どうも、Soranekoです。
ASUS ROG Strix G16 G614PMを使い始めたとき、まず目に入るのは16インチ・2,560×1,600という広くて明瞭な画面で、一般的なフルHDのノートPCと比べると情報の見渡しやすさがひとつ上の層にあると感じられた。
特に複数のウィンドウを並べて作業する場面では画面の余裕がはっきりと分かり、普段から動画編集や写真の確認を行う際にも細部が潰れず確認しやすいという印象があった。
240Hzのリフレッシュレートはゲームの動きだけでなくスクロールやカーソルの追従といった日常の操作にも滑らかさをもたらし、視線の移動が自然になることで作業が静かに整っていくような心地良さがある。
キーボードは軽い押下感で、RGBイルミネーションは過度に主張しない光り方のため、暗めの環境でも手元の位置が分かりやすく、長時間作業しても負担が少ない感触があった。
Ryzen 9 8940HXは16コア・32スレッドという構成だけあって、複数アプリを開いたまま重い処理をしても動作の不安定さが目立ちにくく、バックグラウンドの処理が多くても前面の作業を邪魔しない安定感がある。
RTX 5060はシリーズの中では中堅の位置付けだが、解像度を必要以上に高くしなければ最新のゲームでも十分に動いてくれるうえ、動画の書き出し作業やAIによる画像処理などでも待ち時間が大きく伸びることはなく、普段使ううえでバランスの良い性能だと感じられた。
ファンの回転音は負荷をかけると増えるものの、不規則な音ではなく一定の強さで安定しているため集中を途切れさせるようなクセが少ない点も扱いやすい。
筐体の大きさや重量は携帯する頻度が多い人には重く感じられるものの、据え置きで使う前提なら内部の余裕がそのまま動作の安定につながり、日常の作業もゲームもひとつの環境でできる点に安心感がある。
実際に触れていると、全体として無理に力を入れずとも目的の作業に自然に向かえる落ち着いたバランスの良さを感じる一台だった。
では、ここからは簡単に商品レビューに入っていきたいと思います。
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ASUS ROG Strix G16 “G614PM” 16インチ 240Hz ゲーミングノートPC G614PM-R9R5060G
目次
ASUS ROG Strix G16 “G614PM” 16インチ 240Hz ゲーミングノートPC G614PM-R9R5060G
レビュー良かった点
ASUS ROG Strix G16 G614PMで良いと感じた部分としてまず挙げられるのは、ディスプレイの質の高さで、2,560×1,600の細やかさと240Hzの滑らかさがどちらも作業やプレイの体験を底上げしてくれる点だった。
細かな文字やUIが読みやすく、発色も過度な鮮やかさではなく自然寄りのため、長い時間見続けても目が疲れにくい印象がある。
明るさも十分に確保されており、室内の照明環境が変わっても作業が途切れない。
スクロールの滑らかさは240Hzならではで、特にブラウジング時や動画編集ソフトのタイムライン操作など、細かな確認が必要な動作でも残像が少なく、視線を動かす際の負荷が小さい。
CPUのRyzen 9 8940HXは、マルチタスクが当たり前になっている現在のPC利用環境にしっかりと応えてくれる存在で、重いソフトを複数開いた状態でも操作の遅延が生まれにくい点が非常に扱いやすかった。
ファイルの展開や変換処理もスムーズで、思い立ってすぐ次の作業に移れる機敏さがある。
GPUのRTX 5060は消費電力のバランスが良く、過剰な熱を抱え込みすぎないわりに処理性能をしっかり保っており、動画編集や3D処理でも安定した速度で動いてくれた。
ゲームに関しても、設定を調整すれば高品質な描画を楽しめる場面が多く、プレイ中のフレームレートも安定しやすい。
メモリ32GBとSSD 1TBの構成は、ヘビーな用途でも容量や速度面で不安を覚えにくく、大量の素材ファイルを扱う場面でも余裕がある。
特にSSDの読み書きが速いため、アプリケーションの起動やゲームのロード時間が短く、待つ時間が少ないことが使い心地の向上につながっている。
キーボードは押し込みが浅すぎず深すぎず、キーごとの反応も均一で、作業やゲームのどちらでも扱いやすい。
RGBの光り方は視認性を高めながらも控えめで、主張が強すぎない点が落ち着いた印象を残している。
