。
→Elgato Game Capture Neo キャプチャカード 10GBV9901
モニター上で見ている映像の遅延がないため、アクションゲームでも違和感を感じず、録画中という意識すら忘れてしまうほどスムーズです。
使い込むほどに「ちょうどいい」と感じる、そんなバランスの取れた一台でした。
レビュー気になった点
この製品をしばらく使ってみて、気になる点がまったくないわけではありませんでした。
まず最初に感じたのは、「録画は1080p60まで」という点です。
4K60 HDR の映像をパススルーできるのに対し、録画できるのはフルHDまでというのは少し惜しい気がしました。
もちろん、1080p60 の映像自体は十分に美しく、SNS や配信プラットフォームでは問題のない解像度ですが、4K で保存したい場合には物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
また、録画時に HDR 映像が SDR に変換される点も、明暗差の強い映像を扱う際には若干のトーン変化が見られました。
色彩の再現は丁寧ですが、HDR ゲームの特有の光の深みをそのまま残すのは難しいように感じます。
もうひとつは、アナログ音声入力がない点です。
HDMI 経由での音声には対応しているものの、別マイクの音声や環境音を同時に取り込みたい場合は、ソフトウェア側での設定が必要になります。
ゲーム音とマイク音を別々に扱いたいユーザーには、少し工夫が求められる部分です。
また、USB ハブ経由では安定性が落ちることがあり、できる限り直接ポートに接続した方が良いと感じました。
これは製品特性上の問題ではありますが、配線の都合でハブを使う人にとっては少し不便かもしれません。
さらに、超高フレームレート(120fps 以上)の映像を扱う環境では制限があり、最新の 144Hz モニターなどでのゲームプレイを録画したい場合には、フレーム落ちが起こる可能性もあります。
こうした点は上位機種の HD60 X や 4K X などで補えるものの、Neo 単体ではミドルレンジ向けという印象です。
デザイン面では美しくまとまっていますが、本体が軽いためケーブルのテンションによってはやや動きやすく、設置場所によっては固定が必要な場合もありました。
小型であることが魅力である一方で、デスク上で安定させるための滑り止めがもう少し強ければ嬉しいと感じます。
それでも全体としては完成度が高く、これらの点も「惜しい」と感じる程度で、実際の使用に大きな支障が出るものではありません。
あくまでより高みを目指す際の小さな希望として受け取れる範囲でした。
まとめ
Elgato Game Capture Neo は、キャプチャカードというジャンルの中で、“ちょうどいい”という言葉がぴったりの存在でした。
設置も設定も簡単で、映像は安定し、遅延がなく、見たままの感動をそのまま録画できる。
小さな筐体の中に、Elgato が培ってきた技術と使いやすさがぎゅっと詰まっているように感じます。
確かに、4K 録画に対応していないことや、音声入力の自由度などで気になる部分もありましたが、それらを差し引いても「気軽に始められる安心感」と「確かな品質」を両立している点は大きな魅力です。
デザインもシンプルで、どんな環境にも馴染む。
日常の中に自然と溶け込むような、そんな存在感が心地よく、使うたびに小さな満足感を与えてくれます。
配信を始めてみたい人、録画をもっとスムーズにしたい人にとって、最初の一歩を穏やかに支えてくれる製品だと感じました。
Neo という名前が示すように、これからの新しいスタイルを静かに形にしているような一台でした。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
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Elgato Game Capture Neo キャプチャカード 10GBV9901
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。