どうも、Soranekoです。
初めてASUS ROG Xbox Ally Xを手にしたとき、まず感じたのは「本当にこれが持ち運べるゲーミングPCなのか」という驚きでした。
外観はコンパクトでありながら、全体に詰まった質感と剛性感が強く、手に持つとしっかりとした重みが伝わってきます。
その715gという数字は、見た目以上に軽やかに感じられ、両手で包み込むように持つと自然に馴染みました。
7インチのフルHDディスプレイは明るく発色が豊かで、映像を映した瞬間に目を奪われます。
特に120Hzのリフレッシュレートが生み出す滑らかさは、キャラクターの動きやカメラの回転、細かなエフェクトまでも自然に感じられるほどでした。
小さな画面に詰め込まれた情報量は多いのに、決して窮屈さを覚えないのは解像度とコントラストのバランスが良いからだと思います。
起動してすぐ感じたのは、Ryzen AI Z2 Extremeの力強さです。
動作が驚くほどスムーズで、ソフトの切り替えやゲームのロードも待ち時間がほとんどありません。
内部の冷却システムがしっかりと効いているのか、長時間のプレイでも手のひらに伝わる温かさが控えめで、ファンの音も静かでした。
特に印象に残ったのは、静音モードに切り替えた際の落ち着いた動作感。
カフェのような静かな場所でも周囲を気にせず楽しめる点がうれしく、PCとしての配慮が行き届いていると感じました。
そして何より、Windows 11が搭載されているという安心感がありました。
普段使い慣れた環境でありながら、操作感はゲーム機のようにシンプルで、タッチ操作も軽快です。
デスクトップモードとゲームモードを切り替えながら使っていくと、「このサイズでここまでできるのか」という感動が積み重なっていきました。
1TBのSSDは余裕があり、複数の大型ゲームをインストールしても空き容量に心配がありません。
どの場面でもストレスを感じない、そんな快適さが印象に残りました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
簡単レビューを読まず飛ばしたいせっかちな人はこちらから↓
ASUS ROG Xbox Ally X ゲーミングPC RC73XA-Z2E24G1T
ASUS ROG Xbox Ally X ゲーミングPC RC73XA-Z2E24G1T
レビュー良かった点
ASUS ROG Xbox Ally Xの良さを語るとき、まず挙げたいのは「性能と静けさの両立」です。
Ryzen AI Z2 Extremeの処理速度は、まるで据え置きPCをそのまま縮小したかのような余裕を感じさせます。
ゲームを起動したときの立ち上がりの速さや、グラフィックの描画の滑らかさ、そして複数のアプリを開いても動作が鈍らない安定感が心強いです。
24GBという大容量メモリが効いており、映像処理やAI補助機能を使ったタイトルでもスムーズに動きました。
また、ディスプレイの美しさは特筆すべきです。
7インチというサイズながら解像度が高く、120Hzの高リフレッシュレートが生む映像のキレは、動きのあるゲームほど違いを感じます。
細かな陰影の表現やキャラクターの質感、背景の遠景の奥行きなどが豊かで、視線を動かすたびに世界が広がっていくようでした。
輝度が高く、屋内でも屋外でも視認性に優れており、映り込みが少ない点も快適です。
操作面では、ボタン配置やグリップ形状のバランスが絶妙でした。
手に自然にフィットし、指の動きに合わせてスティックやトリガーを操作できる感覚が心地よいです。
長時間のプレイでも疲れにくく、滑りにくい素材が採用されているおかげで安定感があります。
ハプティクスの振動が繊細に反応し、シューティングやアクションの臨場感を高めてくれるのも魅力的でした。
そして、Windows 11による拡張性の広さも見逃せません。
通常のPCとして使うことができるため、仕事や動画視聴、ストリーミング配信などにも活用できます。
USB4やmicroSDカードスロットなど拡張性が高く、必要に応じて外部ディスプレイやストレージを接続できる点も便利です。
加えて、音の表現力も印象的でした。
スピーカーの音がクリアで、低音から高音まで自然に広がります。
イヤホンを使わずともゲームの世界に没入でき、効果音やBGMが空間的に響く感覚があります。
特にアクション系のゲームでは、音の方向性がしっかりしていて、臨場感が一段と高まりました。