冷却機構については、負荷が高まるとファンが力強く回るものの、風の流れが一定で不規則な音が出にくいため、長時間の作業中でも音のせいで集中が途切れるようなことが少なかった。
筐体の剛性も高く、天板やパームレストにたわみが出にくいことで安心して操作できる。
LANポートやUSBの充実した構成も便利で、外部ストレージやディスプレイを複数接続しても干渉が起きにくく、ケーブル類をすっきり扱える点が日々の使い勝手を整えてくれる。
総じて、必要な性能をしっかり備えつつ操作感や安定感のバランスが良く、作業環境を自然に支えてくれる部分が多かった。
レビュー気になった点
ASUS ROG Strix G16 G614PMを使っていて少し気になった部分としては、まず本体の重量が約2.5kgある点が挙げられる。
性能を考えると納得できる重さではあるものの、持ち運びを中心に使いたい場合には負担を感じる場面がある。
バッグへの収まり自体は問題ないが、駅や建物を移動しながら長い時間持ち歩く用途には向いていない印象があった。
また筐体の厚みもややしっかりしているため、薄型ノートに慣れている場合は取り回しに違和感が生まれる可能性がある。
バッテリーについては、軽い作業であればある程度持つものの、高負荷の処理や高リフレッシュレートのまま利用すると消費が速く、電源に接続して使う時間が自然と長くなる。
スペック上で駆動時間が明確に示されていない点も含め、屋外で長時間連続して利用するにはやや不安が残る部分があった。
GPUメモリが8GBという点は、多くのゲームや作業では問題ないが、最新の重いタイトルで画質設定を上げようとすると余裕が少なくなる場面があり、今後のタイトルを見据えた場合に設定の調整が必要になる可能性がある。
動画編集やAI処理でも、複雑な素材を扱う際にはメモリの使用量が高まりやすく、作業内容によっては少し工夫が必要だと感じることがあった。
冷却面では、負荷が高い場面でファンの音が大きくなることがあり、静かな環境で作業する場合には少し気になる場面がある。
ただし音質自体は安定しているものの、完全に静音を求める利用スタイルとは相性が分かれる可能性がある。
Type-Cポートが複数備わっている一方で、給電が専用の電源ジャックのみという点も、USB-Cで統一した環境を使いたい場合にはやや惜しい部分だと感じられた。
出先で軽い作業をするだけでもACアダプターが必要になるため、荷物の量が増えてしまうことがある。
キーボードについては全体として使いやすいが、キーごとのストロークが均一な分、個性を感じにくいという見方もでき、もう少し打鍵に変化があると作業のリズムがより取りやすい場面もあると感じた。
タッチパッドは十分な広さと反応性があるものの、クリックの感触がやや硬めに感じられる場面があり、軽いタッチで操作したい場合には好みによって評価が分かれるかもしれない。
全体として大きな欠点というよりも、使い方によって好みが分かれる部分がいくつかある印象だった。
まとめ
ASUS ROG Strix G16 G614PMは、16インチの大きな画面とバランスに優れたCPU・GPU構成により、さまざまな用途を一台でこなせる頼もしさを感じさせるモデルだった。
性能面では日常作業からゲーム、動画編集まで幅広く対応でき、操作の安定感も高い。
画面の見やすさと240Hzの滑らかな視認性は作業のテンポを整えてくれ、キーボードの扱いやすさと相まって長い時間使っていてもまとまりの良さを感じられた。
一方で重量やバッテリーの面では据え置き中心の使用に向く性質があり、持ち運びを重視する用途とはやや方向性が異なるように思えた。
冷却時の音や給電方式についても、使い方によっては少し調整や工夫が必要になる場面がある。
それでも、普段から自宅や決まった場所で腰を据えて作業したい人にとっては、性能と操作感が自然に手元の環境を支えてくれる扱いやすい一台であり、作業やゲームを分けずに一つのPCでまとめたい場合には特に相性が良いと感じられた。
静かな安定感を求める人にとって、日々の支えとなる機種だと思う。
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ASUS ROG Strix G16 “G614PM” 16インチ 240Hz ゲーミングノートPC G614PM-R9R5060G
皆様の生活が少しでも豊かになりますように。
では、また次回の更新でお会いしましょう。