どうも、Soranekoです。
初めてCherry K5 Pro メカニカルキーボードに触れたとき、静かに灯るRGBの光と白いキーキャップの組み合わせが、想像以上に優しい印象を与えてくれました。
キーボードというと黒やシルバーの印象が強かったのですが、このホワイトモデルは光の当たり方によって少しずつ表情が変わり、机に置くだけで気持ちが整うような不思議な魅力がありました。
手を伸ばしてキーを押すと、マグネットスイッチ特有の滑らかで吸い付くような反応が伝わり、これまで感じてきた「カチッ」としたクリック感とはまったく異なる心地よさに驚きました。
どのキーを押しても均一で、まるで空気の層の上を指先がすべっているような軽さがあり、それでいて入力ミスを起こしにくい確かな反発もあります。
文字を打つというより、指先が考えをそのまま形にしてくれるような感覚で、自然と姿勢が正され、打鍵音にも落ち着きがありました。
RGBライトは華美すぎず、光の強さを抑えることで作業環境になじむよう調整できる点も印象的でした。
夜の静けさの中、柔らかな光がデスクに広がり、タイピングのたびに指先がその光をすくうように動く感覚が心地よく、いつのまにか時間を忘れてしまうほどでした。
Cherryの技術らしく細部の仕上げも繊細で、キーのエッジは滑らかに処理され、指が引っかかることもありません。
長時間使用しても疲れにくく、マグネットスイッチによる感度調整を好みに合わせることで、仕事でも趣味でも快適な環境を作れるという安心感があります。
外観と打鍵感のバランスがとても良く、見た目の清潔感が日々の作業を少し特別なものに変えてくれるような印象を受けました。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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K5 PRO TMR マグネット式 ホットスワップ対応 キーボード
K5 PRO TMR マグネット式 ホットスワップ対応 キーボード
レビュー良かった点
このキーボードのいちばんの魅力は、マグネットスイッチによる感度調整がもたらす自由度だと感じました。
キーをどのくらい押し込んだときに反応させるかを細かく設定できるため、自分の指の動きやタイピングの癖に合わせて微調整ができます。
軽く触れるだけで入力できる設定にすると、指先のわずかな動きがすぐに反応し、まるで思考と打鍵が同時に進むような感覚になります。
逆にしっかりと押し込む感覚を重視したいときは、アクチュエーションポイントを深めに設定することで、安定感のある打鍵感が得られます。
この調整の幅が広く、まるで楽器の音色を調整するように自分の好みを探していく過程がとても楽しいものでした。
さらに、キーの反応速度も速く、入力遅延を感じることがほとんどありません。
リポーリングレートやスキャンレートの高さも影響しているのか、キー入力の反応が自然で、特にゲームや高速タイピングの場面で快適さを実感しました。
RGBバックライトの表現も優しく、過度に派手すぎないところが好印象です。
白いキーキャップに光が反射して、淡いグラデーションが広がるように見える瞬間はとても美しく、部屋の明かりを落として作業するとその静かな輝きが心を落ち着かせてくれます。
デザイン全体はシンプルでありながら、細部には丁寧さを感じます。
キーの表面はややマットで、指が滑りすぎず適度なグリップ感があります。
長時間の入力でも疲労が少なく、キーの高さや間隔が絶妙に計算されているため、タイピング中に手首が不自然に曲がることがありません。
ホワイトモデル特有の清潔感も魅力で、どんなデスク環境にも調和しやすい点も嬉しいところでした。
また、ホットスワップ対応という点も便利で、もし将来的にキーの感触を変えたくなったときにも柔軟に対応できます。
こうした設計の自由度が、長く使い続けたいと思える安心感に繋がっているように思いました。
全体として、打鍵の静けさと精密さ、そして光と質感の調和が見事に融合した一台で、使うたびに「もう少し触っていたい」と思える心地よさがありました。
レビュー気になった点
一方で、Cherry K5 Proを使っていて少し気になった点もいくつかありました。
まず、マグネットスイッチの感度調整機能は非常に魅力的なのですが、設定の幅が広い分、最初のうちは自分に合ったポイントを見つけるのに時間がかかる印象がありました。
あまりに浅く設定すると、軽く触れただけで入力されてしまい、誤入力が増えることもありました。
逆に深く設定しすぎると、せっかくの軽快な打鍵感が損なわれるため、そのバランスを探る過程に少し試行錯誤が必要です。
また、ホワイトモデルゆえに指の油分や埃が目立ちやすく、使用後は柔らかい布で軽く拭く手間が欠かせません。
これは美しい外観を維持するために避けられない部分ではありますが、少し気を使うポイントだと感じました。
さらに、キー配列が65%サイズに近いコンパクトタイプであるため、テンキーをよく使う作業では不便を感じる人もいるかもしれません。
特に数字入力の多い業務や会計処理などには向かない印象があります。
キーキャップの印字も控えめなデザインで、照明の明るさによっては視認性がやや下がることもありました。
RGBライトの色味は美しいものの、発光設定を細かくカスタマイズする際にソフトウェアが少しわかりにくく、慣れるまで時間がかかります。
公式の設定ツールが日本語化されていない場合もあり、初期設定を進める際には少し戸惑いました。
USBケーブルは取り外し可能ですが、接続部分がしっかりしているため抜き差しにやや力が必要で、頻繁に持ち運ぶ用途には少し不向きかもしれません。
また、マグネットスイッチ特有の「クリック感のなさ」は、従来のメカニカルキーボードに慣れている人にとって物足りなく感じる可能性があります。
静かなタイピングを求める人には理想的ですが、「打つ快感」を重視する人には好みが分かれる部分かもしれません。
こうした点を考えると、この製品は一度設定をしっかり行い、自分の手に合わせてカスタマイズしてから使うことで真価を発揮するタイプのキーボードだと感じました。
まとめ
Cherry K5 Pro メカニカルキーボードをしばらく使ってみて感じたのは、「静かな存在感」という言葉がよく似合う製品だということでした。
マグネットスイッチの滑らかな反応と、ホワイトボディに映える柔らかな光が、日々の作業を少しだけ特別な時間に変えてくれます。
最初は新しい感触に戸惑う瞬間もありましたが、使い続けるうちに自然と指が馴染み、打つたびに心地よさを感じるようになりました。
キーを押すたびにわずかに感じる磁力の反発が、まるで呼吸を整えるように作業のリズムを生み出してくれます。
見た目の美しさに惹かれる人も多いと思いますが、このキーボードの魅力はそれだけではありません。
静音性の高さ、感度調整の自由度、そして使う人の手に合わせて変化していく柔軟さが、長く愛用したくなる理由だと思いました。
気になる点はいくつかありましたが、それを補って余りある快適さがあります。
使い慣れるほどに自分仕様に育っていく感覚があり、打鍵するたびに小さな満足感が積み重なっていくようでした。
静かで美しいデザインと確かな技術が調和したこのキーボードは、日常の作業に穏やかな集中をもたらしてくれる存在だと感じます。
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皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。