最後に感じたのは、ポータブル機でありながら安心して「PCらしい作業」もできるという点です。
ウェブブラウジングやテキスト入力、クラウドアクセスなども問題なくこなせ、単なるゲーム機の枠を超えています。
リビングでくつろぎながら使ってもよし、出先でサッと広げて作業するもよし。
この柔軟さが、他のどの携帯ゲーム機にもない強みだと感じました。
レビュー気になった点
優れた製品である一方で、ASUS ROG Xbox Ally Xにはいくつかの気になる点もありました。
まず感じたのは、性能の高さゆえの発熱です。
長時間のプレイを続けると、本体の背面中央あたりに少し熱がこもる感触があります。
手に持つ部分は十分冷えていますが、夏場などでは熱気が気になることがありました。
冷却システムがしっかりしている分、ファンが回る音がわずかに聞こえる場面もあります。
静かな場所で使う場合には、もう少し静音性が高ければ嬉しいと思いました。
次に、バッテリーの持続時間です。
カタログ上では22時間を超える駆動時間が記載されていますが、実際のゲームプレイではそこまで持ちません。
負荷の高い3Dタイトルを遊ぶと、設定次第では4〜5時間ほどでバッテリーが減ってしまうこともあります。
もちろん、軽作業や動画再生では長く使えますが、「携帯機として一日中プレイできる」という感覚ではありません。
持ち運んで使う場合は、モバイルバッテリーや充電環境を確保しておく方が安心です。
重量に関しても、715gという数値は携帯機としては軽い部類ですが、長時間の手持ちプレイでは少しずっしりと感じる場面もあります。
特にベッドやソファで仰向けになって使うと、手首に負担がかかることがありました。
スタンドやクレードルを併用すれば解決できますが、気軽に持って使うには少し工夫が必要です。
また、Windows 11という自由度の高さは魅力でもありますが、初期設定や最適化には少し手間がかかります。
デスクトップ操作に慣れていない人には、最初の数時間が少し戸惑うかもしれません。
ゲームモードと通常モードの切り替えを理解しておくと使いやすくなりますが、説明がもう少し分かりやすければ嬉しいと思いました。
価格についても、人によってはハードルに感じるかもしれません。
20万円前後という価格帯は、ノートPCや据え置き機の上位モデルにも届く水準です。
性能を考えれば納得の範囲ですが、気軽に買える金額ではないため、購入前にしっかり目的を考えることが大切だと感じました。
最後にもう一点挙げるとすれば、操作時のソフトウェア面での最適化です。
アプリケーションによっては画面サイズが自動で調整されない場合があり、細かな設定を手動で行う必要がありました。
これはWindows携帯機全般に共通する課題ですが、将来的なアップデートでより直感的に使えるようになることを期待しています。
まとめ
ASUS ROG Xbox Ally Xは、「ポータブルPCでここまでできるのか」という驚きを与えてくれる一台でした。
高性能なRyzen AI Z2 Extremeと24GBメモリの組み合わせは頼もしく、7インチの120Hzディスプレイが映し出す映像はどの瞬間も美しく鮮明です。
どこでも持ち歩けて、据え置き機に匹敵するゲーム体験を楽しめることが、この製品の最大の魅力だと感じました。
もちろん完璧ではありませんが、発熱やバッテリー持ちなどの課題を差し引いても、手の中にこれだけの性能を収めたという事実には感動があります。
静かな動作音、安定した冷却、そして心地よいグリップ感。
どれも日常の中で使い続けたくなる要素でした。
何より、この機種を手にして感じたのは、「自由に遊ぶ時間が広がる」ということです。
リビングでも、旅先でも、ソファでくつろぎながらでも、好きなタイトルを思いのままにプレイできる。
そんな贅沢を叶えてくれる存在です。
携帯機という枠を超え、ゲームも作業も楽しめる“パーソナル・ゲーミングデバイス”として、日常に新しい刺激を与えてくれます。
ASUS ROG Xbox Ally Xに触れていると、少し未来のゲームの形を覗いているような、そんなわくわくした気持ちになりました。
商品が気になったという方は、下記のリンクからストアページに飛んでみて下さいね。
商品購入はこちらから↓
ASUS ROG Xbox Ally X ゲーミングPC RC73XA-Z2E24G1T
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。